1057Hz ビジネスの原点はゲームにある? | ゲーコラジオ! ~Game Column Radio~

1057Hz ビジネスの原点はゲームにある?

 どうも、最近は仕事の休憩時間はもっぱらビジネスコラムを読みふけっている者です。
自分の文章力をつけるのと、社会に対する知識をつけるために読んでいるのですが、
いやはや、色々な話が出てきます。
本日はそんなコラムを読んで出たお話でも。

 最近の話題となっている経済用語としては
「SNSアプリ」と「フリーミアム」という事らしいです。

 前者はゲーマーならばもはやご存じでしょう「ソーシャルアプリ」。簡単にいえば、
mixiとかのサイトで友達やコミュニケーション内でワイワイ楽しめる簡単なゲーム、という事です。
普通のネトゲと何が違うの?と言われれば、
狭く深くのコミュニケーションである、という事でしょうか?
不特定多数の人と世界を共有する部分ももちろん0ではありませんが、
中心となるのはマイミクなど、SNSで既に友達登録した方限定であります。
その代わり、マイミクなどに自分の遊んでいるゲームの情報が伝わったり、
マイミク同士でしか解決できないイベントがある、という事です。
また、長時間、短期間が中心のクエストというよりは、
短時間、長期間という、少しの間、さっと遊んで代わりに長い期間楽しめるゲームが多くなっております。

 一方後者の「フリーミアム」はネットの販売体制の新たなあり方として注目されている用語です。
基本的には無料でほとんどすべてのカテゴリが楽しめますが、
過去の記事は読めなかったり、参加は出来るけど開催は出来ないなどの制約があります。
その制約を利用したい時に初めて有料のプレミアムチケット、あるいはプレミアム会員になり、
月額利用料を払う事でそれらのコンテンツを楽しめ、かつ通常のコンテンツも快適にするというのがあります。
具体的には「ニコニコ動画」なんかが非常に有名でしょう。

 ……しかしながら、これらのワードはゲーマーならば、「今更?」な事だったりします。
まず、「フリーミアム」の方ですが、そもそもこの仕様の大原点が何かと言えば、
よくよく考えればアイテム課金の事です。
基本は無料で遊べるけど、手っ取り早く強くなりたかったり、カッコよくしたかったら、
装備をリアルマネーで買うことと、「フリーミアム」はほぼ同じ意味合いです。
ゲームではもう5年近くも前の話が今更な話題なフレーズになっているのです。

 そして、もっと驚くべきは「SNSアプリ」でしょう。
流行した「サンシャイン牧場」とかは中国のゲームです。
と、言う事は原点は中国なのか?と思うでしょうが、実は全然違います。
このゲームの原点ともいえるゲームは商業ではありません
ほら、似てませんか、昔やっていたあのゲームと。
狭い人数とのコミュニケーションがおこり、短期間・長時間で遊べるあのゲームを事を。
……覚えがない?またまた御冗談を。

 実はこのゲームの原点はCGIゲームなのです。
例えばMUTOYSの「SOLD OUT」とか
D.Takamiya(CUMRO)氏の「Free Fight Adventure」とか、
多くの方が遊んでいたでしょう。要はあれの延長線のゲームなのです。
どちらとも私が中学生の頃に全盛期を迎えていましたから、かれこれ10年以上前のゲームなんですよね。
当時はサーバーの関係や遊び手の需要過多とかで
1週間以上遊ばないとデータ消えるとかの色々が制約がありましたが、
その制約を膨大に巨大化したサーバーで補い無くし、仲間とのコミュニケーションを強くしたのが
「SNSアプリ」の正体だったりするのです。
(今回の話はゲームに限定していますがそれ以外のCGIサイトとかにもこれらは通用するかと思います)

 改めて考えますと、こういうネット業界のいまどきの販売方法の先駆けは
なんだかんだでもっともネットで生きるために最初に発展したゲームが担っている
のは、
実に合理的でありますし、納得のいく話でもあったりします。
このようにゲームから学ぶこと、というのは私たちが思っている以上に
様々な分野で応用できる神秘的な可能性があるのかもしれませんね。
今はゲームの中の話でも、数年後には一般で利用できるシステムが、
今宵もどこかのゲームで眠っているのかもしれません。
ちょっとゲームを変わった方向に活かしてみる、という考え方は、
持っておくと色々と役に立つ、のかもしれません
ね。

 では、本日はここまで。また次回。