No.093 「想いを乗せて、さようならH嬢③」 | ススキノ最遊記♪「スーパーたかちゃんのblogです☆」

No.093 「想いを乗せて、さようならH嬢③」

「初同伴は食べ放題♪」



おばんですヾ(@^▽^@)ノ


さ~て、今回は「想いを乗せて、さようならH嬢」のパート③になります♪


その前に確認なんですが、以前俺は

No.073 「アフター狙いは幼稚くさいからやめろ」

No.075 「俺の同伴経験値はスライム並」

という二つの記事をアップしました。


読んだ事のない方は、まずそちらを読んだ後に、

こちらに戻って頂ければ幸いです。



俺は今までに数百人のキャバ嬢を見てきた。


その中で指名した嬢は数十人に絞られる。


更にその中でもこの子に出逢えて本当に良かったと思える嬢は、

僅かに一握りしかいなかった。


その一握りに、H嬢が入っていることは言うまでもない。


なにせ、俺が?年間、数百回に及ぶキャバクラ遊びで、

唯一同伴したホステスなんだから・・・。



ある程度H嬢の指名を重ねた俺は、

別に恋心は抱いていなかったものの、

店での飲み以外にも違ったシチュエーションで

逢いたいなと思うようになっていた。


なんせ同伴・アフター嫌いな俺である。

本来であれば、この辺で店外デートに誘うのがセオリーなのだが、

H嬢は店外に誘えない理由があった。


H嬢は毎週休まず月~土まで出勤していた。

つまり、日曜日が唯一の休みである。


しかも、彼女には家庭の事情があって、

毎週日曜日には必ず実家のある※富良野へ帰っていたのだ。


※設定を変えてます。(あれこれ想像しないように 笑)


「お父さん身体弱いのに、

お母さんが入院してるから、家のことをしてあげないと」


あまり詳しくは聞かなかったが、

俺が店外を誘わない充分な理由になった。



H嬢は自分の要求はなにひとつしてこなかった。

俺が顔を出すと、その度に純粋に喜んでくれた。


だから、俺も彼女を困らせるようなことはしたくなかったのだ。

たとえそれが嘘であっても、それを突き詰める気にはなれなかった。



そんなある日、H嬢と飲んでいると、

なぜか好きな食べ物の話題に。


「私、しゃぶしゃぶが好きなんだよね♪」


「あー俺もしゃぶしゃぶ好きだなぁ、今度行くか?」


何気に口から出た言葉だったが、

そんな言葉も真に受けるH嬢は少し困った様子。


思わず俺は「じゃあ今度同伴で行こう!」

と、自分でも驚きの一言を発してしまった。


なーに言ってやがる俺。

( ̄□ ̄;)


同伴しないのは俺のポリシーじゃなかったんかい(><;)



「誕生日にしてもらった御礼ってことで♪」



俺の言葉に、H嬢は嬉しそうに首を縦に振った。



後日、ススキノの某所で待ち合わせ。



辺りにはまだ雪は降っていなかったが、

刻一刻と冬の到来を告げるかのような、

冷たい風が吹いていたことを覚えている。


ちょっと早く着き過ぎてしまった俺は、

ふと見上げた先にクラセガを発見♪


立ち寄ってみると、UFOキャッチャーが目に入る。


ちょうど取れそうなドナルドと視線が合った。


(そういえばH嬢、家にドナルドダックがいっぱいあるって言ってたよな)



冗談半分で試しにワンコイン入れてみたら、いきなりゲット!!



まぁ、ツカミのネタってことで、

俺はセカンドバックにドナルドをしまいこんだ。



時間も迫り、初めての同伴ということでやけに緊張感はあったが、

行く店が緊張感とはかけ離れた所なので、あまり意識はしなくて済んだ。


・・・というのも、しゃぶしゃぶを食べに行くということで、

俺のリストアップの中には、

高級和牛を食べさせてくれるお店が頭にあったのだが、

H嬢は和牛よりも「ラムしゃぶ」を食べたいと、

しかも「食べ放題のしゃぶしゃぶが良い♪」

と、同伴場所を指定してきたのだ(汗)


初めての要求らしい要求?


そんなわけで、俺たちは思いっきり大衆的な雰囲気漂う

「〇海しゃぶしゃぶ」に行く事になった。



実はこの日、何を喋ったとか、

あまり覚えてないっす(→o←)ゞ



「食べ放題だから、ガッツリ食べないと損しちゃうよ!」


「なんでそんなにムキになんねん(汗)」



でも、H嬢が一生懸命食べてる姿が微笑ましくて、

なんか会話ってより、食べてる姿をずっと見ていた気がする。



そんな俺の初同伴はアッという間に終わり、お店へ行く事に。



店でもいつもと変わらず何気ない話をして、

こちらもアッという間に90分が経つ。


チェックしてもらおうと、カバンに手をかけた時に、

俺はドナルドの存在を思い出した。



ツカミで渡すつもりが、すっかり忘れていた俺。



「あ、カバン開けたらこんなの出てきたよ♪」



H嬢の目の前に差し出したドナルド。



H嬢はいきなりでちょっとビックリした様子だったものの、

「ありがとう♪」と喜んで受け取った。



「んじゃ帰るわ!また来るな♪」



翌日、H嬢から写メ付きのメールが来た。



写メにはたくさんのドナルドのぬいぐるみが写っており、

その真ん中にはUFOキャッチャーでゲットした

ドナルドがちょこんと座っていた。



「たかちゃん昨日は本当に楽しかった♪ありがとね!!」



今でもその写メは持ってます♪



俺とH嬢は、目に見えてお互いの距離が縮まったわけではなかったが、

この頃から心の中で少しずつ距離が縮まっているような、

俺はそんな気がしていた。



しかし、まさか突然の別れが間近に迫っているとは、

当然ながら気づくはずもなかった。




ススキノ最遊記♪「スーパーたかちゃんのblogです☆」



ごめんね(。-人-。)


それでは次回に続きます☆



☆SuperTakachan☆



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