2009年11月19日(木)

NYダウ+7.3% vs 日経平均-5.0%

テーマ:金融・マーケット・資産運用

何だか愉快なマーケットになってきた。


前回のブログで最近の日本の株式市場を指して、「最近の低迷する売買代金といい、1日の値幅がほとんどないことといい、市場参加者の覇気のなさといい、全くどこにも歓迎すべきような状況が見出せない。困ったことだ」と述べた。先週までは不愉快な気持ちでマーケットを観察していたが、今週に入り投げ売りで総崩れと化したマーケットを見ながら私の頭の中で「不」の文字が取れ、「愉快」になってきた。


11月に入ってのパフォーマンスは驚くべきものがある。NYダウ+7.3%に対して日経平均は-5.0%。実に差し引き12.3ポイントの差がついている。日経平均の下落率はまだましなほうであり、これがTopixになると-6.7%。Topix smallだと-9.4%、そして東証マザーズだと実に-16.1%となっている。今年に入って小型株は大型株に対してアウトパフォームしてきたが、今月は最悪のパフォーマンスを演じているため、アンダーパフォームし始めた。


「マーケットは常に予想を超えた動きをする」とはまことに今回も「そうだ、そうだ」と相槌を打ちたくなるのだが、「愉快」に感じる立場の投資家にとっては、慎重になりつつも皆が苦しんでいるマーケットで優位に振舞うことを念頭に置いて行動してほしいと思う。


それにしても、米国市場の高値更新の最大の理由が「超低金利の長期化でリスクマネーが株式市場にも継続して流れ込むことへの期待感」というまるで大昔の株式投資の教科書に出てくるようなロジックで動いているのがうらやましくもバカバカしく、ノー天気な気がする。日本はゼロ金利になって何年経つのであろうか? 「低金利だから株が上がる」などと誰も期待しない。超低金利の時代だからこそ、リスクも取れずにリスクマネーからお金はどんどん引き上げられていく。


太田忠の縦横無尽 2009.11.19

「NYダウ+7.3% vs 日経平均-5.0%」

         **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**



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