No.094 「想いを乗せて、さようならH嬢④」
「さよならメールは突然に・・・」
こんばんは~о(ж>▽<)y ☆
さぁて、いよいよノリノリに盛り上がってきた体験談シリーズ第7弾!!
「想いを乗せて、さようならH嬢」もパート④です☆
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
それではどうぞご覧くださいませm(u_u)m
*
ドキドキの初同伴を経て、
更に仲良くなった俺とH嬢。
徐々に辺りは雪がちらつくような季節に入ったものの、
12月と言えばホステスは多忙の時期。
また、俺自身も抱えている仕事がピークに達して、
ほとんど会えず、メールのやり取りに終始ような状態が続いていた。
それでも、合間をぬって顔を出した時は笑顔を見せたH嬢だったが、
その顔色は疲れた様子で、週6の出勤と、
富良野の実家を行き来するような生活に限界を感じていたのかもしれない。
「そんなわけで、12月29日に仲良しメンバーで飲みに出るから、
席の予約よろしく頼むね♪」
仲の良いメンバー5人で、飲み納め忘年会を開催することになり、
H嬢のいるC店を二次会の場所に設定することにしたんだ。
「任せて♪ちゃんと席取っとくように言っておくから!」
「てゆーか、これでお前に逢うのも年内は最後になるなぁ!」
「・・・そうだね」
俺はこの時、H嬢がどこか元気がないことに気がつかなかった。
もっと早く気づいていれば・・・。
そんな後悔の気持ちが今も尚、俺の心の中にあり続けている。
*
12月29日、忘年会当日。
俺たち五人はススキノにある行き付けのお寿司屋さんに向かった。
一次会から宴も盛況、日本酒も入っていつもよりちょっと酔っ払い気味の俺。
「よ~し、ニュークラ行くぞぉ♪」
本当に勢い良く叫んだかどうかはともかくとして、
五人はH嬢のいるC店に向かった。
「タカちゃんどうしたの?」
「いつもよりちょっと飲み過ぎちまった(汗)
でも、今日は忘年会だからな♪」
「・・・それじゃあ、私も負けないで飲んじゃうわぁ♪」
H嬢との飲み納めは、仲良く二人きり・・・という風にはならず、
ちょっと残念ながらも大人数でのワイワイ忘年会になってしまった。
・・・でも、本当に楽しくて、
この日の時間は今でも俺の記憶に焼きついている。
そして、楽しい時間はアッという間に過ぎていき、いよいよ帰る時間に。
「まだ半年ぐらい?だけど、大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくね♪」
「うん♪タカちゃんも良いお年を迎えてね♪」
俺達五人は、次のニュークラに向けてC店を後にした。
その日は夜遅くまで飲み歩き、最高の夜を楽しんだのでした。。。
*
翌日の12月30日、微妙に二日酔いの俺だったが、
仕事収めということもあってデスクに向かって仕事をしていた。
夕方に差し掛かったところで携帯メールの受信音が鳴り響く。
メールの差出人は後輩のS君だった。
S君は昨日も一緒に飲みに行った五人のメンバーのひとりだった。
<今年のススキノも今日で最後ですね。
二人で本当の飲み納めに行きませんか?>
マジかぁと思いつつ、特に断る理由もなかったので俺はすぐにOKした。
H嬢とは昨日年内最後のお別れをしているので、
俺達はいつも行かない店をフリーで入って飲んだ。
二軒ほどニュークラで飲んだところで、
さすがにお疲れ気味の俺達は、軽くラーメンでも食って帰ることに。
ラーメンを食べてお腹も満たしたところで、
時計の針は午前0:00に差し掛かる。
「んじゃ、そろそろ帰るとすっか」
俺達二人は帰宅するためにタクシーに乗り込んだ。
すると、ちょうど後部座席に座ったところで、俺の携帯電話が鳴った。
「あれ、こんな時間にメールだ・・・」
独り言のように呟きながら、ポケットから携帯を取り出す。
(ん!?)
メールはH嬢からだった。
その時、俺は嫌な予感がした。
まず、いつもだったら飲みに行った翌日の夕方には、
必ずお礼のメールが来ていたのに、今日は来なかったということ。
そして、何よりはH嬢は出逢ってからというもの、
必ず仕事前か日曜日にしか連絡をよこさなかったのだ。
時間はまだ0:00を回ったところ。
決して仕事中には連絡してこないH嬢が、
今日に限ってなぜにいきなりこんな時間に・・・。
ただの考え過ぎだったら良かったのだが、
俺の勘はこんな時にも的中してしまうのだった。
メールにはこんな文章が書かれていた。
-------------
たかチャンへ☆
実ゎ私ね、昨日たかチャンに言おうと思ったんだケド・・・
今日で私、すすきの最後なんだぁ(>_<)
明日メールしようと思ったンだケド
やっぱりたかチャンにゎ今日言おうと思った(^-^)
明日詳しいメールするね♪
お店にもまだ言ってないんだけケド
ラスト頑張るネv(^-^)v
-------------
なんでやねん。
なんでいきなりそうなんねん。
すすきの最後・・・。
地元の富良野に帰るってことか。
俺には地元に帰るという意味がすぐに理解できた。
・・・でも、理解できても、心で理解できたわけではない。
「どうしたんですか?」
S君はすぐに俺の様子がおかしいことに気づいたようだった。
「・・・悪りぃけど、先に帰っててもらえるか?
ちょっとヤボ用できちまった。」
「・・・分かりました、気をつけて下さい」
「・・・すまんな、お前には後でちゃんと説明するから」
俺は単身車から降りると、C店のビルに向かって走った。
日付はもう12月31日。
真っ暗い闇夜から、
真っ白い雪が光り輝くネオン一面にふりそそいでいた。
*
次回、いよいよ本編感動の!?
「最終回」です(*゜▽゜ノノ゛☆
☆SuperTakachan☆
※業務連絡「飲みネタ募集中」
詳しくはこちら→「No.055 皆さんにお願いです」
~過去の記事~
※検索ワード「すすきの」「ススキノ」「薄野」「札幌」「北海道」「繁華街」「ニュークラブ」「キャバクラ」「飲み屋」「ホステス」「ホスト」「黒服」「スカウト」「水商売」「夜」「恋愛」「友情」「男」「女」「嬢」「夜の蝶」「友達」「スナック」「パブ」「酒」「ビール」「焼酎」「ウイスキー」「飲食店」