たかぴょんのブログ

ストリップ中心に語りたいと思います♪

ストリップは情熱の塊だ。 踊り子のその熱い思いを私には広く伝える必要がある。


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「初乗りで不安もあるだろうから、知った顔を見ると、少しは安心してステージが出来るかもしれない」

ファンの身勝手で都合の良い妄想が、初乗り劇場へと向かわせた。

「俺がいればきっと喜んでくれるにちがいない」

と。ポラのコメントは、お世辞でも

「力になったよ」

と書いてくれる(笑)。それだけで客は悦を覚えるものだ。

 

まさご座は大阪二館を押さえた上での観劇となり、寓居から3時間弱を要するので、何らかの大義を必要とされる。それが初乗りという、これがあまりにも大きな理由となるわけであった。それに加え、見慣れた劇場よりも、新天地の劇場のゆえの違った印象を受けるのが、新鮮でもあり、大いに魅力的でもあった。

 

昨年初秋、望月きららちゃんのまさご座初乗りの際、私は岐阜へと向かったのであるが、プロの踊り子なんてものは、箱サイズに合わせ、瞬時にその最適なステージへと昇華させるのを垣間見ると、私の踊り子の見る目はどこまでも確かであった。初乗りゆえのステージの稚拙さや不安などは微塵も感じさせず、まるでホームで踊っているかのような既視感を抱き、当初の懸念を通りすぎ、こちらまで楽しませて貰った。

                                                                                                      

そしてしばらく行かないうちに、まさご座はいつの間にかデジタルカメラに変わっていた。私はここと温泉地の劇場ぐらいは、ポラ機で良いのでは無いかとさえ思っている。昭和を遡り、あたかも大正ロマンを醸す場内には趣がある。鋼鉄の固く冷たい椅子とは違い、柔らかい温もりのある絨毯に胡坐をかいてストリップを観るのも良いものだ。ホームページも刷新され、古き良きところを残しつつも、時代に合わそうとする劇場経営に好感が持てた。小さなロビーには、ステージ写真の閲覧や販売、Tシャツなどもありその一端が伺えよう。

 

アンケート用紙やリクエスト用紙も置いてあり、

「ファンの声など届くはずがない」

とこれら劇場のこういった類には、相手にしないものだと決め付けるよりも、そういうものだと常に思い、少しでも反映されればと書く方が、この場合客として正しい。事情はわからないが、過去の出演踊り子をみると、ロックと東洋所属以外は乗るのが容易に理解出来るので、どこまで私の切望する踊り子が選ばれるかはわからないものの、書かぬよりはマシと、これを機会に片っ端から書いていった。当然その中に石原さゆみちゃんの名前も私は書いた。

 

手を伸ばせば届き、彼女らに息がかかるほどのカブリの近さは、それはそれで魅力的でもあるが、すり鉢状のまさご座は、盆に入れば、前列は見上げる状態になり、私にとって決して良い席とはいえない。ベッドショーの時、目線が同じ高さになる2列目のセンターこそがこの劇場でのスーパーシートとなる。息はかけられなくとも、甘い香水は漂ってくるこの場所で観たいと思っていた。オフ空けだから、きっと初日から2演目を出してくれるに違いない。

 

1結の東洋ショーでは、引退のそぶりを全く感じさせなかったが、その翌週に出た雑誌で引退発表をした。その後のブログでは、創作意欲もあり、演りたいステージがあり、引退までの間に新作を出すと語っている。言いたいことはあまり言えないのであろうが、ファンを気遣い、どこまでも明るく振る舞っている。必ず来る踊り子の引退が、予想以上に早かったこと、それは十分承知の上で、引退はさゆみちゃん本人の意志であるから尊重されたい。ホームで引退興行をやるというなら潔いではないか。例え何年踊り子をやっていようとも、好きな踊り子の引退の寂しさというのは、どうやっても拭い切れないものなのだ。

 

まさご座は初乗りにしてラストステージとなる。これほどまでにドラマティックでセンチメンタルに浸れる観劇も珍しいだろう。4月には晃生ショーのコースがあり、これが関西ラストになるのであるが、これも私自身が必ずしも行けるとは限らない。行ける時に、観られる時に行かなければ必ず後悔する。

