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 スミマセン。チャンネル桜の「◆ 渡部昇一の「大道無門」 #197」の日時を間違えていました。正しくは、11月6日(金) 21:30-22:00の放送分に、わたくしが出演いたします。 http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=380
  
 また、先週、生出演したSPA!生 第20回の動画がアーカイブに載りました。http://ch.nicovideo.jp/channel/ch380  
 確か、最初の方はアカウント無しで見れたはずなので、是非ともご視聴下さい。内容的には、これまでで一番ヌルいんですけどね。

 本日も「Daily故人献金ニュース!」から。(しかし、国会が続いているためとはいえ、続きますね)

鳩山首相:「政治資金不足で借用の認識」 偽装献金問題
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091104k0000e010068000c.html
 鳩山由紀夫首相は4日午前の衆院予算委員会で、偽装献金問題について、元公設第1秘書が鳩山家の資産管理会社「六幸商会」から資金を引き出した際に自ら署名し、引き出しを承認していたことを初めて認めた。そのうえで「(偽装献金のためではなく)政治活動資金が足りなくなったから借用するとの認識だった」などと述べた。』

 あ~あw 自身の関与を認めちゃったw 
 まあ、検察に渡った資料の中に、自身のサインがあるものが含まれているのでしょうから、仕方がないのでしょう。この手の問題は小沢の時の例を見るまでもなく、「政治家がどこまで関与していたか」を立証することが難しいわけです。小沢の例で言えば、西松からの献金が迂回献金だったという事実を、小沢が承知していたことを検察は証明しなければなりません。秘書が口を割らない限り、かなり難しいのではないでしょうか。
 ところが、鳩山の場合は、ペラペラと自身の関与を認めてしまっています。しかも、当初は、
秘書が、自分(鳩山)への個人献金額が少ないことを見かねてやった(実際には鳩山への故人献金額は極端に多い)」
 と、説明していたわけですが、今度は、
自分も関与していたが、借り入れとの認識だった
 と、過去の説明を翻したわけです。次は是非、「虚偽献金だと認識していたが、それが罪になるとは知らなかった」とか何とか、爆笑を呼び起こす言い訳をしてくれるよう、心から願っています。
 以下、おまけ。ようやく読売が書きましたね、

野党時代の追及、自らにはね返る…首相答弁
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091104-OYT1T00850.htm
(前略)鳩山首相の偽装献金問題の追及が本格的に始まった4日の衆院予算委員会。野党時代に「会計責任者の逮捕は議員本人の責任であり、議員も辞職するべきだ」などと発言していたことを自民党の柴山昌彦議員から指摘された首相は、苦しい答弁に終始した。(後略)』

 以下、本題(情報提供:purple17様 多謝!)。

TBSが初の赤字 視聴率低迷で「おくりびと」効果も帳消し
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091104/biz0911041752014-n1.htm
 TBSホールディングスが4日発表した平成21年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比1.5%減の1757億円、最終損益は9000万円の赤字(前年同期は46億円の黒字)だった。中間決算の公表を始めた12年以降、最終赤字は初めて。
 本業の放送事業は広告収入の激減に加え、視聴率がNHKを含む在京キー局で6社中5位に低迷し、39億円の営業赤字を計上した。米アカデミー賞受賞作の邦画「おくりびと」のロングラン上映があった映像・文化事業や「赤坂サカス」などの不動産事業は予想より堅調に推移したが、赤字を埋めきれなかった。
 22年3月期の通期予想では、売上高が前期比5.5%減の3520億円、最終損益が29億円の赤字(前期は16億円の黒字)を見込んでいる。』

 まあ、m9(^Д^)プギャーなのは間違いないのですが、TBSは単体のテレビ事業では、08年決算から赤字でした。ちなみに、08年にはTBSのみならず、テレ朝もテレ東も赤字になっています。テレビ事業単体というビジネスモデルを見る限り、五社のキー局が揃って黒字を出すことは、08年時点から不可能になっているのです。

在京キー局 単体利益額推移 2004年-08年
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_24.html#TV

 日テレは08年中間決算時には赤字だったのですが、通期では黒字化しました。08年下半期と言えば、リーマン・ショックの猛威が荒れ狂った時期ですので、当然ながら放送収入は伸びていません。売上の落ち込みを、営業外収益(有価証券の利息など)でカバーしたようです。
 今回のTBSの決算のニュースバリューがあるのは、同社が「連結」中間決算で史上初めて赤字に落ち込み、通期でも赤字がほぼ確定したという点になります。ご存知の通り、08年のTBSは単体(テレビ事業)で赤字になりつつも、主に不動産収益により連結では黒字にしていました。今回の中間決算からは、ついにその手も通じなくなってしまったようです。
 実際に、TBSの資料(http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=751616  )から、連結のセグメント別実績を見てみましょう。(単位は百万円)

■放送
 ☆売上:102,446(前年比:▲14.8%)
 ☆営業利益:▲3,989(前年比:-)
■映像・文化
 ☆売上:64,996(前年比:31%)
 ☆営業利益:2,947(前年比:▲39.6%
■不動産
 ☆売上:8,263(前年比:▲2.3%
 ☆営業利益:3,905(前年比:▲2.5%

 放送事業が真っ赤なのは当然として、何気に不動産事業も減収減益と、頭打ちになっています。また、「おくりびと」は映像・文化事業に入っているのでしょうが、確かにこのセグメントの売上は激しく伸びています。しかし、営業利益段階では対前年比で四割近くも落ち込んでいるのです。何でしょう、映像・文化事業とはコスト構造があまり良くないのでしょうか。
 ところで、TBSの資料を見て、一番笑ってしまったのは、テレビのCM(スポット&タイム)の実績及び予想です。

■テレビ収入見通し(対前年同期比)
 ☆スポット:上期実績▲14.7% 下期予想▲10.0%
 ☆タイム:上期実績▲19.0% 下期予想▲17.9%

 何と、TBSはCMが今年の下半期にかけて持ち直すと予想しているのです。それ、絶対ないから(笑
 それとも、昨年下半期がリーマンショックの影響でメタメタだったので、対前年同期比での減少率が下がるという予想なのでしょうか。いずれにしても、悲惨ですねえ。

とりあえず、連結で史上初めて赤字に落ち込むTBS m9(^Д^)プギャー となった人は、
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