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上の二つの地図がそれぞれ、アフリカ、アジアの地図です。(みえにくくてすいません。)

この二つの国境を見比べたとき、どのような感想をお持ちになるだろうか?

アジアの国の国境は比較的曲線が多く、アフリカの国々の国境は直線が多い。


アフリカの国境は砂漠の真ん中にあったり、いったい誰がこんな線決めたのだろう?と疑問に思う。 

調べてみるとアフリカは近代のイギリス、フランス、ドイツ、スペインなどの帝国主義同士が協議、調停をして領土をわけあった結果、均等に配分されるように直線的で砂漠の真ん中に国境があったりするようだ。


同じように北アメリカ大陸のカナダ、アメリカの国境がまっすぐなのもあめりか独立当時の13州が直線なのも同様の理由であり、それぞれ近代に帝国同士が分断統治した名残りらしい。


一方アジアではそれぞれ国でそれぞれの民族が根付いた生活をしており、川の流れや山など境界線としてそのまま国境線として使っている。


中東の国でも前回、イラク、クウェートに国境はなかったと書いたが、もともと国境はなかった。というか砂漠は牧場ができるわけでもないし、農作物もとれない、人も住めないということで砂漠に国境を引くという発送がなかった。


ところが石油が出る、莫大な富を得ることが出来るとわかるとクウェート、オマーン、イエメン、アラブ首長国連邦など、次々と部族国家が国境をもった近代国家へと転身していった。そして中東戦争やイランイラク戦争、などで代表されるように相次ぎ戦争が起きた。


さらに最近ではアメリカがイラク民主化の名の下にイラク戦争を起こし、大混乱に陥れた。


話は飛ぶが、湾岸戦争の際、多国籍軍に包囲されたイラクはスカッドミサイルをイスラエルに向けて発射し、米軍は迎撃ミサイル「パトリオットミサイル」で次々ミサイルを撃ち落とした。


このパトリオットと言う言葉は日本語では「愛国者」と訳される。つまり愛国の、祖国を守るためのミサイルという意味になる。アメリカがクウェートを守るために発射したミサイルが愛国のためのミサイルとは皮肉だ。


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