スピードは遅いですが
意外にちゃんと乗れてびっくり。
* * *
先日、プレイグループに行ったら
壁にマカトンシンボルが貼ってありました。
先月、taiの様子を見に来てくれた
区のスペシャルティーチャーが持ってきてくれたそうです。
そのことを聞いてから2週間。
グループで使っている形跡はなく
個別ファイルに入りっぱなしになっていたようなのですが
先日、突然登場しました。
スタッフがやる気になってくれたのかと嬉しくて
『写真撮ってもいい?』と聞いて、記念撮影。
しかし、ほどなくして
なぜ突然登場したのか理由がわかりました。
区から担当者がやってくる日だったようです。
* * *
ところで、イギリスには
「ofsted」と呼ばれる学校評価機関があります。
(Office For Standards in Education 教育水準監査院)
各学校は、数年ごとに大がかりな評価を受けることになっており
その結果は、全てインターネット上で公開されています。
細かい評価項目ごとの評価、全体評価それぞれ
「Outstanding」「Good」「Satisfactory」「Inadequate」の4段階。
順に、優、良、可、不可という感じでしょうか。
ちなみに、taiの通うプレイグループは
ほとんどの項目で「Satisfactory」(可)。
全体評価も「Satisfactory」(可)。
「不可」の場合、改善が見られないと判断されると
存続が危ぶまれるそうです。
今回は、このofstedの評価ではなく
区独自で行なっているチェックだったようですが
それでも、スタッフはみんなそわそわ。
声掛けや雰囲気がいつもとちょっと違ったのは
そんな大人の事情が理由だ、とは
子どもたちは知る由もないでしょう。
* * *
さて、そんな日のプレイグループ。
マカトンサインのカードは飾ってあるものの
全く使う気配のないスタッフたち。
使い方が分からなかったのかもしれません。
ちょうど私がお手伝いに入る日だったので
積極的に使ってみました。
おやつの時間。
まだ遊びたいtaiは動きません。
が、カードを見せると、
すぐにスナックテーブルに走って行きました。
これには担当スタッフもびっくり。
「今、カードを使ったの?」と興味を示してくれました。
少しずつ使ってくれるようになったらいいなぁ。
* * *
このマカトンシンボルとともに託された個別支援計画(IEP)には
3つの目標が掲げられていました。
①マカトンサイン及びシンボルを使用すること
②メガネを長時間掛け続けること
③両手動作を促すこと
それぞれの目標には
大人がどう関わればいいかという指針も記載されています。
例えば、マカトンサイン及びシンボル使用の欄には
①マカトンシンボルカードを子どもの目の高さに貼る
②taiがトイレに行きたいと訴えたら
シンボルの前に連れて行き、トイレシンボルを示す。
「トイレ」と言いながら、マカトンサインを見せる。
③taiの手を取り、サインを使うよう促す。
④taiを褒め、トイレに連れて行く。
と、書いてありました。
先生は、一例としてトイレについて書いてくれましたが
プレイグループのスタッフが、その意をくんで
トイレだけでなく他の場面でも使ってくれるのか
taiから何らかのアクションがなくても
スタッフからtaiに何か伝えるために使ってくれるのか・・・
と、考えると、双方が不慣れな現段階では
やっぱり難しいだろうなぁと思います。
まずは自宅で使って、taiが慣れないとね。
そのうちに雨に変わりそうです。
+++++++
ご訪問有難うございます。
関東の桜は満開に近いとか。
あたたかいんだろうな・・・。