オープンイノベーションとチーム力(リアルで人集め「共創」) | 日経ほぼ朝コメント

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林千晶さんがロフトワークを立ち上げたのは2000年。

ウェブページや空間のデザインから、

伝統工芸の普及や林業の復興など

幅広いプロジェクトをこなす。

 

コンサルティング会社との違いは

オープンイノベーションを武器とするところ。

 

事業や新たな製品を作るプロセスの中で、

自社のネットワークに参加するクリエーターだけでなく

顧客にも参加してもらう。

 

「予想して狙いにいくイノベーションは

今の時代難しい。

企業も使い手も同じ船に乗って答えを探すのが

イノベーションへの近道だ」

と林さんは話す。

 

 

ロフトワークでやりたいことは

「個人や企業、行政が同じプレーヤーとして

発信する力を取り込むこと」。

 

きっかけは起業した当時

普及しはじめたインターネット。

ネット上ではどんな個人も企業も

同じ情報発信の力がある。

 

「みんなで一緒に」という仕事のやり方を

デザインしようと考えた。

 

 

ただ、起業してすぐにつまずいた。

賛同者を広げようとしても

「何を元手にもうけるんだ」など

多くの人に反対された。

 

資金繰りにもがくなか

投資家の伊藤譲一氏

(現マサチューセッツ工科大学(MIT)

メディアラボ所長)を訪れた時、

起業の趣旨を理解してもらい

1000万円の出資を得た。

 

「寄付してあげるつもりで出した」

と後から言われた。

出資してもらう厳しさを実感していただけに奮起。

起業2年で赤字を脱出し、以降は黒字を続ける。

 

 

大きな転機は12年に開いた「FabCafe」。

3Dプリンターなど最新のものづくりの設備を

備えたカフェだ。

今では1店舗で1億円を売り上げ

世界で8店舗を展開。

 

 

「若い人が来て気軽に3Dプリンターなどに

触って、何ができるか想像する。

そういうことができる環境がものづくりに重要。

リアルで人が集まって『共創』する場所ができた」

 

2万5000人のクリエーターが参加する

ネットワークも生まれ、岐阜県飛騨市での

林業支援など様々な企画が動いている。

 

「女性は『私、これやりたい』を

見つけた時のパワーがすごい。

やりたいことをやり続けることが大事」

 

今後も堅実に

「人を元気にする企業」の実現に向けて

ものづくりのデザインを進化させていく。

 

(17日 日経)

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新しい視点で周囲を巻き込みながら

大きな力に変えていく・・

 

その柔軟な発想や行動力は見習いたいですね。

 

 

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