【「死」(に伴う悲しみ)のレベル】 | 【こころのエステ・フィットネス鹿児島】 ~貴方を内面から輝かせる愛 ~ 聖書のことば・智 慧[EQサプリメント]

【「死」(に伴う悲しみ)のレベル】

みなさま、本日も心のエステ・フィットネスに

立ち寄ってくださり、有難うございます。

 


今という時を大切に、「命を大切に」

生きていただきたいという願いで

「死」を考えています。

 

 

いましばらく、少々ハードなエクササイズが

続きますが、お読みくださること有難うございます。

 

本日は『死のレベル』についてです。

 

わたくしは、牧師という職務の中で

お亡くなりになった方の葬儀を執り行うこと、

司式をする時がございます。

 

葬儀は何度行っても、決して慣れるということは

なく、毎回毎回、ご遺族の方の悲しみや痛みに

触れる中で、焦燥感にかられるものです。

葬儀の後はしばらくは、憔悴しきって

何もできません。

 

「死」というものは、本当に人を悲しみに閉じ込めるもの

です。「死」というものは決してあってはならないものだ

と思っています。

 

さまざまな方の死に直面させられる中で

わたくし側では、次のような指標をもっています。

 

それを「死のレベル」

死にともなう『悲しみ』のレベルとして、

それぞれの段階を考慮して

わたくし側では、ご遺族の方々と接するのです。

 

 

「死のレベル」とは・・そのレベルが高くなれば

なるほど、「納得できない」感、「理不尽さ」

が増すことを意味しています。

 

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【レベル】   <事例>

 

【レベル1】105歳で祖母は、自宅の畳の上で眠るように安らかに

      家族に見守られながら、老衰で息を引き取った。(自然死)

 

【レベル2】65歳で父が、心筋梗塞で突然と亡くなった。 (病死)

       

【レベル3】45歳で友人が、脳出血で他界した。

 

【レベル4】22 歳で娘が、白血病で亡くなった・・・。

【レベル5】5 歳の息子が 白血病で亡くなった・・・。

 

【レベル6】生まれてわずかの赤ちゃんが病死した。

 

お亡くなりになった時点の年齢が、若年化すればするほど、

病気で仕方がなかった・・・と考えつつも、

ご遺族、関係者の戸惑い、混乱、苦しみ、悲しみは

大きく深いものになります。

       

【レベル7】 自然災害による死等

【レベル8】 20歳の青年が自転車で転倒し、打ち所が悪く亡くなって

       しまった・・・。

 

【レベル9】 40歳 妻が運転を誤って 事故死

 

【レベル10】 幼稚園の子どもが、園庭でジャングルジムから転落し、   

         死亡

 

【レベル11】 石油コンビナートで働く主人が、爆発事故に

        巻き込まれて死亡


【レベル12】 16歳の少年が、通学中 飲酒運転の車に跳ねられ死亡

        交通事故死

 

【レベル13】 自 殺

 

【レベル14】 殺人による死

 

 

【レベル9】以降の苦しみの解決については、

たいへん困難で複雑な要因が入り込んで

参ります。

 

社会的なもの、法律的なものが関わってきます。
 

なんとか、人が自分自身のこころの中で

解決を試みられるのは、


個人的には・・・【レベル2】までは

ないだろうかと考えます。

 

それ以降は、故人が亡くなったという悲しみ

に加えて、別の苦しみが加わってくるものです・・・。

 

その苦しみとは、こちらが気をつけておきさえすれば・・・

あの時、そうしなければよかった・・・

というような「深い後悔」や「自責の念」が

大切な人が亡くなったという悲しみ

に加わってきます。

 

【レベル9】以降は、

加害者や関係する相手が存在し、

その人々に対しての複雑な関係と

思いが生じてくる・・・。

 

 

 

個人的な悲しみを超えて,

事故や事件を起こした相手や責任者に対する

責任の追及・・怒り等が加わってくる・・・。

 

賠償問題、裁判等に巻き込まれ、

遺族の疲労が大きくなる・・・。
 

それらが人々の心を苦しめるようになり、

押しつぶすものになります。

 

 

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わたくしが実際、葬儀に関わった経験上

【レベル6】【レベル13】の死が

あります。

 

この時は、ご関係者の方々には

何をどのように申し上げていいのか

本当に苦しい思いをいたしました。

 

また、間接的には

【レベル11】【レベル14】が

あります。

 

関係者のお話を間接的に聞いただけでも

心が激しく動揺、混乱してしまいます。

 

十数年前 某市某小学校で起きた事件が、


先輩の娘さんの所属するクラス

でのことだったのです。

 

事件は風化して、人々から忘れ去られている

かもしれませんが、当事者の方々の

心の傷は癒えることはありません。

 

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どうして、このような悲惨な死があるのか・・・

神様がおられるなら、どうしてこのような

悲惨な出来事が赦されるのか・・・

 

解決の見えない難問ではありますが、

引き続き、「死」について見つめ続けていきたいと

思います。

 

いかなる死をも、本来、受け入れがたく、

悲しみを相対的に計ることはできませんが

 

死を考える一つのステップとして

考えてみました。

 

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皆様のご健康、ご家族、お仕事すべてが守られますように。

どうぞ、よい一日をお過ごしください。

 

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本日もお読みくださり、ありがとうございます。