消費者の品格 | メリヤス編みはニガテです。 でも、ゴム編みのほうがもっとニガテです。(仮)

メリヤス編みはニガテです。 でも、ゴム編みのほうがもっとニガテです。(仮)

「好きこそものの上手なれ」の真逆をいく へっぽこニッターの日記

久々の更新ですが、今日はテキストのみです。
つらつらと、頭に浮かんだことを書いてます。
読みにくいエントリーでスミマセン。


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ハンドメイド関係の出版社、雄鶏社さんが倒産してしまったそうです。
とても残念です。
我が家の本棚にも、雄鶏社さんの本はたくさん並んでます。

いろんな方がブログで触れてますが、そのなかでも糸作さんのこのエントリーにとても共感すると同時に、いろんなことを考えさせられました。


実は私、かれこれ20年近く前になりますが、町の毛糸屋さんで働いていたことがあります。
店員4人、30坪程度の小さな売り場でしたが、国産はもちろん(野呂さんや越前屋さんも!)パンガンやイエガー、フィルクローサなど輸入糸も手に入る、地方では貴重なお店でした。

店内の展示作品は、着分の糸を購入すれば無料で編み図のコピーを差し上げてましたし、出来上がるまで無料指導もしてました。指導するのは講師の免許をもった、ちゃんとした先生です。しかも、自分のお教室まで持ってる方でした。

その時は疑問に思わなかったのですが、同じ先生に教えてもらってるのに、一方は月謝を払ってる生徒さん。一方は作品に必要な材料費の実費を支払った「だけ」の人。指導の内容の密度は違うかもしれませんが、なんだか不公平ですね。

定価販売のお店でしたから、他店との差別化を図るため仕方のないことだったのかもしれません。
編み物が敬遠されがちな夏でも、店先で編み物するおばあちゃんたちの姿で、お店がにぎやかだったのも事実です。(ちなみに冬は、クリスマスやバレンタインに向けて、若い女の子で店がキャピキャピします。)

でも、材料費以外にも、デザインやパターン、テクニック指導にも「対価」が支払われて然るべきという意見には大賛成です。
それを生業にしている人はたくさんいますし、生業である以上、対価が支払われるのは当然だと思います。
そして、それは「ケチ」とは全く違うと思います。


そのことが原因というわけではないのでしょうが、このお店は倒産してしまいました。
人生初の就職先で、人生初の倒産による失業。呆然としたことを覚えています。



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某オークションサイトが好きで、掘り出し物の糸がないかと、よく徘徊してます。
そのときたまに見かけるのが、まるまる本のパターンを編んだ作品を「商品」として出品している人です。

デザイナーや出版社の権利を踏みにじる、卑劣な行為だと思うのですが、複数見かけるのでそういった権利意識はあまり重視されないものなのでしょうか?

たとえ個人であっても立派な盗作行為だと思うのですが。。。


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私の身の回りにいる人には、私が編み物好きとはあまり知られてません。知られないようにしています。(といっても、積極的に言わないようにいている程度ですが。)
世の中には「私にも教えて」や「私にも作って」と気軽に言ってくる人が意外と多いからです。

まあ、「教えて」はいいです。一緒に楽しくやりましょうという気持にもなります。

問題は「作って」です。大抵このあとに続くのは「材料費は出すからさ」です。気心の知れた友人に言われるのはいいのですが、そう仲良くもない知人に言われると「なんだかなぁ」です。この人は編み物が私の趣味だから、私の時間も労力もタダでいいと思ってるのかな、と。

私はこんな理由で不快になり、相手は私が断る理由が分からなくて不快になる。双方いいことないので、いっそ黙ってた方がいいというのが結論です。

私が編みたいものを編んで無理やり貰ってもらうという、押し売りみたいなことはちょいちょいやってます。勝手ですね。


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思ったことを書いていったら、つかみどころのない文章になってしまいました。作文もニガテです。
私が勝手に思ったことをツラツラ書いてるので、「?」と思う方もいるかもしれません。でもちょっとだけでも「わかる!」と思ってもらえたら嬉しいです。
長文エントリ(しかもテキストのみ)に付き合って下さった方、ありがとうございました。


3月の年度末からずっと忙しい状況です。
会社の合併・社名変更・引っ越し、それに伴う雑務、プラス通常業務で残業が続いてます。

編む時間がないと物欲に向かってしまうようです。糸に針、本と大人買いしちゃってます。
私の在庫に無頓着だったダンナ氏から、最近チクチク言われ始めてます。いいかげん、消化に向かわねば。