昨年に完成した、八田與一のアニメ「八田來!」が、紆余曲折を経て台湾での上映が決定した。
$台湾生活…アジアの平和を願って

映画を紹介したサイト
http://tw.movie.yahoo.com/movieinfo_main.html/id=3194
映画会社公式ブログ
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上映は、11月13日からで、台湾の主要映画館で上映される。
上映に先立ち、11月4日に台南で、11月9日には台北で試写会が行われる。
11月4日の台南の試写会には、馬英九総統が出席される予定で、11月9日の台北では、李登輝元総統が出席される予定です。

台湾の前政権時代から、共同制作の話を進めていた虫プロの伊藤社長ですが、台湾での上映が決まり、大変喜んでおられることでしょう。
前政権時代に日台共同制作を持ちかけたのですが、日台の間に入ったエージェントがどうも頼りなかったようで、話がスムーズに進みませんでした。やっと、政府高官の所へたどり着き、ゴーサインが出たのですが、結局、政権交代があり、話しはうやむやになってしまっていました。
馬政権では、それまで盛り上げてきた雰囲気も一掃されるのではないかと心配し、いろいろな活動を展開したところ、馬政権は反日イメージ払拭のために(?)、八田技師の業績を高く評価し、八田紀念公園の整備を約束し、このアニメの上映にも積極的に働きかけました。

台湾では現在、八田技師の夫人、八田外代樹の映画製作準備を進めています。
八田技師を裏で支え続けた、大和撫子外代樹夫人は、八人の子を残し夫の作ったダムの水路に身を投げましたが、その謎にも迫るストーリーです。なお、脚本は台湾も日本も十分に理解した日本人が書き進めていますので、楽しみにしているところです。