こんばんわ。MEC食を提唱される渡辺信幸先生が、日本塩工業会作成の、塩の大切さを伝える絵本を紹介されています。

減塩ブーム以後、悪役に回されている塩。どれほど身体にとって塩が大切であるかが分かる資料は少ないのです。この絵本はわかりやすく、読みやすいもので、おすすめします。(PDFファイルですべて閲覧できます)

絵本「塩のちから」/日本塩工業会

そのなかの2章、
塩と生きものによると、人の体の塩の量は体重の0.3%。つまり体重60kgなら180gの塩が体にあることになります。糖質制限の本をお読みになった人はご存知かと思います。60kgの人間の場合、血液に含まれる糖質は4g。角砂糖わずか一個分です。

参考:
糖質制限~7~(尼崎循環器内科医雑感)

「一日一食」「糖質ゼロ食」で糖尿病治療を提唱される釜池豊秋先生は、この血中の糖質4gを維持し、インシュリンを出さないよう、一回の食事の糖質は5gまでという話を著書食べても太らない!「糖質ゼロ」の健康食事術でされています。

180gの塩と4gの糖。こんな数字を見ると、塩がいかに人体にとって大事で、糖質の重要性はかなり低いことがわかるような気がします。

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また塩の役割は▼胃で食べ物の消化を助ける▼小腸で栄養素の分解吸収を助ける▼神経に働きかけて刺激や命令を伝える▼細胞を健康に保つ▼体の水分量を一定に保つ

どれも重要な役割です。なぜ熱中症を予防するために塩を同時に取らなければならないのかも、これで良くわかります。

肉食だった狩猟時代の人間は、肉に塩が含まれているので塩をあえて摂る必要はなかった。農耕が始まってから塩を海から摂るようになった、とのことですが、この当時どうやって「塩不足」だと気づいたのでしょうか。
塩の重要性に気づいた賢者がいる、ということでしょうね。

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人体と塩の重要性に気づいた医師は近代史上にいます。100年前、血液に海水を点滴することで病を治したというフランスの自然療法を推奨していた医師ルネ・カントンです。

Wikipediaから消された偉人 ルネ・カントン/NAVERまとめ
同氏について簡潔な説明はリンク先を御覧ください。現代医療とは、全く異なる考え方です。より詳しくは英語元リンクを。
Quinton Health.com

近代医学は、「症状」を「病気」と捉える誤った発想だ。だから対症療法として薬物療法が主流になってしまった。
「症状」とは「病気」が治ろうとする「治癒反応」である。だから薬物で「症状」を止めるほど「病気」は慢性化していく。つまり悪循環である。
カントンは、病気の原因を、生体的な素質の悪化にあるとして、「症状」を「病気」が治ろうとする現れと捉えるのである。

史実によると彼は海水で多くの病気を治したそうです。生命の源は、「母なる海」ですね。下記はネバーから、引用の引用。

「海水で病気を治す!」信念は、臨床現場で次々と証明されていった。
①チフス → 昏睡状態の腸チフスの末期患者に海水を静脈注射すると、患者はみるみる回復し、死の淵から生還した。
②自殺未遂 → 服毒自殺を図った若者も海水を大量静脈注射で見事回復した。
③肝硬変 → 重症の肝硬変患者に「海水療法」を施すと、2週間後に退院できるまでに回復した。
④遺伝病 →  遺伝病を持つ母親たちに出生前治療として「海水療法」を施すと、遺伝疾患を持って生まれる子はゼロになった。「海水療法」の原理は、体質改善なので適応も驚くほど広い。
⑤小児疾患 → コレラ様腸炎、乳幼児中毒症、胃腸病、乳糖不耐症、栄養障害、梅毒、湿疹
⑥成人 → 肺結核、消化不良、皮膚病、婦人病、精神障害、神経症、急性中毒、筋無力症、うつ病、不眠症、老化、拒食症、貧血症、骨粗そう症

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私は現代にカントン氏の治療方法を蘇らせたい・推奨したい、というわけではありません。およそ100年前に海水を用いた自然療法を施し、チフスをはじめ多くの命を病から救い、フランスで国葬されるまで国民に支持されていた大医師がいた、ということをご紹介したかったまで。

MEC食も、食を通じて自らの治癒力を高めるという点では自然療法(食事療法)に属するものですね。薬による人体への害と比べたらどれほど差があるでしょう。不定愁訴、体調不良に悩まれる方、ぜひMECを試してみてください。

簡単に自分で作れるミネラル補給天然塩ドリンク、
【身体うるおすソレイ】もおすすめです。

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今日もお読みいただきありがとうございました。MEC食については渡辺信幸先生の著書、日本人だからこそ「ご飯」を食べるな一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエットをお読み頂いてからお試し下さい。公式ホームページのローカーボ・プラスワンもご覧下さい。ブログパーツ
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