アムス4日目 | 風がふきぬけていく間に

風がふきぬけていく間に

. . . . . . . . . . . . . . frei aber einsam . . .

 アムスでの単調な滞在にも慣れてきた。朝、中央駅まで歩き、メトロに乗って(メトロ部分はすぐおわって)田園の中に立つ郊外型の企業ビルを眺めながら、20分弱でいつものように自由大学(VU)本部棟の真横に着く。自分の発表はなんということなくおわって、ロンドンのキングズ・カレッジの医学生たちによる学生倫理委員会サークルの発表が今日一番面白かった。日本ではこんな試みは出てこないだろう。
 学会からの帰り、ダム広場のそばの大型スーパーに寄る。今夜の食料を調達しつつ、土産好適品を探す。はちみつを堅くて薄いワッフルではさんだのがオランダっぽい。ただ難点はずっしり重いこと。ふだんお世話になっている事務部の方々は……**人。はたして何袋買えばゆきわたるか、店のすみっこで計算し、カートに入れてどれだけの重さになるかを確かめる、ううーっ、重いっ。気がつけばそんなことで2時間過ぎている。
 外に出ると、かなり明るいが、20時半。トラムで駅まで5分。そこから歩いて宿へ。今日は生ラム・ソーセージとフランクフルトをゆでて軽く焼く。これに、同じくゆでたじゃがいもを切ってチーズをのせてバターで焼いて、それで3ユーロのメルロオをがぶり。