*公式名称 :新天地イエス教証拠帳幕(幕屋)聖殿
(新天地中央教会・無料聖書神学院・シオン神学院・平信徒聖書神学院などの名称を使用)
組職及び教勢
1)組職:京畿道果川の本部教会の下に地域別12支派(部族)を置いていて、その下の教理を伝える神学院を置
いている。
2)会員数: 5万名余
3)神学院の数: 70余りの神学院が全国にある。
内容:沿革と変遷
1)創始者と創始過程
教祖李萬煕は1931年9月15日慶北清道郡豊角面懸里702番地でお父さん李ジェムン、お母さん高サンクムの
間で生まれた。李萬煕はソウルに上京し幕屋聖殿のリーダーだった柳在烈の集会に参加した事から彼を追従する
ようになった。しかし1967年2月に離脱した。1971年9月7日には40項目の疑いで柳在烈と側近信徒金チャンドを
告訴して法廷に立たせたりもした。その後1980年3月14日自分に従う勢力を集め、京畿道安養に新天地中央
教会を設立し、現在は果川に移転した.
主要な教理と活動状況
1)主要な教理:李萬煕はヨハネの黙示録の解釈したと言いながら新らしい時代を開いたという。
①‘人の子が雲に乗って来られる’と言う事は‘聖霊が肉体を通して来られる’という意味であって再臨主はイエスと
いう名前ではなく他の名で来られると主張し、李萬煕自身が他の名で来た助け主、聖霊だと言う。黙1:7、ヨハ1
4:16
②聖書に登場する天使を人間だと言う。
③新天地教会の教理書である『神誕』は統一教会から離脱した金ゴンナムの著書であり、金百文の『聖書の根
本原理』と丁得恩の『生の原理』、 ビョンチァンリンの『聖書の原理』と統一教会の『原理講論』の内容と酷似して
いる。
④聖書論: 聖書は暗号によって記録された書物であり、また比喩と象徴によって記録された本でありがゆえ解き
明かす者のはり李萬煕のみであるという言う。
⑤黙示録:黙示録は聖句の解明を要求する言葉ではなく、予言されたその実像が現われることで成就する言葉
である。
⑥三位一体論:“イエスは肉体に臨む魂であり、神様の御座は聖霊である本体の神が座る座である。すなわち聖
霊とイエスの魂と肉体、この三つが連合して一つになるこれが神様の御座である。したがってこの三位が一体される
日その日がエホバの日であり、変化され神人が誕生する日であると”と主張する。
⑦永生論:“信じる者は永遠の命を持つと言ったからば実際に信じたら実際に永遠に生きるべきであると言う。
黄泉はこの世の中であり、この世の中は死だと言う。黙20:14 黄泉、陰府、ハデス、、
⑧天国論:“聖書には死後の天国に関する記録がただ一節もない”と主張し、地上天国と新天地を主張する。
⑨復活論:復活を仏教の輪回のような事として見ている。人が死ねばその身が輪回、生まれ変わると主張する.
2) 活動状況
全国的に無料聖書神学院を運営しながら既成信者たちを相手に自分たちの教理を伝えている。またその名称を
平信徒聖書神学院、ロゴス神学院、基督神学院など多様に変形しながら宣伝をする故に、既成教会との摩擦
が激しい。神学院の受講時間は月, 火, 水, 木曜日など週 4回で午前11時, 午後3時, 夕方8時など3回目
実施する。2ヶ月ごとに開講して同じ内容を一日4回講義して時間は選択が可能だ。教材費は3万ウォンで信徒
たちの感謝献金と共に講義内容が込められたカセットテープを千ウォンに,ビデオテープを五千ウォンで販売する。
その他
大韓イエス教長老会合同側80回総会で李萬照は幕屋聖殿(当時教主柳在烈)の系列として、彼が教えている
啓示論、神論、基督論、救い論、終末論など大部分の教理は到底基督教的だと見られない異端であるとし、
李氏の教理や主張を教えている新天地教会や無料聖書神学院に行くのを総会傘下信者たちに禁じた。