社長の仕事!
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- 社長の仕事/浜口隆則
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著者の『戦わない経営』という本が大好きです
その後、浜口さんの出す本は読むようにしています。
10月には読んでたのですが、今頃紹介です。
「社長の仕事」は、会社を一時的な成功へ導くことではない。
会社を「永続させる」ために必要な「すべて」のことをすることだ。
「成功するのは簡単だが、成功し続けるのは難しい」のだ。
本書は、その難しさを正面から向き合う、
覚悟のある社長のために書いた。
「はじめに」より
この本は300ページありますが、
長さを感じさせません。
すらすらと読めて、
赤ペン、折り目がいっぱいになりました
少しだけ紹介しましょう。
■社員の給与を「人件費」だと考えていないか?
社員に払う給与は「費用」ではない。
人は経営資源であり、給与は人件費であり、人は手段だと勘違いしている。
経営は、人が、人のために行う、人の活動だ。
経営は「関わる全てのひとを幸せにする仕組み」だ。
だから、人を道具としてしか見られないリーダーの経営に、
人がついてくるわけがない。
■自分の給与を「最初に」取ってないか?
「社長の給与は残り物」
これが成功し続ける経営者の考え方。
経営者の仕事とは、経営という「関わる全てのひとを幸せにする仕組み」が
永続するために必要な「あらゆること」をすることだ。
しかし、それが出来ていないのに、
報酬だけ取ろうとする経営者が多すぎる。
だから、失敗する。
自分の報酬を増やしたかったら、
残り物で溢れるくらいの会社にすればいい。
それが残り物なら、経営者はいくら給与を取ってもかまわない。
年収3000万円でも、年収1億円でも、一向にかまわない。
残り物がどれだけ大きかろうが、
それが、そういう会社を作った経営者の報酬だ。
「社長の給与は、最後に決まる」
■「弱者の自覚」は、あるか?
「弱者の自覚」が持てない経営初心者は、
自分の置かれている今の状況を正確に理解していない。
そして、錯覚したまま、これまで実績のあった、
大きな会社の戦略、強者の戦略で経営をしてしまう。
それでは、うまくはいかない。
弱者には弱者の生き方がある。
などなど、もっと色々紹介したいのですが、
このあたりでやめときます。
参考になるお話がたくさんです。
この著者は、
どこか、ダスキン創業者鈴木清一に似た考え方をされています。
また、従業員に対する点では、法政大学の坂本教授のようなお考えもお持ちです。
何のために経営するのか?
自問自答しなければいけない経営者ですが、
なにかのヒントをもらえる本だと思います。
12月に入り、
今日は週の初めの月曜日、気分も新たに頑張っていきましょう
(今日は、小難しい話ですいません)