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※とある事情から、現在、携帯からのコメント書き込みができなくなっております。ご不便おかけいたしますが、なにとぞご了承のほどよろしくお願い致します。


 明日、神戸(三宮)で大イベント があります。 関西地区の皆さま、こぞってご参加下さいませ。


 翌日23日(日曜日)には10:00から
川崎 、18:00から横浜(桜木町) で街頭演説があります。
詳しくはそれぞれの場所をクリックしてください。

 横浜支部のホームページはこちら です。 

 また、同23日は 「トークライブ「西村幸祐の、ああ言えばこうゆう」第3弾 政権崩壊へ~救国統一戦線は可能か~ 」が新宿ロフトで開催されます。最近、仲良くして頂いている、西田昌司参議院議員もお越しになられるのですね。わたくし自身も楽しみでございます。

 さらに25日には、横浜Tea Party Night第三弾  があります。誰でも参加OKです。お早めに申し込みください。 横浜支部のホームページはこちら です。 


 そして、6月5日(土)には、東京圏ラスト(多分)となる大イベントじゃぱんえきすぽin自民党
が開催されます。http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?page_id=1344

 オープニングは、もちろんすぎやま先生の「あの曲」で、その後の一曲目は、「三橋貴明」が「ゆずれない願い」を歌うつもり(マジ)。

 すぎやま先生のご参加も決定いたしましたので、開会宣言をお願いする予定です。「あの曲」に合わせて、すぎやま先生の開会宣言ですよ、皆さん。

 伝統文化から現代文化まで、とにかく「日本文化」を愛する人! 自由民主党本部にお集いください!


ラジオ日本出演:本日深夜!というか、5月22日(土)「午前1時」ラジオ時事対談に出演します。主に、ギリシャ問題について語っています。


 上記、ラジオ日本出演や、昨日のチャンネル桜の経済討論に参加し、色々な方々とお話させて頂いた結果、幾つか理解したことがありますので、皆さまとシェア致したく存じます。 


所得移転系の政府支出の問題:
 ギリシャのように、公務員の数が労働者人口の二割に達し、かつ組合が強固な国においては、公務員「手当」の削減は、まず不可能です。また、「年金」のような所得移転系の削減も極めて困難になります。
 例えば、ギリシャの年金受給年齢は58歳(68歳に延長される予定)で、年金額が現役世代の九割という異常な水準に達していたにも関わらず、政府は手をつけることはできませんでした。
 別にギリシャは日本のように、バランスシートの借方(資産サイド)に過剰貯蓄が余っているわけではありませんので、政府の「所得移転系の支出」は、外国からの借入(主にフランスとドイツ)により賄われました。しかも、「共通通貨ユーロ建て」で。


ユーロに加盟していたが故の問題:
 今回のギリシャ危機は、ギリシャがユーロ加盟国だったからこそ、ここまで深刻化したわけです。
 そもそもギリシャがユーロに加盟していない状況で、ここまで財政が悪化すれば、普通に「通貨暴落⇒デフォルト」していたでしょう。そうなれば、ギリシャはIMF管理下で「構造調整計画」を強制され、上記の「所得移転系の問題」も解消していた可能性が高いのです。
 さらに、ギリシャがユーロに加盟していなければ、経常収支の赤字を世界最悪クラスに積み上げることは不可能でした。それ以前に、必ず通貨下落&輸入困難になり、逆に輸出競争力が高まることでバランスに向かったはずなのです。
 加えて、ギリシャはユーロに加盟しているがゆえに、これほど危機が悪化しても為替レートが暴落せず、逆に不利な立場になっています。ギリシャ危機がどれほど深刻化しても、ギリシャの輸出競争力が高まることはないのです。