「踊り子とはこれが最後になるかもしれない。そう思って常に観よ」

と過去に先輩方から教えを頂いたことがある。初めの頃は良く理解出来なかったが、これが何回もそう言った状況に置かれると、現実味を帯びて来る。この景色が遠くならないうちに、私はさゆみちゃんのステージを少しでも多く観ておく必要がある。

 

開演前に並んだ事すらない私が、この席を獲得するために急いで身支度をし、半年ぶりに自転車に跨った瞬間、ズボンが破れ、タイアがパンクしており、スタートから出遅れた。確か午前9時半頃に出発したはずであったが、東海道線のダイアの乱れもあり出足から躓いた。いつものように、途中入場となるのは、事前の準備が足りなかったが仕方あるまい。受付の方は愛想が良く、綺麗な女性の方で変わってはいなかった。満員の場内から観えるのは、浜崎るりちゃんのベッドショー中で、初日から盛り上がっていた。当然、目当てだったシートも座れる筈も無かったのであるが、ここはどこからでもはっきりと観える劇場だから全く問題は無かった。

 

 

20173頭 まさご座

(香盤)

  1. 大月サヨ(フリー)

  2. JUN(西川口)

  3. 園田しほり(杉プロ)

  4. 浜崎るり(晃生)

  5. 石原さゆみ(道頓堀)

 

 

女性らしい線の細さに丸みもあり日本人らしい色白で、若さもある。選曲も独特でそのステージには独創性と世界観がある。会う度に、彼女の演りたいものと私の観たいもが合致していくのであるが、これが良い感じで無いところを突き、私の心が奪われ、虜となっていく。回を重ねるごとに、未見の演目に出会える喜びを強く感じていった。ダンスを経てベッドショーに入ると色気も加わり、触れることが許されぬ踊り子への羨望がより強くなる。これで客は、男は理性を保てなくなり制御が効かなくなる。さゆみちゃんのステージには恐ろしいまでに中毒性があり、その杯に口を付けると、抜け出せなくなり、深みに嵌っていくのであった。

 

With a taste of poison paradise I'm addicted to you Don't you know that you're toxic?

 

1回目の演目は、以前に晃生と東洋で観たセーラー服の演目。初乗り、初日の1stステージを観られた。さすがに色んな思いが交錯し、まともに目をやれない(笑)。1結東洋以来であったが、非常に長く感じたものだ。本舞台と花道の段差へ目線すらやらず、まるでいつも場所で踊っているかのように、全くそれすら気にする素振りすら見せない。いつものさゆみちゃんらしいステージであった。とは思うものの、2曲目からそのステージに釘付けになったのであるから、ファンというものは現金なものだ。

 

2回目はCAの演目である。紺のセパレートのミニで、艶めかしく舞った後、椅子を使ったベッドショー。その後の立ち上がりから、心地よいリズムに乗せ、徐々に盛り上がっていくラストが見所であろう。途中、ピッタリのタイミングでアナウンスも入るのであるが、それもキュートであった。ファンの方によると、昨年の周年の前に出した演目とのことである。昨年からかなりの頻度で、さゆみちゃんを観ているはずであったが、ここに来て初めて観る演目があるとは望外の極みであろう。

 

さすがに3回まで観たら日付が変わりそうだと思い2回目終了で、泣く泣く劇場を後にする。

「あらら。雨予報だったかなー」

と灰色の空を見上げたが、駅までの道のりを走った。下りのダイアも乱れ、濡れて重たくなった体で、岐阜駅で50分の待ち惚けを喰らった。この時間を、先ほど目に焼き付けたさゆみエアラインに乗って帰阪することを空想するのには、調度良い長さだった。

 

観劇日:3/1(水)

 

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大寒を前にして西日本は一面雪化粧となった。

大阪でも二年に一度ぐらいは積るので、何のことは無い、少しだけ早くその時が来ただけである。

会社でのブンラス、鍵の開閉の両方を任されている日が私は週に二度ある。劇場でのオープンラストは、満たされた気持ちと心地良い疲労感に包まれるものの、職場での六時から二二時までという途方も無く長い一日は、生きた心地がせず、確実に心を病み、精神を蝕んでいく。このピュアな雪を見ようとも子供の頃のように上がることなく、重い足取りでその日が始まったのであった。

 

夜明け前の真っ暗でタイア痕が付いていない真っ新な白い道を進んでいく。

「俺は運転が上手いから」

どんなに強がっていても、それは確実に止まれることが前提の話であり、軽い雪ぐらいではなんともないが、ここまで積ればと慣れ云々というレベルではない。

 

