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(BORDEAUX ボルドー)
 
 
自分のアイデンティティとは?

 

 

私たちのアカデミーでも大切にしている「アイデンティティ」についてお話ししたいと思います。

 
2007年にフランス人と福岡で「フランス文化、フランスのテーブルコーディネート、フランス料理のテーブルマナー」を教える教室をスタートしました。
 
その後独立し、2010年より大阪のサロンで、同じ内容で開校しました。
 
その時にすごく悩んだのは、フランス人でもない私が、フランス文化を教えるということはどういうことなのか?偽物なのではないか?ということです。
 
フランス人の通訳をしていたので教えるための知識はあり、本やテキストから学んだ知識と合わせると、フランス文化を話すことは出来ます。
 
しかし、それは学べば誰でもできることで、表面的な知識やスキルしか教えることが出来ません。
 
私にしか教えられないことは何なのか?
 
それを問いただしたときに、自分のアイデンティティを問うことになりました。つまり、日本人の私(アイデンティティ)が、フランス文化に触れた特にどう感じるのか?フランス人が母国の文化を話すのとは違います。
 
・何が日本と大きく違っていて、気づきがあるのか? 
 
・それによって自分がどう変化したのか?
 
・そして、お越しになられる生徒さんに何を伝えたいのか?
 
2010年にサロンを開講して以来、年に数回はフランスへ行き、フランス人の家庭やライフスタイルも体験して、ホームパーティーで様々なフランス人と出会ってコミュニケーションを取りました。
 
その本質にあるものは、同質文化の中では気づかないことを、日本人の立場から、異文化を通して伝えることだと思ったからです。そして、その様にレッスンのコンセプトを全て変えていきました。テーブルコーディネートの教え方も含めてです。
 
レッスンを通じて、人それぞれ感じられることは違いますが、それぞれの方が、異文化を通じて何か自分の中で違和感を感じ、その気づきは、ご自身を変えるきっかけになり、本当に自分求めていたものを思い出し、実現されるようになりました。
 
 
「アイデンティティ」とは自己理解を深めることだと思います。
自分自身の心の奥に秘めているもの、もしくは忘れていたことに気づいたときに、本当の「自分らしさ」に出会えるのではないかと思います。
 
私たちのアカデミーで一番大切にしていること、"Be Myself" (自分らしさ)です。
 
普段、あんまり意識していないアイデンティティを一度見直してみてくださいね!
それがあなたの強みになります。