2011年11月14日(月)

クラウディ・ベイの最高峰:TE KOKO(テココ)

テーマ:食のこと

今年の2月のブログ「クラウディ・ベイ-NZを代表するワイン」 にて、ニュージーランドの素晴らしいワインについて書いた。


クラウディ・ベイとは文字通り「CLOUDY BAY」であり、直訳すると「曇った湾」を意味する。


初めて飲んだのが今から約10年前にニュージーランドへ行った時である。毎日、羊とロブスターとサーモン中心という偏った食事が続き(これがニュージーランドの定番メニューである。ロブスターは本来はごちそうなはずだが、毎日食べていると拒絶反応が出てくる)、うんざりしていた最中、「せっかくだからご当地のおいしいクラウディ・ベイを飲みましょうよ」という妻がレストランで頼んだのだった。


「出てきたのが、何とも寂しげな、力のない、貧弱なエチケット(ワインに貼られているラベルのこと)のワインだった。なるほど「どんより曇った湾」である。通常、生産者の立場で販売量を伸ばしたい、と考えるならば万人の目を引く凝ったデザイン、鮮やかな色使い、華やかさやシャープさやキュートな印象などを目指すはずだが、そういう意気込みは微塵も感じられない」と前回のブログに書いたが、今改めて実物を見ても、同じ印象しか起こらない。


太田忠の縦横無尽-CLOUDY BAY



写真は左が白の「ソーヴィニヨンブラン」でこれがフルーティーなタイプ。右が白の「シャルドネ」でドライな辛口タイプ。そして真ん中が生産量は少ないが赤の「ピノノワール」であり、しっかりした果実味あふれるタイプである。


ところで、これらの3種類に加えて、さらに上位クラスのワインがあることをブログを書いた後に知った。


「テココだって、変な名前だね」と私は言った。

このワインにだけ「TE KOKO」という固有名詞を冠したエチケットとなっているのだ。


太田忠の縦横無尽-TE KOKO


テココは現地語で「Cloudy Bay」を意味するのだそうだ。ということは、他の3本のエチケットは「Cloudy Bay」と大きく記されているので、それを現地語で表記したのにすぎない。特別なネーミングではないということだ(TE KOKOの下にちゃんとCloudy Bayと小さく表記されている)。


さて、このテココだが、上位クラスということだけあって、いやもう素晴らしいの一言に尽きる。初めて飲んだ時は思わず「おお!」という感動が起こった。


「上質な素材感にゴージャスな樽香をまとわせたソーヴィニヨン・ブラン。重厚なボディに複雑なアロマ、熟成感のあるリッチな飲み心地は、スタイリッシュで成熟した大人の女性のような風格です」というのが一般的な説明であるが、反論するところは一つもない。全体としては「ドライ」なのだが、シャブリのようなストレートなドライさではなく、とても上品かつ気品の高いワインである。自宅で飲むワインとしては、最上級だと思う。ワイン好きの方は、ぜひ一度ご賞味を。


太田忠の縦横無尽 2011.11.14

『クラウディ・ベイの最高峰:TE KOKO(テココ)』

        **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**




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