遠く橋を下った先の信号待ちで、一台のトラックがハザードランプを点灯していた。

「事故か」

と思い、私も呼応するようにライトを付けた。ゆっくりと近づいていくと、この意味することが直ぐにわかる。路面が凍っていた合図だったのである。緩やかな下り坂でさえ、普通にブレーキを踏んでいても減速しない車体に少々焦りを感じたが、20年近く前に教習所で習ったブレーキの連打で、なんとか5m前ぐらいで止まることが出来た。するとすぐにルームミラーから後続のトラックが見えた。短時間と思っていた赤信号がこの時はえらく長く感じた。スピードを出していないとはいえ確実に私の車へと近寄って来る。

 

そのトラックも私のハザードが見えている筈であるが、止まる気配が全く無い。ミラー越しに見えるのは、タイヤをクニャっと右に曲げながら、そのまま縦滑りし、真直ぐに、そしてゆっくりと私の方へと近づいて来るその大きなトラックの姿であった(笑)。外はまだ暗く、運転手の顔は良く見えない。

 

私はアクセルを踏むタイミングをミラーで凝視していた。

「これはどう考えても避けられない。確実にぶつかり、そして玉突きになる。後ろのトラックにぶつかりそのまま前のトラックにぶつかる。トラックにサンドされるのだ。この被害を最小限に留めるために、ぶつかる瞬間に少しだけ前進し、その衝撃を弱めるのが最善だ」

まるでバトン走者のように私はタイミングを見計らっていた。この時の私は恐怖を感じつつも到って冷静であった。学生時代に付き合っていた恋人に、些細なことから揉め、灯油を全身にかけられた時のように、頭の中は全くのクリアだったのである。近くに火の気が無いのがわかっていたのであるから(笑)。

 

トラックは近づいて来るにつれ、少しずつ車体を傾け出す。ブレーキの連打が利いたのか、結局、コンクリートの道路の外壁にボディをこすりつけながら、直前で止まってくれた。いつの間にかシフトレバーに吊り下がっている御守りを、左手でギュっと握っていた私の掌は汗だらけであった。私は気づかぬうちに神頼みしていた。

 

一頭の晃生の三番叟で望月きららちゃんに、清めの塩を大量にかけられたのもご利益があったのかもしれない(笑)。

「お客様のお金回りと、ご多幸を~」

という有難い祝詞をその時に戴いた。古来より日本は発する言葉に特別な力を持ち、言葉を大切にした国であり、そして神々の国である。金回りは変わらないと思うが、命拾いしたのには間違いなかった。

 

「お待ちしておりました」

離れたところから頭を下げられ、近づいたらいつものこの挨拶である。接客業とはかようにありたいものだろうと思う、この日本一愛想の良い晃生のテケツの方に毎度のことのように言われる。いつものようにアジャストで入場するものの、この日私は渋滞で少し遅れていた。

「先週、来週の来れる日は全て寄らせて貰いますと言ったじゃないですか~」

と私が答える。

「はるちゃんは、良い子だね~」

「それはよくわかります。別に僕はね、性格が悪くても構わないんですよ。まぁ、そんな踊り子さんは少ないんですけどね」

「それはどうしてですか?」

「観る分にはまり性格は関係ないからですよ。その方が後腐れ無いじゃないですか」

「ははは。そうでしたか。今日はゆっくりしていって下さい」

階段のところにある沢山の胡蝶蘭を眺めながら、弾み過ぎる会話を今直ぐにでも止め、早く席を確保したかったのは言うまでもなかった(笑)。

 

 

【青山はるか ~花之艶(宴)~】

赤い花柄の着物姿。黄金色の神楽鈴の「シャンシャン」とした澄んだ清音が場内に響き渡る。神々を招き寄せ、やがて舞い降りてくる。ステージでの神楽舞は、踊り子とて神職と変わりはあるまい。客はその加護と恵みを求めて祈るのであり、場内は踊り子と客が一体となる場となる。

 

この國は花を愛で 春をことほぐ季節と共に生きる日本の人 おかえり いつでも帰りを待つ 人川山谷夢かわりゆこうとも かわらない心 花の宴

 

