シャセリオー展 | 美術大好きミュージシャンのブログ

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UNITED SOUL REUNIONのTAKAによる大人のロックンロールブログ。
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ここから美術館巡りレポを連続でアップします!
というのも全然ブログが更新できていなかったので、ネタが溜まりすぎてしまったので・・・

今日はすでに5月に終わってしまっているですが、「シャセリオー展」のレポを。実はこの画家のことはこの回顧展があるまで知りませんでした。
きっかけは国立西洋美術館のポスターの≪カバリュス嬢の肖像≫に惹かれたからですw
あのポスターを観て惚れない人はいないでしょうって位、美しいですよね。
エキゾチックな色気と美しさで、さらに配色が安らぎをもたらしてくれるんですよね。

アングルも認めた才能はさすがで、どの作品も甲乙付けがたい素晴らしい作品たちでした。37歳という若さでこの世を去っていなければ、もっと有名になっていたことは間違いないでしょう。
≪カバリュス嬢の肖像≫は想像通り美しくずっと見ていたい感覚にさせる作品で、≪泉のそばで眠るニンフ≫の美しさもまた神がかってました。

女性を描いた作品はピカイチなのですが、アラブ人やユダヤ人を描いた作品もすばらしかったです。なかでも≪雌馬を見せるアラブ商人≫、≪コンスタンティーヌのユダヤ人街の情景≫は特に惹かれました。馬が描かれた作品もまた魅力的でした。
そしてシャセリオーの作品にインスパイアされたシャヴァンヌの≪海辺の娘たち≫がまた最高で、最初から最後まで魅了させてくれました。
観終わったら普通にファンになってましたw

こんなにすばらしい画家を知らなかったのはちょっと損していた気がしましたね。国立西洋美術館はホドラーとかグエルチーノとかこういう渋いところを不意に突いてくるのが良いんですよね。今開催中のアルゼンチンボルトもチョイスが面白くて惹かれます。