わたし著作、代表戸締役様監修の「ドル崩壊!」(採図社)ですが、現在、ゲラの最終チェック段階に差し掛かりつつあります。やはり、ページ数では「本当はヤバイ!韓国経済」を上回り、わたし的に記録更新してしまいました。
 発売日ですが、八月中旬には何とかなるのではないかと期待したいところですが、生憎、お盆と重なってしまうので、まだ確定的なことは申し上げられません。真に申し訳ありません。
 しかし前作「本当にヤバイ!中国経済」は見事にゴールデンウィークに重なり、皆様にご迷惑をお掛けいたしましたので、今回は何とか落ち着いて発売開始を迎えたいところです。(まだ、どうなるか分かりませんが)

 ところで、本日の本題は、最近の日本周囲の国々の中で最も熱いといっても過言ではない、彼の国、韓国についてです。
 信じられますか。韓国で二月に李明博政権発足してから、いまだに半年しか経っていないのです。
 この間、韓国は牛肉問題に端を発した反米・反政府デモに明け暮れ、竹島問題で反日の活動を活発化させ、アメリカの地名委員会が竹島の帰属国を「韓国」から「主権未確定地域」に変更した件で、またまた「韓米同盟は終わった!」などと反米で大騒ぎしています。と言うか、地名委員会の件は明らかに韓国の自業自得に思えます。アメリカは特に何も考えず竹島を「韓国帰属」と表記していたのが、今回の韓国の異常な騒ぎで同島が紛争地域である事を認識し、慌てて「主権未確定地域」に変更しただけでしょう。
 この期間、韓国経済の方といえば通貨安を防止するべく韓銀が連日為替防衛を続け、外貨準備高を取り崩し続けている状態です。
 他国から見ると「そんなことしている場合かよ!」と突っ込みたくなりますが、恐らく韓国人には自分たちの生活(経済)よりも竹島の方が大切なのでしょう。今の韓国経済の状況から見ると、むしろ物価高騰に怒り狂って「打倒!李明博!」とやる方が、一般的だと思いますがね。
 インフレーションが荒れ狂う中、「政府主導ではない」反日に燃え上がれるとは、色々な意味ですごい国です、韓国は。
 ところで、打倒李明博で思い出しましたが、韓国の経済問題の方に目を移すと、6月にハンナラ党、つまり与党の政策委員会議長である任太熙氏が「第二のアジア通貨危機が起きる」可能性に言及して、韓銀が反論する騒ぎがありました。

『通貨危機再来説に韓銀総裁が反論
http://www.chosunonline.com/article/20080613000016
 与党ハンナラ党の任太熙(イム・テヒ)政策委員会議長が「第2のアジア通貨危機」が起きる可能性に言及したことが論議を呼んでいる。任議長は11日の記者懇談会で、「現在の経済状況には通貨危機当時の状況と似たいくつかの兆候が見られる」と通貨危機再来の可能性を指摘した。
 任議長は12日のハンナラ党最高委員会会議でも「内外経済が通常の状況ではなく、構造的危機の兆しがある。最近物価が急騰し、国際収支も赤字を記録している上、対外債務も短期債務中心となっており不安だ」と指摘した。その上で、「個別的な経済事態が“手抜き工事”によって招かれたものだとすれば、マクロ経済不安による事態は大地震に匹敵する」と危機説に拍車を掛けた。
 これに対し、李成太(イ・ソンテ)韓国銀行総裁は全く別の見方を示した。李総裁は同日の金融通貨委員会で基準金利凍結を決定した後に記者会見し、「現在の状況は通貨危機直前と比較して相違点が多い」とした上で、通貨危機発生の可能性を重視していないとの立場を表明した。(後略)』

 野党の要人が言うのならば分かりますが、与党の要人の発言です。何となく、加藤や山崎が北朝鮮を庇う発言をするのに、空気が似ていると思いませんか。韓国は与党の中にも反李明博派が存在し(存在しないはずが無いのですが)、大統領にダメージを与えようという勢力が蠢いているのです。
 韓国は新政権発足半年にして、早くも政治の季節を迎えたようです。
 こんな中、いよいよブッシュ大統領が訪韓します。ある意味、打倒李明博を展開している左派や一部の保守派にとっては、絶好の機会が到来したわけです。

『'アメリカ独島紛争化'にブッシュ訪韓控えて緊張高まり -対策会議 5日大規模蝋燭集会, MB政府痛しかゆし
http://www.viewsnnews.com/article/view.jsp?code=NDB&seq=38325
2008-07-28 13:01:00
 ジョージ W. ブッシュアメリカ大統領の来る 8月 5~6日訪韓を控えて, アメリカ国立地理院の '独島紛争化' 波紋が起こって政府を緊張するようにしている.
 なおさら牛肉問題で狂牛病国民対策会議が大規模集会を予告した中に '独島紛争化'が火に油を振りかけるきっかけになることと言う判断からだ.
 ブッシュ米大統領は来る 5~6日訪韓した後, タイ訪問(6~7日)を経って来る 8日中国北京オリンピック開幕式に参加する予定だ.
 これに合わせて狂牛病国民対策会議はブッシュ大統領の訪韓する来る 5日大規模蝋燭集会を予告した状態で, 警察は当日総力を傾けて蝋燭集会を源を封鎖するという方針だ.
 問題はなおさらサルオムウムパンみたいな状況にアメリカ国立地理院地名委員会が独島を '紛争地域'で表記することで国民を激怒するようにしているという事実だ. 国民世論上一番鋭敏な独島問題でアメリカが露骨的に日本手をあげてやることで来る 5日蝋燭集会が雪だるまのように大きくなる可能性を排除することができないからだ. 対策会議もつとに 5日蝋燭集会時 '独島紛争化'を積極イシュー化するという動きを見せている.
 それでも独島紛争地域化に抗議する国民集会を無条件物理力で封鎖しようとする場合矢は直ちに李明博政府に向かう可能性が濃厚で, こういうのもあんななのも易しくない状況なので政府を戸惑うようにしている.
 '禍不単行(禍不単行)', 今李明博政府の処した境遇がすぐそうだ.』

 共同通信は、アメリカの竹島帰属変更を聞いた李明博氏が「激怒した」事を伝えましたが、これは激怒しないわけにはいかないでしょう(内心はどうあれ)。左派勢力はもちろん、与党内にも李氏を追い落とそうという勢力が動いている以上、竹島問題でわずかでも日本に譲歩する姿勢を見せたら、それこそ致命的です。左派勢力や一部の保守派が扇動した大々的なデモが起き、政権が吹き飛ぶ可能性も否定できません。
 韓国の駐米大使は米国務省関係者らに、表記を韓国領と戻すよう働き掛けていくと発言していますが、これだけ韓国が大騒ぎしてしまうと、竹島が紛争地域でない事を証明することはほぼ不可能でしょう。
 最近の韓国を見ていて、物事の因果というものについて、改めて考えさせられた日本人は、決してわたしだけではないはずです。

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