汚れの無い巫女の白い襦袢姿。神事に仕えるはるちゃんの祈祷、奉納のゆっくりとした舞を魅せる。そこには芸能の神、日本最古の踊り子と言われるアメノウズメが、乳房を晒し、裸になって踊り、神々を笑わせ天照大神を引き寄せたような宴のような姿であった。神殿における舞は太古の昔から、崇拝される存在なのである。

盆に入り、数々のポーズを決める。照らされる裸体には、今も昔も変わらぬ神秘的な力が宿っているのであった。

 

客なんてものは「踊り子を選べる立場にある」であるから、楽なものである。踊り子は客を選べない。プロというものは厳しいものなのだ。客は行きたい舞台を観に行き、そして気に入らなければ、何も言わず去って行く。ステージでは恐ろしいぐらいに輝きを放ち中毒性を客に与える。これが私を捉えて離さない。今後も観て行くことに変わりはないであろう。

 

ポラではあまり自己主張されないのか、あまり

「来てね」とか「待ってる」などは、はるちゃんに言われたことが無いのであるが、

「書いてね」

と言われるのが一番辛いところ(笑)。どんなに伝えたくても、言葉では届かないことがある。私が縷々として語ったところでそれは微力なものであり、踊り子が一度足を上げれば、それだけで遥に説得力を持つ。

 

デビューした頃から観ているというのは、何の自慢にはなりはしない。しかしながら、はるちゃんの全演目を観ているというのは、少しぐらい自慢にしても良いだろう。ここまで演目が変化していった踊り子を、私は知らない。ストリップのステージというものは、踊り子自身が自分の演りたいもの創っていくものであるが、デビュー当初は、本来あるべきそういういったものよりも、客に寄せた演目であったのかもしれない。アーティストが自身の方向性が見えてきて、初期の頃の面影が無くなっていくのは、ままあることである。周年は周年作で応える。昔の方が良かったというよりも、昔も良かったが今の方が断然良い。そして間違いなく今の方が刺激的であると断言出来る。         

 

5周年とはいえ、飛び飛びになってしまいましたが、活動は3.5年ぐらいでしょうか。10日連続という興行は体を酷使する上、あまり強くないようなので若干の心配ではある。客はステージを観て、元気を分けて貰うものであるから、踊り子の体調が悪くていけない。私が観た時は元気な姿で良かった。5周年おめでとうございます。

 

 

20171中 晃生ショー

(香盤)

  1. 愛野いづみ (道頓堀)

  2. さつき楓 (晃生)

  3. 蘭あきら (晃生)

  4. 望月きらら (晃生)

  5. 青山はるか (晃生)  周年♪

 

3演目:さつき楓/望月きらら

2演目:愛野いづみ

1演目:蘭あきら/青山はるか

 

観劇日:1/11(水).1/16(月)

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広島とTSの廃館が決まっており、その4枠や6枠なりが無くなる大きさは、予想するよりも大きいようにも思える。業界全体のこの下降線を一刻も早く止めたいが、一ファンとしては、なるべく多くのステージを観て行くことに今年も変わりはない。

 

ストリップの未来そのものを憂えているが、ここで過去の演目については取り上げない。2016年の総括として、昨年観た踊り子の演目で、尚且つ私自身が初めて観た作品に限って選出した。ゆえに現役の踊り子に限っていえば、タイミングが合えさえすれば、誰でも、今年も観られることも可能である。私の評価基準に言い逃れの出来ないものとなっている。過去の名演目について語るのは楽である。HIKARUの「花魁」、篠崎ひめの「ラブレター」、ゆのの「エレジー」など。それらは時間が経つとより美化され、その淡い思い出が殊更強固なものとさせる。それはこの場では望まない。年を取ってから、増えすぎた写真を眺めながら語らい合えば良いのである。

 

私の評価に満足しない読者はたくさんおられると思う。それは当然のことであり、その反発からそれぞれの価値基準について思いめぐらせていただければ、私の目的の過半は達したこととなる。

 

 

