FPやコンサルタントはセミナーで何を提供するか? | エスクローおじさんのブログ

FPやコンサルタントはセミナーで何を提供するか?

日本FP協会の会員向け月刊誌『FPジャーナル』1月号に、『FP実践スキルシリーズ~情報を力に。第6回』というコーナーがあり「プロがやるべき情報整理」という特集を組んでいます。


セミナー講師や情報提供を業務としているFPやコンサルタントに大変役立つ内容ですので紹介しておきます。著者は、㈱メディアフォーラム社長の佐々木直彦氏。


情報発信する仕事では、「自分にしかない情報」でなければ価値がない。


情報には、「だれもが持っている情報」「調べればわかる情報」があるが、その価値は低い。価値が高い情報とは「その人しか持っていない情報」である。これを発信できない人のセミナーは価値は低い。


ただし、その人しか知らない情報というものは、そうそう誰もが持っているものではあない。


そういうことではなく、得た情報を自分の考えに即して加工し、その人なりの付加価値を付けた情報が重要である。


最近、セミナーを担当したり人のセミナーを聴いて思うのが、まさにこのことです。


例えば、税制改正があるということになると、セミナ-でその内容を詳しく説明する講師が多いのですが、そんなことは「調べればわかる情報」です。


知りたいのは、その税制改正でどのような影響がどの部門に発生するか?それに対して我々がどのような提案をしなければならないか?ということです。


なかなかそのような有意義なセミナーは少ないですね。


翻って自分のセミナーはどうなのか?「調べればわかる情報」ではなく、「自分なりに咀嚼して加工した情報」を提供しようと心掛けています。


ときとして、それは暴論になることもありますが、意外にその方が聴講者の方の評価が高いのです。


FPやコンサルタントは、是非「自分なりに加工した情報」を提供していただきたいと思います。


私のセミナーを聴講にいらっしゃる同業他社の方も多いようですが、是非とも話の内容をそのまま利用するのではなく、自分で加工して、一層お客様のためになるような情報にしてご利用いただきたいと思います。