太極拳は常に陰陽開合運動が行われています。ただ、一陰九陽、五陰五陽などと変化し、その割合が違うだけ。太極拳の要求に合わせて開の時は、どんな状態の時か、合の時はどんな状態の時か、知っておく必要があります。
例えば手を逆纏糸にして回し額の前方まで挙げた時は、開なのでは、息を吸い、横隔膜を引き上げ胸は膨らみます。発の状態でポンケイにも気を付けます。
また、
例えば手を順纏糸にして回し腰の前方まで引き下げた時は、合なのでは、息を吐き、胸は小さくなり、腹が膨らみます。蓄の状態で上下相随にも気を付けます。また、この時、姿勢にも気を付け、背はどうなっているか、クワはどうなっているか、肩甲骨の動きはどうなっているかなど、外三合なども点検していくと、気付くものが沢山出てきます。
この気づきが太極拳を更に興味深く面白いものにしてくれます。
細かい点検をして、その後には、からだ全体で太極拳を行うようにすると、丹田の充実感でわかるようになります。


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