【演目ベスト10

柏木由紀奈(ロック座) 「Honno-」 11頭 in 東洋ショー

葵マコ(東寺) 「ハレハレホー」 7中 in DX東寺/7結 in 広島/9中 in あわらM 

あすかみみ(ロック座) 「ハロウイン」 11頭 in 東洋ショー

匠悠那(道頓堀) 「シンデレラ」 2頭 in 東洋ショー/5頭 in 渋谷道頓堀

青山はるか(晃生) 「かぐや姫」 1/11中 in 晃生ショー

真白希実(浅草) 「竜宮城」 10中 in 東洋ショー

あすかみみ(ロック座) 「暴走幼稚園児★みみたん」 3中 in 東洋ショー

石原さゆみ(道頓堀) 「夏の演目」 8頭 in 晃生ショー

小宮山せりな(浅草) 「フォーリンラブ」 12頭 in 東洋ショー

羽音芽美(晃生) 「シャボン玉」 9/12結 in 晃生ショー

 

柏木由紀奈 「Honno-

一年に一回、無謀な試みとしてその年の演目のベストを選出するわけだが、何年が経とうと、これらのステージが思い出されるに違いない。今年の一位は柏木さんである。

本能を表現するのに、ストリップのステージでゆきなんは尼を選んだ。雨に濡れた体を拭い取ると、何かが降りてきたかのように、突如狂い出す。湧き上がる衝動に、今までのスト観を根底からグラつかせる。開いた口が塞がらなかった。天才の内に潜むと狂気とはこのことであり、それはまさに紙一重である。和訳してもそのステージを理解出来ぬ楽曲に、「ストリップとは感じるものだ」という熱いものを覚えた。

信頼する知人四人に

「東洋で柏木さんが狂った演目を出しています。解説して下さい」と連絡したのはここだけの話。この週は東洋へ4回行った。定型文のようなポラだったのも最後には感謝のコメントが書かれてあった。やはり良い踊り子というのは客を見ている。

 

ストリップの面白さは毎年のように更新されていく。当然ながら2016年が一番面白かった。今後は、そうは思わなくなるのではないとさえ思え、それを覆すような演目であった。柏木さんは20年先を行っていたのかもしれない。こういう演目を観てしまうと、やはりスト観劇は止められなくなる。

 

葵マコ 「ハレハレホー」

新芽が天に向かってどこまでも勢い良く昇っていく。それはまるで天井を突き破らんばかりの成長だ。蔓が、生命に力強い息吹を与える。人々に豊穣の恵みを、幸福をもたらす。掴みどころのないようなリズムからは、現代のダンスのようでもあり、古代の儀式の様にも思えた。「ステージに愛を感じる」というのはこのことを言うのであろう。

 

あすかみみ 「ハロウイン」

季節外れというのが、私は嫌いである。「終わったイベントなど~」と斜に構えていたが、すぐに前のめりとなった。そして1週すぎたぐらいでグタグタ言っている私の了見の狭さを恥た。ハロウインという祭事が、ステージでの題材として使いやすい部分もあったのであろう。アメリカのホラーコメディのようにも思え、笑いあり恐怖あり、そして骸骨とお板するところは、まさにストリップそのものとも言えよう。何よりもそのステージ構成の素晴らしさに舌を巻いた。後味の良いラストも心地良かった。

「こりゃあ、嵌るわ~」と女性のお客さんが言っていたのが忘れられない。

 

匠悠那 「シンデレラ」

悠那の現役最後の演目。召使いが、瞬きしている間にあっという間にシンデレラへと変身する。細部まで練り込まれた傑作である。長く悠那ちゃんを観て来たが、直近の演目のどれも素晴らしかった。ホームで引退興行もやり、ここまで完璧な演目を創り続けたなら、ファンも納得せざるを得なかっただろう。最後まで踊り子匠悠那を貫き通した。

「あなたは踊り子としての最高を求めて来たんだろ。その瞬間を感じましたか?」と聞きたかった。

 

青山はるか 「かぐや姫」

1週しか出せない周年作、その週に2度目の休業を発表する。そこまでしてステージで何かを残したいという強い思いが伝わり、酔いしれた。月を見つめる眼差し、そこから美しいベッドショーへと展開していく。月へ戻り、もう還って来ないと思っていたが、11中に無事快気し復帰する。ファンとしては嬉しかった。

 

 

