李載禄 イチェロク (万民中央教会)
韓国基督教総連合会は第11回定期総会において万民中央教会(
www.manmin.or.kr )の李載禄氏を‘異端’で
あると決議した(1999年4月16日)。韓国基督教総連合会は李載禄氏を‘極端的な神秘主義の形態をとってい
る恐ろしい異端者’であるという結論に下した異端対策委員会の5人研究委員たちの報告を満場一致で採択し
た。この研究報告書によると李載禄氏は啓示論、終末論及び来世論、罪の問題、救済論などにおいて明らかな
異端性が現われたと指摘している。李載禄氏は去る1990年キリスト教大韓ホーリネス教団の総会においてもすで
に‘異端’として判定された事がある。またイエス教長老会統合派教団からも‘異端’として判定された (84回総
会).次は 韓国基督教総連合会の研究報告書の主要内容である(第11回総会).救済論及び李載禄氏の神格
化現象李載禄氏は自分を神格化しているという事実を否定しているが、彼を追従する人々によって彼が神格
化されている状況はあまりにも深刻なことであり李載禄氏もそれを教えている事は明らかな事である。
①アブラハムをはじめすべての預言者たちとイエスの弟子たちは李載禄氏が呼べばすぐに現われて自分に敬拝する
と言う。また父なる神までもが自分が祈れば臨在すると言う。(1998年 7月 5日夕方礼拜, 1998年 7月 17日金
曜徹夜集会).
②自分は親から受けた血を1992年、大量出血によって流してしまい罪性のない新しい血を受け、原罪と自犯罪
が消えてしまったと言っている。しかもあの時の血を流して死んた状態から生き返えた事件は多くの信徒たちが直接
目撃したと言う。(1998年 7月 5日夕方礼拜、10月23日金曜徹夜集会).
③李載禄氏には死が避けていく。(1998年 7月 5日夕方礼拜),
④李載禄氏の霊は神の左の座に座っている。(1998年 7月 5日夕方礼拜),
⑤李載禄氏には死なす力、生かす力がある。(1998年 7月 5日夕方礼拜),
⑥また李再録には原罪と自犯罪がなく、神と自分は一つだと言い、神は自分を太陽と月の中に入れ世界を照ら
すようにしたという。(1998年 7月 5日夕方礼拜),
⑦2千年の前のキリスト様は旧約律法を完成し、自分は水の上を歩く以外に聖書66巻の御言葉をすべて完成
したと言う(1998年 6月 21日日曜礼拜, 6月 28日金曜徹夜集会).
⑧自分には審判の日に神様の隣で信徒たちのために直接弁護する権勢があると言う(1998年 7月 5日夕方礼
拜).
⑨1998年7月3日に新しいエルサレムの鍵を渡されたという。(1998年 7月 5日夕方礼拜),
⑩そして霊眼が開かれて、神様の姿が見たという。その神の大きな口と、目と、唇が李載禄の体形に似ていたと言
う。(1998年 6月 28日夕方礼拜)
⑪李載禄の外に約束を受けた証拠を光を通じて明かした事は有史以来一度もないと言う。(1998年 6
月 28日夕方礼拜),
⑫李載禄はどこに行っても雨に濡れない(1998年 6月 26日夕方礼拜)、李載禄が命令すれば煉炭ガスも消え
る(1998年 6月 26日夕方礼拜)、病んだ人も自分が祈った手ぬぐいを触っただけで治ると言った.(1998年 8月 9
日夕方礼拜).
批評
まず、李載禄が呼べばアブラハムをはじめすべての預言者たちとイエスの弟子たちが現われるという話は一種の招
魂思想である。これはその出来事を聖書で堅く禁じている異教徒的行為である。(申18:11).
次に、李載禄は自分を神格化しなかったと主張する。しかしこれは韓国の他の多い教祖たちが実際に
は神として行動しながらも表ではそうではないと主張する事と似ているごまかしに過ぎない。上記の①~⑫までの
李載禄の発言を見ると神格化をしているとしか言えない。結局このような李載禄 神格化思想は李載禄が救い
の条件となり、基督論的にはもちろん救済論においても恐ろしい異端思想を生むようになった。
結論
李載禄氏は彼が以前属した大韓イエス教ホーリネス教団から異端として決議がなされた。(1990年5月) しかし教
界のいくつかの放送・メディアそして一部の牧師とが彼の後盾になって韓国教会に彼の異端思想を拡散させること
になってしまった。このような研究結果、李載禄は‘極端的な神秘主義形態の恐ろしい異端者’として韓国教会
は徹底的に警戒しなければならない。もし韓国正統教会たちが李載禄を受け入れてしまったら予期せぬ被害が
予想されるのですべての教会が超教派的に連合して対処しなければならない。