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前年度末ギリギリまで確定しなかった2013年度の買取価格が3月29日に発表された。政府の審議会である「調達価格等算定委員会」が3月11日に提出した最終案どおりに決まった。1kWhあたりの買取価格は非住宅用(出力10kW以上)が36円、住宅用(同10kW未満)が38円で、2012年度と比べて4円引き下げられた。太陽光以外の風力・中小水力・地熱・バイオマスの買取価格は据え置く。
非住宅用の太陽光発電に関しては、小規模の10kW以上50kW未満のシステムのコストが相対的に高いことから、新たな区分を設けて買取価格を高めに維持すべきとの意見が出ていた。それに対して担当省庁の経済産業省や買取価格を決定した経済産業大臣はコメントを出さず、委員会の最終案をそのまま通した格好だ。
2013年度の買取価格は、4月1日以降に認定された発電設備が対象になる。小規模の太陽光発電の買取価格も一律に引き下げたことで、企業や自治体の導入意欲がどう変わるか注目される。当面は中規模以上の太陽光発電システムに集中する可能性がある。
サンテックは資金繰りが行き詰まり、15日に期限を迎えた5億4100万ドル(約520億円)の転換社債の償還ができなかった。中国紙によると、本社がある江蘇省無錫市の当局と再建策を協議しているという。
サンテックは2010年に太陽光パネルの生産量で世界首位を達成。ただ主要市場である欧米での景気悪化や欧州諸国による購入支援策の縮小が響き販売が振るわず、利益が上げにくくなった