天地真理デビュー40周年祝賀会〈前編:水色の恋〉 | 太田忠の縦横無尽

天地真理デビュー40周年祝賀会〈前編:水色の恋〉

本日、10月1日にケネディハウス銀座で「天地真理デビュー40周年祝賀会」が開催された。


7月5日のブログ「天地真理さんから届いたバースデーカード」で書いたように、私は今から2年前に彼女の歌のすばらしさに衝撃を受け、今年4月に発足したファンクラブに入会までしたのだった。彼女だけの唯一無二といえるすべての音域をファルセットで歌う唱法が聴き手にまことに心地よく響き、気分が穏やかになる。希望と勇気を与えてくれ、心を前向きにさせてくれる。まさに、これだ、と思った。今の閉塞感漂う時代にこそ必要な歌手である。


天地真理がデビューしたのは1971年10月1日。このデビューの日に「水色の恋」をひっさげて歌を披露したのが実は今日の祝賀会の会場であるケネディハウス銀座(当時の名称は「銀座メイツ」)だったのだ。40年後の2011年10月1日の記念すべき日に同じ場所で歌う、というすばらしい企画だった。そして、今日ご本人が登場された最初の曲はもちろんこの曲であった。本当に良い歌というものは何十年も時代を超える、ということがよくわかると思う。




真理さんは現在は歌手としての活動をおこなっているわけではないため、もちろん当時のようなすばらしいファルセットで歌うまでにはいかない。しかし、この日を目標にレッスンを積み重ねてきた。見事に曲を歌い終わると会場からは割れんばかりの拍手が起こった。


そして、ご本人からご挨拶。「デビューの日は歌手になれたのが本当に嬉しくて、40年前の今日、この場所で皆さまの前で泣いてしまったことを覚えています」とのエピソードも。そうでしたか…。当時私はまだ7歳だった。


サプライズゲストとして、真理さんの後輩にあたる太田裕美さんが登場。花束贈呈とともに祝辞を述べられた。とても良いムードになった。失われてしまった古き世時代の「昭和」の雰囲気を突然、私は思い出したのだった。このほのぼのとした時間の流れ方、心地よさがまさに「昭和」である。


ところで、この日は実は私はファンクラブ事務局から大役を仰せつかっていた。それは、「真理さんの歌を1曲ピアノで弾いてくれないか」というものだった。ちょうど今年の6月から真理さんの曲をソロピアノ用に編曲をして演奏してYouTubeにアップするということを私は始めており、ちょうど4曲目のアップが終了した時に突然私のもとにメールが来たのだった。ちなみに真理さんの「水色の恋」を私がソロピアノで演奏するとこんな感じになる。〈後編に続く〉




オリジナルはこちら:水色の恋【天地真理】-太田忠(ピアノ)


太田忠の縦横無尽 2011.10.1

『天地真理デビュー40周年祝賀会〈前編:水色の恋〉』

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