あいむ こーひー。
発言の8割はウソだとか言われる、
そんなキャラの島田洋七さんの本をもらって読んだら、
こんなハナシがあった。
- 文句あっか!!―オレのトンデモお笑い人生 (文春文庫PLUS)/島田 洋七
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お母さんについての話。
お母さんを海外に連れて行ったら、入国目的の「サイトシーイング」が覚えられない。
そこで「斉藤寝具」って覚えればいいと伝えたら、
入国の時に
「山田ふとん店!」って言ってしまった・・・と。
( ̄(││) ̄) うんうん。
京都に観光に行ったときに、
「お客様の声を聞かせてください」って書いてある箱に向かって、
「あー!あー!」と声を出していた ・・・と。
( ̄(││) ̄) うんうん。
すごく分かる。
すごいネタっぽいハナシだけど、
嘘っぽい話だけど、
これは絶対本当だ。
まったく同じような話を、
実家の母から聞いたのよね。
以前も書いたんだけど、
実家の父が勤める会社では、
勤続30周年のお祝い旅行で、
社員とその配偶者をオーストラリアに連れて行く。
父は飛行機恐怖症なので、
「その制度は今年から無くなった」と主張したんだけど、
近所に同僚がいっぱい住んでるのに
そんな嘘が通るワケもなく、
結局団体旅行で豪州にでかけた。
本人が嫌がってても、
旅行じゃなくて商品に変えるとかは、
できないんだそうな。
融通が利かないな、まったく。
o(〃^▽^〃)o まあまあまあ。
海外が初めてだったり、不慣れな人が多いので、
会社に集まって、何度も説明会があった挙句、
「絶対忘れる人がいるから」と、
パスポートも会社側が預かる。
それくらい、
完璧にサポートされた、団体旅行。
それでも珍事が起きまくる。
最初に書いた、島田洋八さんのアレ。
あれは、
似たようなことが実際に起きたそうだ。
「なんて言うんだっけ?」
「さいとしーんぐだよ」
「さいとうの寝具店って覚えればいいんだよ」
そういう伝言ゲームが伝わり、
列の終わりの方の社員は、
「斉藤布団」と言って、入国していった。
そんな団体客に突っ込んでも仕方ないので、
それで入国審査はスルーなんだそうな。
o(〃^▽^〃)o だって会社の団体ツアーでしゅからね。
( ̄(││) ̄) そりゃ、全員観光客だよね。
そして、
旅行前にパスポートが無い人は、代理で担当の人が申請に行ってくれるのだけど、
その時の見本の書類に、
例えば、会社が「パワフル工業」なら、例として、名前の欄に
「パワフル太郎」 とか書いてあるワケなんだけど、
分かります?
o(〃^▽^〃)o 分かる。「安全次郎」みたいな感じだよね
( ̄(││) ̄) そうそう、「税関花子」みたいな。
そしたら、
メンバーの多くが、それを見本にして、
素直に自分の名前欄に、
「○×太郎」と書いたんだそうな。
社員も、その奥さんも。
o(〃^▽^〃)o ・・・素直でしゅね。
( ̄(││) ̄) 素直って言えば可愛いけどさ。
o(〃^▽^〃)o 絶対、団体以外で旅行しちゃダメだね。
現地で料理を注文するとなると、
手を上げて、
「あいむ こーひー」
「あいむ すてーき」
「あいむ ろぶすたー」
( ̄(││) ̄) 「あいむ」攻撃。
o(〃^▽^〃)o 何でも「あいむ」で済ませちゃうんだね。
そんなんでも、
けっこう慣れてる店員さんは、
ちゃんと注文をとってくれるし、
ほとんど食事は、ツアーの方で注文してくれてたんだそうな。
なんて言うか、
別にバカにするワケじゃないけど、
そういう人って
まだ還暦にもならない人でも、いっぱい居たりするワケです。
ご高齢でも、
旅行慣れしてたり、
いろんな経験をつんでる人もいる。
だけど、
同じ会社にずっと何十年も勤めて、
保険のことも、
ローンのことも、
家族の健康診断も
チケット取るのも、
通販も、
全部会社を通してやって来たような人も、日本にはいっぱい居るのだ。
定年になった後の生き甲斐講座まであって、
サポート万全。
それって、
まあ、恵まれてると言えば恵まれてて、
会社が「社会」、会社が「町」みたいなもんだよな、
なんて思ったりするアタクシ。
だからなんだと言われると、
ただ、
だから島田洋七さんの話は、
意外に、「本当の話が多い」のかもしれない。
そんなハナシでございます。
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o(〃^▽^〃)o ママ、絵は?
( ̄(││) ̄) ごめん、体調が悪いのよ。