政治的な問題の連鎖
 ギリシャ国内における「反・緊縮財政」の政治的な動きは、本ブログでも初期段階から予想されていました。(何しろ、パパンドレウ政権が08年末の暴動の余波を受けて、政権交代を成し遂げたのです)
 さらに今回の危機で明らかになったのは、ギリシャに支援する側(ドイツやフランス)の方にも政治的リスクが発生するという点です。
 上でも書きましたが、ギリシャは政府というよりは「ギリシャ国民」の放漫経済、「海外からの借入に依存した、所得移転系経済」とでも呼ぶべきシステムが維持できなくなり、破綻したわけです。すなわち、フランス人やドイツ人からしてみれば、「自分達が貸した金」をギリシャ政府が国民に配り、国民が優雅な年金や手当としてベネフィットを受け、最終的に返済不能になったからと言って「助けてくれ」と言われているわけです。
 普通は、
「ふざけんなっ!」
 と、なるでしょう。
 結果、「このギリシャ」に支援をする各国の政治家も、政治的リスクを負わなければならないわけです。実際、メルケル政権はすでに支援決定直後の選挙において敗北を喫しました。
 

◇財政非統合、金融統合という「システムの歪み」:
 そもそも、金融政策はECBに統合し、財政は各国任せ(マーストリヒト条約ラインはあるけど)というユーロのシステム自体が、歪みを抱えていたとしか言いようがありません。
 財政政策上、各国が国債を増発した場合、長期金利が上昇します。普通の国であれば、中央銀行が国債を買い入れ、金利を抑制します。すなわち、「中央銀行の独立性」というスローガンはともかく、一国において財政政策と金融政策は不可分なのです。
 それにも関わらず、ユーロ加盟国は金融政策をECBに委譲してしまいました。当然のことながら、
「各国が財政赤字を拡大して、金利が急騰したらどうするの?」
 という、疑問が生じるわけです。それに対し、ユーロという「システム」の回答は、
「各国が財政赤字を対GDP比で3%以内に収めればいい」
 のみだったわけです・・・・・。別にわたくしでなくとも「おいっ!ちょっと待てっ!」と、言いたくなるでしょう。
 
ダウ376ドル安、ユーロ圏ソブリン債危機めぐる懸念で

 20日の米株式相場は大幅続落。ユーロ圏のソブリン債危機が取り組み次第で世界の景気回復を危機にさらすとの懸念が高まり、ダウとS&P500種は3%超、ナスダックは4%超、それぞれ下落した。』


 ギリシャ問題の最終的な解決は、同国をユーロから切り離すしかありません。さもなければ、ギリシャ危機は「ユーロ危機」になり(もう、なっていますが)、世界に波及してしまいます。というか、すでにしています。
 ユーロ加盟国の適切な判断に期待します。


 要は、ギリシャをユーロから切り離せ、です。





ユーロという「歪んだ仕組み」を絶賛していた「あの連中」、一体どうするのかな? どうせ、スルーするんだろうな。なんて思ってしまった方は、

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◇◇◇イベントのお知らせ◇◇◇


5月22日(土)神戸(三宮)イベント
 (1)コスプレ&仮装パーティー(三橋貴明、関西初の政治資金パーティーです! 11:00AM~)
 (2)講演会(無料、予約不要。15:00~)
 (3)街頭演説(予定。18:00~)
 ※(1)パーティーの参加申し込み&詳細、(2)講演会詳細は
  こちら→
http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?m=20100522&cat=12


◇5月23日(日)神奈川県で街頭演説会。

 10:00から川崎

 18:00から横浜(桜木町)

 横浜支部のホームページはこちら です。 


5月23日(日)トークライブ「西村幸祐の、ああ言えばこうゆう」第3弾 政権崩壊へ~救国統一戦線は可能か~ 【出演】西村幸祐、西田昌司(参議院議員)、藤井厳喜(国際問題アナリスト)、三橋貴明(作家、経済評論家)ほか
 【ライブ】英霊来世-AreiRaise-
 OPEN 12:00 / START 13:00
 前売¥1,800 / 当日¥2,000(共に飲食別)

 詳しくはこちら。




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さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―  著:廣宮孝信 監修:三橋貴明 (彩図社) 発売中!



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