作り手に伝えたいこと | ファッションディレクター"タクナカガワ"ブログ

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タクナカガワ

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いろんなデザイナーの方々から相談を受けること。

"売れない。どうしたらいい?"

と。


その度に頭によぎるんです。

この人の作るものは、誰の幸せを生み出せるものなのか。



そもそものビジネスの基本って

"社会貢献"

だと思うのです。

そのための対価が利益。


誰かがそれによって恩恵を受けるから

僕らはごはんを食べれる。


その構図。

意外と理解出来てないんですよね。


なにか作れる。

どこかの誰かが理解してくれる気がする。

だから物を作る。

でも売れない。



どこで売ったら売れるか

なにを作ったら売れるか


そこじゃないのさ。


誰が幸せになれるのか。

その為の"物"。


物が溢れすぎて

あらゆるものがシステム化されて

売れる構図

売れる手法

たくさんあるけれど

"それによって幸せになれる人に、どうやったら伝わるか"

そこに意識を持つ人は意外と少ない。




モノ作りする人はもう一度考えてほしい。

そもそもなんでモノ作りを始めたのか。


僕は、もともと自分の為だったよ。

でも、僕が作ったものを見て

僕の妹が僕の作ったものを着て喜んでくれて

そこではじめて、僕はモノ作りの本当の幸せを教えてもらったんです。

妹がぼくの作った服を着て喜んでくれた姿は今も忘れない。



僕は今もミシンを踏むけれど

その度に、僕は作る相手のことを考えながら

ミシンの音を奏でているつもり。


誰かの幸せの先に僕ら作り手の幸せがある。

僕らの幸せのためのモノ作りじゃないのさ。


そこを忘れず

誰かの幸せの為にモノ作りに励んでほしい。


そんな戯れ言。




おしまい



和輪羽


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