【記憶に残った演目】

望月きらら(晃生) 「ドリームガール」 1頭 in 晃生ショー

左野しおん(道後) 「ピンクのドレス」 1中 in 晃生ショー

榎本らん(東洋) 「R☆Cafe」 1結 in 東洋ショー他

かんな(川崎) 「To Wing」 2中 in 東洋ショー

かんな(川崎) 「バーレスク」 2中 in 東洋ショー

加瀬あゆむ(川崎) 「バーレスク」 2中 in 東洋ショー

加瀬あゆむ(川崎) 「ROCK FES」 2中 in 東洋ショー

かんな(川崎) 「花魁」 2中 in 東洋ショー

かんな(川崎) 「ピエロ」 2中 in 東洋ショー

加瀬あゆむ(川崎) 「白い着物」 2結 in 東洋ショー

加瀬あゆむ(川崎) 「ナース」 2結 in 東洋ショー

加瀬あゆむ(川崎) 「赤い着物」 2結 in 東洋ショー

白砂ゆの(ロック座) 「花魁ワルツ」 3頭 in 東洋ショー

柏木由紀奈(ロック座) 「八百屋お七」 3中 in 東洋ショー

あすかみみ(ロック座) 「キュティーフェアリー」 3中 in 東洋ショー

石原さゆみ(道頓堀) 「さくらんぼ」 3結 in 東洋ショー

柏木由紀奈(ロック座)「小料理ゆきなん」 4中 in 東洋ショー

清水愛(川崎) 「GENESIS ~終わりの始まり~」 4結 in 広島第一

虹歩(カジノ) 「赤い着物」 5頭 in 晃生ショー 

来夢(晃生) 「デビュー作」 5頭他 in 晃生ショー

美月春(道頓堀) 「あんみつ姫」 6結 in晃生ショー

雪見ほのか(川崎) 「ちょうちょ」 7結 in 広島第一

吉田花(東洋) 「周年作」 7結 in 東洋ショー

武藤つぐみ(ロック座) 『Once Upon a 1st season 6景「星の銀貨」』 9月 in 浅草ロック座

榎本らん(東洋) 「Money Monste RC」 9中 in 東洋ショー

虹歩(カジノ) 「人形」 10in晃生ショー

真白希実(浅草) 「赤ずきん」 10中 in 東洋ショー

藤月ちはる(川崎) 「ちはりEva期」 12in 東洋ショー

小宮山せりな(浅草) 「せりなバニー」 12頭 in 東洋ショー

 

※演目名がわからないものについてはそのイメージとした。

 

【オープンショー】

来夢(晃生)

春野いちじく(TS)

榎本らん(東洋)

青山はるか(晃生)

柏木由紀奈(ロック座)

雪見ほのか(川崎)

橘メアリー(道頓堀)

 

来夢ちゃんは初々しさと色気を兼ね備えている。

劇場へは踊りを観に行っているはずなのだけど、私の中では、オープンショーは別に踊らなくても良いみたい(笑)。

 

 

【踊り子編】 お会いした踊り子は117名(桃色組素人は含めない)

11回 望月きらら

 9回 渚あおい/上野綾

 8回 柏木由紀奈/匠悠那

 7回 石原さゆみ/左野しおん/仲間直緒/榎本らん

 6回 愛野いずみ/青山ゆい/あすかみみ/寿恋花/坂上友香/さつき楓/空まこと/浜崎るり/美月春/水元ゆうな/来夢

 5回 葵マコ/伊吹千夏/川中理紗子/清水愛/園田しほり/虹歩/真由美/美里麻衣/宮野ゆかな

 以下省略

 

毎年のことながら、好まざるとも地元の劇場に乗る踊り子が多くなる傾向にある。当然ながら関西で観られる踊り子が、必然的に多くなる。

 

 

【劇場編】 9劇場で68

34回 東洋ショー

24回 晃生ショー

 4回 広島第一劇場

 1回 渋谷道頓堀劇場/DX東寺/大和ミュージック/浅草ロック座/まさご座/あわらミュージック

 

わざわざ遠くを探さずとも、美味はいつも身近にある。とは言いつつ、今年の2連休が5回あり、その内4回が遠くの外食へと行った。後の1回は晃生に2日連続行くという充実ぶり(笑)。残念ながら今年閉館する、TSミュージックと広島へはもう行けないだろう。

 

入場料を考えれば東洋のみの観劇だと金はたまるが、それはきっと今年も無理にちがいない。東寺が毎回プロ香盤をやってくれたら選択肢が広がると思うが、なかなかそうはいかない。

 

ポラの枚数はカウントしていない。おそらく「劇場回数」×「4枚」程度と思っている。乱雑に閉まってあるポラの山を整理するのが年始の仕事と毎年の恒例となりつつある(笑)。

 

(敬称略)

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