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『規制緩和を考える(後編)①』三橋貴明 AJER2013.6.18(1)

http://youtu.be/kpAwByL4wPM

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 7月11日(木) 第11回烏山講演会「世界経済とマスコミの嘘」(会場:東京都)

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_42.html#karasuyama

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 あさ出版「日本大復活の真相 」。発売になりました。


 昨日の麻生財相の発言、


国の借金「刷って返せばいい」=財政ファイナンスを容認?-麻生財務相
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013061700847


 に関する動画が出ていました。(情報提供:沖田総さま)


【2013.06.17松本純政経セミナー2013講演など(麻生太郎副総理、松本純先生) 】
http://www.youtube.com/watch?v=tjeowvqcvTM&feature=youtu.be&t=33m44s


『質問:借金が膨らみ、ギリシャのように財政破綻が起らないか心配です。

麻生財相:仕事しておられる方が多いと思いますんで、貸借対照表、いわゆる貸方借方が分かるというという前提で申し上げる。おカネを借りる。おカネを貸すという人は、必ずバランスします。千億借りてれば、必ず千億貸している人がいる。今、一千億(注:兆の間違いでしょう)借りているのは誰ですかとなると、皆さんですか?  借りているのは政府、政府が借りているのです。それでは反対側に必ず貸している人がいる。どなたが貸しておられるんです? 皆さんがた。いや、私は国債なんか持っていないと、多分、無知丸出しで言われる方がいるんでしょうけれども、皆さん方は失礼ですけれども、横浜銀行等に預金をしておられる。その預金は、銀行側から見れば借金と同じ扱いです。皆さん方の預金は、銀行にとっては借金。銀行は、皆さんから借りた金を、誰かに貸して鞘を採らなければ、銀行という金貸し業は成り立ちませんので。カネを借りてくれる人は、今、企業、民間は借りませんから、デフレで。唯一、借りてくれるのが、政府。金利が確実に返ってくるのも政府。従って、カネを借りているのは政府、貸しているのは皆さん。まずはこれを頭に入れておいてくださいね。皆さん方は債務者ではない、債権者。忘れんで下さいよ。皆さん方が政府にカネを貸しているの。郵便局におカネを預けていても、国債に回っていれば、相手が政府という意味に於いては同じですよ。一番。


 二つ目。ギリシャみたいになると、よく新聞なんかに書いてある。それを読まれて、そのままになっている人も多いんでしょうが、忘れんで下さいよ。日本は、日本の国債は自分の国の通貨でやっているの。世界194カ国ありますが、自国の通貨だけで国債を売ったり買ったりしている国は、アメリカ、イギリス、スイス、日本、だけ。従って、自国の通貨でやっているんだから、自国の通貨を返済しろと言われたら、刷ればいいんです。簡単だろ? どうしてこんなことが分かんないんですかね?

 皆さん方、企業経営と間違えているよ。国というのは造幣する権利があるんですよ。徴税権もある。造幣権もある。


 インフレになる? 今はデフレだっていうの。インフレになったら、ホント、ありがとうございました。インフレにするために苦労しているんだから。

 我々はそういった意味では、基本的には、おカネというものは間違いなく、極端なことをやって、出し過ぎて、信用がなくなっていったら、間違いなく金利が上がりますよ。しかし、500兆のGDPは変わらずこの20年。そして、借金は450兆円が約900何十兆に膨れ上がった。金利は? 金利は? 450兆時代は6%、7%だったんだよ。今いくらです? 0.82。おかしいでしょうが?

 そういう基本的なことが分かっていない人が書くんですよ。分かっていない人が読むから。どうしようもなくなる。そういった意味では、日本は財政破綻ということだけはありません。』


 さて、G8が終幕しました。


独首相、円安の進行をけん制…安倍首相と会談
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130618-OYT1T00284.htm?from=top
 安倍首相は17日夜(日本時間18日未明)、ロックアーンのホテルでメルケル独首相と会談した。
 メルケル首相は、円安の進行について「現在の為替の状況で、労働コストが安い国から『競争条件が不利になっている』と指摘がある」とけん制した。さらに「日本は大変な財政赤字を抱えている。どう取り組んでいくのか」と、財政悪化に懸念を示した。
 これに対し、安倍首相は「日本として、為替についてどうこうする立場にない」とかわし、財政については「財政健全化目標を盛り込んだ中期財政計画の具体化を検討する」と応じた。』


 読売の記事だけ読むと、安倍総理が「財政健全化」の話しかしていないように思えますが、実際には・・・。


アベノミクス評価で賛否 独首相「日本は大変な赤字」 伊首相「成長に強い関心」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130618/plc13061809100007-n1.htm
(前略)補正予算で緊急経済対策を実施した安倍首相に対し、メルケル首相は「デフレを脱却する必要は理解するが、日本は大変な財政赤字を抱えている」と懸念を表明。安倍首相は「財政健全化にはデフレからの脱却が重要だ。財政健全化目標を達成するための中期財政計画について具体化の検討を進める」と強調した。(後略)』


 産経の見出しもどうかと思いますが、一応、安倍総理は、
「財政健全化にはデフレからの脱却が重要だ」
 と語っているわけです。


 今回のG8では、成長を優先し、デフレ脱却を目指す日本と、反・緊縮財政の流れを押しとどめたいドイツとの「国益の衝突」が衝突する場面がいくつか見られました。


 メルケル首相は日独首脳会談において、
労働コストが安い国から競争条件が不利になるとの指摘もある
 と、まるで中韓の代弁者のような発言をしています。「労働コストが安い国」云々ではなく、
「日本の円安でドイツの輸出産業がダメージを食らっているのよっ!」
 というのが本音なのでしょうが、今後、ドイツが緊縮政策をユーロ圏に推し続ける限り、日本とドイツの「国益の衝突」は続いていくのだろうなあ、と思います。そして、異なる国家同士である日本とドイツの「国益」が衝突するのは当たり前であり、国益の衝突から生じる緊張関係に日本国民は耐え続けていかなければならないのです。


 日本のマスコミは、
「ドイツが日本のアベノミクスを批判している~っ!」
「中国や韓国が日本の円安政策(実際は違いますが)を批判している~っ!」
 などと「外圧」を報じ、日本の国力を落とすべく努力を続けるでしょう。実際にはアベノミクスは円安政策でも何でもありませんが、「通貨安競争ガーッ!」と繰り返すことで、我が国のデフレ対策を妨害しようとしてくるわけです。


 さらに、増税至上主義の財務省及び手下のマスコミも、増税を実現するべく「財政破綻ガーッ!」「国の借金ガーッ!」と繰り返してきます。


 例えば、麻生総理の「普通の発言」を抜粋して報じ、「国の借金「刷って返せばいい」=財政ファイナンスを容認?-麻生財務相」といった「胡散臭い」見出しをつけ、印象操作を図ってくるわけです。


 国民が「知識」「知恵」を身につけることが、これほど求められる時代はありません。わたくし達は、マスコミのミスリードに対抗する武器を持たなければならないのです。


「ミスリードに対抗するために、知識、知恵という武器を持とう!」にご賛同下さる方は、

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