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『ヘリコプターマネー①』三橋貴明 AJER2016.8.23
https://youtu.be/1UzK-Gn-vpU
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夕刊フジで短期集中連載「断末魔の中韓経済」を連載中です!
【断末魔の中韓経済】韓国としては正解だが、あまりに“恥知らず”な日韓通貨スワップ要請
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160831/frn1608311550002-n1.htm
チャンネル桜「Front Japan桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】三橋貴明の経済の話[桜H28/8/31]
https://youtu.be/o1YPuDRUeoc
http://www.nicovideo.jp/watch/1472627332
※テーマは「高清水さんに経済をレクチャーしよう!」だったのですが、ディレクターに没を喰らい、「経済の話」になりました。
久々に渡邊哲也氏と飲みました!
台風10号(ライオンロック)は8月19日に関東の南東海上で発生。南西に向かい、沖縄の南海上でUターン。再び、日本列島に上陸し、観測史上初めて東北太平洋岸に上陸し、巨大な爪痕を残し、温帯低気圧に変わりました。
コースもさることながら、北緯30度より北で発生した台風としては、記録的な長寿だったようです。
『台風10号 死者11人、不明5人 岩手と北海道
http://mainichi.jp/articles/20160901/k00/00m/040/136000c
大型の台風10号は30日に岩手県に上陸した後、日本海に抜け、31日午前0時に温帯低気圧に変わった。国土交通省の31日午後3時現在のまとめでは、北海道や岩手県など10水系20河川で家屋浸水などの被害が発生し、北海道の3水系3河川で堤防決壊が起きた。岩手県や県警によると、岩泉町の小本(おもと)川が氾濫し、同町乙茂地区にある高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で入所者の高齢者9人が意識不明の状態で見つかり、全員の死亡が確認された。さらに、小本川の川岸で男性1人、同町に隣接する久慈市でも女性1人が死亡。また、岩泉町内で2人が小本川の洪水で行方不明になっている。このほか、北海道では清水、大樹、新得各町でそれぞれ男性1人が行方不明になっている。(後略) 』
本日は、防災の日です。
防災の日とは、
「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」
日のことですが、国民が自然災害に対する心構えをしようがしまいが、容赦なく自然災害はやってきます。
我が国は防災の日があろうがなかろうが、常に「台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め」なければ、生きていけない国土なのです。
今回の「ライオンロック」や先日の台風9号、台風11号と、立て続けに台風が襲来した日本ですが、非常に特徴的だと思ったのは、洪水被害にあった方が、、
「こんなことは初めてだ」
「こんな洪水が起きるとは思ってもみなかった」
と、テレビのインタビューで一様に応えていたことです。
これまで、氾濫したことがなかった、あるいは「氾濫するなどとは思ってもいなかった」河川に集中的な豪雨が降り、洪水が発生してしまったのです。結果、被害が拡大しました。
今年4月の熊本地震の後に九州を訪れた際に、各地で、
「九州であんな地震が起きるとは思わなかった」
と、経営者さんたちが口を揃えたようにボヤかれたのです。
熊本の被災者の中には、マンションを購入する際に、
「熊本は地震が来ないから地震保険はかけなくても大丈夫です」
と、言われた方もいらっしゃるようです。
確かに、現代に生きるわたくしたちは、九州で大震災が起きたという記憶がありません。とはいえ、九州にも地震を引き起こす断層帯は多々あります。熊本地震を引き起こした布田川断層帯と日奈久断層帯も、地震発生の可能性は「高い方」とされていたのです。
とはいえ、一般の九州の方々は知りませんでした。知らないで、「九州では大きな地震が起きない」と思い込み、熊本地震が発生しました。
本日は、防災の日です。
「ライオンロック」が引き起こした被害を目にし、誰もが「河川の堤防強化など、防災投資が必要だ」と思ったでしょう。問題は、忘れてしまうことです。
被災地は別ですが、悲惨な災害被害をテレビで目にし、一時的に「防災」の重要性を思い出しても、わたくしたち日本国民の多くはすぐに忘れてしまいます。そして、しばらく経つと、
「国の借金で破綻する~っ! 防災だろうが何だろうが、公共投資を削れ~っ!」
と、やり出すわけです。
いい加減にしましょ。忘れないでください。
我が国は、常に防災投資を蓄積していかなければ、国民が生き延びられない国なのです。防災の日に「防災」について考えるのは当然として、日常的に防災を意識し、「国民が安全に暮らせる日」が来るまで、ひたすら投資を蓄積する。
そう考えたとき、我が国で需要(投資は「需要」の一部です)が不足するなどという事態は、本来は起こり得ないということが理解できるのです。防災という需要はあるにも関わらず、単に「見ていない」「目をそらしている」に過ぎないのです。
「防災という需要から目をそらすな!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!
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