自分の想いだけで創った『たい平と行く石巻応援ツアー』

集まらないかなぁと心配していました。

私を入れて29名!

落語会の後の懇親会で皆さんに参加動機を語ってもらいました。

それぞれの想いで参加して下さっていました。

初めてお会いする方が多かったです。

出発してほどなく生まれた一体感。

バス旅行ならではの共同意識!

東京からのお客様も落語を楽しみながら、石巻の人達が笑っている姿を、自分の事のように喜んで下さったようです。

今回のツアーに参加して下さったお客様が開いてくれた落語会でした。

終演後、一人一人のお客様と握手させていただき、嬉しい言葉をたくさんいただきました。

翌日、7時半から津波の被害に遭った街をみんなで歩きました。一見しただけではわからない、本当の怖さを、そして復興の道の険しさを。

これから永く寄り添ってもらうためにも。

震災前、家が立っていたところも多くが更地になり、そこに草が生い茂っているため見落としてしまいがちの光景を。

冠水した商店街、未だ点かない信号機。皆さん、靴の中までびっしょりになりながら歩きました。

そして日和山。無となってしまった街を見てもらいました。

石巻グランドホテルの連絡係になってくれた小野寺さん。「やはりまだまだつらい事が多い中で、昨日落語を聴いて、笑うことの大切さ、笑いの力を実感しました」と。


バスは一路、道の駅[上品の郷]
経済支援のため、たくさん買い物してもらいました。

お昼は石巻市内でそれぞれお昼にしていただこうと企画していたのですが台風が向かっているというので断念。

東京を目指す=台風に向かって走る

全ての自動車道、高速が通行止め。

下道の奥州街道も大渋滞。

本来なら、だんだん車内も嫌な空気が流れるところ、ここからの一致団結ぶりはすごかった!やはり心がひとつになっていますからね。

トイレを我慢するのも一緒(笑)
お腹が空くのも一緒(笑)

そうだ!元気が出るもの持っていた!これをみんなに配ろう!



石巻で大正四年創業、鰻割烹[八幡家]さんからいただいた[みそ鰻]

包装紙に張ってある【鰻】の字は、私が、炊き出しに行った時に、絶対お店再開して下さいと、想いを込めて書いたものでした。「使わせてもらっています!頑張りますね!」と。

歴史あるお店は津波が押し寄せ、二階までめちゃめちゃ。店の再開を諦めかけた時に、グランドホテルの社長さん始め皆さんに励まされ、再開を決意!お店での食事はまだですが、美味しい鰻の販売を開始。みそに漬け込んだ鰻は絶品。少しずつ切ってみんなで食べました。本当においしいですよ。インターネットで販売を始めましたので皆さんも買って食べてみて下さい。それが支援につながります。

もう東京に着くのは朝方になりそうだと判っても士気は衰えず、時おりグループで参加して下さった、いつもにぎわい座に来て下さる方達の、女子高生のような笑い声で、バスの中の空気がやわらかくなるのを感じました。

コンビニでトイレ休憩をしようと、
やっと探したコンビニのひとつだけのトイレは、すでに同じことを考える先客で大大大行列。

近くにあった美容室に全員トイレを借していただきました。。困ってる我々に、嫌な顔ひとつせず快く貸して下さいました。気持ちだけでもと、お礼にトイレットペーパーを買って持っていきましょう!マネージャー山下が機転を効かせてくれたり。

とにかく一人一人がたい平!じゃなく大変な中で、団結して行動。

その中でも、不眠不休で運転して下さったベテランドライバー山内さん。途中のルート検索、東京に着いてからの宿の手配、一人一人に聞き取りをして始発の時間、経路を寝ないで調べてくれていたクラブツーリズムの立石さん。本当に誠意の人でした。感謝です。



参加できなかったけど、参加したかった!といってくださった皆さん全ての心がバスに乗っていましたよ。途中、心配でコメントをいれてくださってありがとう!このブログを覗いてくださってありがとうございます。


人生の中で、忘れられない旅になりました。

10月にも第二回の応援ツアーがあります。皆さんの参加をお待ちしております。

長々とお付き合いいただきありがとうございました!





台風の あとは必ず 晴れるよね



たい平