月1回くらい更新しましょう、自分!
ということでストックの中から「ロストワールド」です。
バブルをベースに過ぎ去った時代をドラマにしなきゃならない脚本家。
でもって彼女のバブル時代,その後の当時者の現在、今の出会いを絡めつつ。
自分の過去をものすごく強く見つめ直さなきゃならないって・・・
結構きついことのように思います、うん。
でもってやはりアメブロさんになかったので、これ。
同じくバブルをテーマにしたアッコちゃんの時代をぺたり。
これもバブルの寵児だった女性を追ったもの、半ドキュメントな小説。
しかし林真理子さんって、受け止めることを書くとか
見つめ直すことを書くとか、そういうのすごいよねぇ。
過去と現在の行き来、それを思う気持ち。
各種描くのうまいなーっと。
やっぱり、この方女性に絶対ウケる本を書く方ですよね。
おじさん読者の多い雑誌なんかにも書いてるけど、とにもかくにも
女性の気持ちをうーーーーんと理解しているって気がしません?
って本読んだ感想か、これが?
いやでもはずさないから、基本この方の本は。
で、女として何かひとつは心に学んだり残ったりするからいいのです。
そう、いいのです。
アッコちゃんの時代 (新潮文庫)/林 真理子
¥540
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あなたみたいな明治の女(ひと) (朝日文庫)/群 ようこ
¥420
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えーっと、「肉体百科」はなかったんで・・・アメブロさん(゚ー゚;A

次に読んでみたいなーと思ったのはこれだったもんで。

貼り付けてみたというわけです、はい。

「肉体百科」は体にまつわるエッセイ集。

103篇も入っていて、読み応えもあり結構お勧め。

まー・・・某100円コーナーで売っていそうですけど。

この方のエッセイってむらがありません?

すごい当たり外れ、大きくないですか?

小説は結構当たるんだけれども。

でもこの「肉体百科」は、なーんか三十路過ぎにお勧めです。

二重うなじの恐怖とか(笑)

そーそー、気をつけないと首の後ろに肉がついたりするのよねぇなんて。

素敵なふくらはぎとは、とか。

もともと、オンナオンナしていないこの方ですから

その視点は面白く、移動中の一気読みなんかに最適です。

なにかを学ぼうとか、そういう発想には向きませんが。

あ、油抜きダイエットでいまどきにシモヤケできたんだとか。

でもなんか納得しちゃうけど、確かにねぇ、あれは結構危険よね、とか。

時間潰ししたいときに是非。

最近、和に傾いた本を書かれていて結構そちらも面白いです。

でもそれはまた今度~(*´∇`*)ノ


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むむむの日々 (集英社文庫)/原田 宗典
¥420
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ないんだもん、東京見聞録。

面白いのに・・・何故ない?

1年かけて、東京のあちこちを観光して回った記録の本。

それが・・・夜の道玄坂、とか変なところばかり。

この方の小説も面白いけど、エッセイはいいですよー。

なんか発想がね、変っていて。

視点が流石にちょっとずれていて。

小説もなんだか不思議ですもんね。

ご本人はあとがきにて「1年かけて突撃し、玉砕した」と書かれているけど・・・

玉砕ねぇ・・・わざわざ玉砕に向かったのでしょう(゚ー゚;A

「なんだってこんなところへ」と思いつつ、裏観光案内として

暇つぶしに読むのにいい本です。

これ結構重要じゃないですか?

わざわざ読む本。

そうじゃなくて、暇つぶしに読む本。

暇を潰すのに適した本。

この方の本、私は個人的にいい意味で後者。

今後も旅行の時なんかの、ちょっとした移動用に暇つぶしとして

また買いたい、原田さんの本。



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紫色の場所 (角川文庫)/林 真理子
¥400
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写真がないってなんか侘しい・・・

さて3月になりましたが、あけましておめでとうございます!

開店休業の読書日記で申し訳ございませんm(*- -*)m

本館「毎日旅暮らし。」 はほぼ毎日更新中なので

良かったら遊びに来てやってくださいませ~。

で、こちらの「紫色の場所」。

売れっ子スタイリストが主人公。

自分だけはずっとこの幸せを・・・とまぁそんな野心やら

若くていい男が出てきちゃって、新興宗教にはまっちゃうわけです。

その経緯やなんかが主なストーリー。

は~ん、人ってこうしてはまったりするんだね、ってなんか分かります。

隙間があるんですよね。

鉄壁のはずの「無宗教なもんで」の人にも。

後はこれが書かれた頃は、新興宗教ブームだったってのもありますが。

実際潜入取材を行ったそうですよー。

ご本人曰く、しかも本当にいい男がいた、とどこかで書いていらして

また林真理子さんが好きになった覚えが(笑)

んなとこでもちゃんとチェックするあたりが・・・可愛いなぁと。

でもね、軽い気持ちからはまっていく、深みに入っていく様は

なんとも「うぅ身内だったら怖い・・・」って感じです。

信仰は自由だけど、ずれていくんですよ、なんだか。

信じていればそれでいいのに、巻き込もう巻き込もうとしていく・・・

結構するすると読めてしまう本なので、移動中なんかにいいかもです。

酒のほそ道アラカルト (ニチブンコミックス)/ラズウェル細木
¥620
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私が書きたいコメントの本が、貼り付けられない・・・

どれもこれも「該当作品はありません」ってなっちゃうんですよ。

かといって外からリンク貼ろうとするとエラーででしてね。

なんかいらだつけど、まぁ一応ラズウェル細木さん見つかったし。

この酒のほそ道もいいですけど、「酒蔵」もなかなかです。

酒蔵のほうは、主人公云々じゃなくお酒の絡む食べ物話って感じ。

酒のほそ道は酒好きの主人公が、まぁ飲んで食べて失敗したりいろいろ。

肝臓を心配するその飲みっぷりは、すがすがしいほど。

でもねぇ、この主人公楽しく飲みそうで、友達に欲しいくらいだけど・・・

鍋の回だったかな、他のシーンでもだったかな。

なんか人のものも食べちゃうんですよ。

気遣いができないんですよ(笑)

漫画なのにそこにいらだつ私。

心狭いっ!!!

でもさぁ、上司と飲んでも上司の分の刺身まで食べちゃうってどう?

小籠包食べに台湾まで行って、割って食べるのってどう?

理由が「つまみにはでかすぎるから」ってどうよ、ムネタツ!

すっかり「酒蔵」から話がそれました。

まぁ飲むのが好きで、食べ物が好きだとラズウェルさんの本は当たりかも。

残念なのが、日本酒登場率が高いので理解できない部分があるところ。

私、日本酒は飲んでいるさなかに頭痛がするのです・・・残念。

体質に合わないんでしょうねぇ。

それでも面白いです、この方の。

他のも読んでみたいけど、あんまり本屋さんにないんですよね。

取り寄せ・・・在庫処分終わったら考えます。

ビートたけしの無条件幸福 (扶桑社文庫)/ビートたけし
¥620
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ないんだもの、アメブロに・・・

似たようなのを探してぺたっと。

多分、北野武名義で書いている本はテイストが違うと思われるので。

予想ですけど。

私が読んだ「みんな自分がわからない」は、完全に話言葉で

まぁ忙しい合間に、インタビューしてまとめたのでしょう、って感じ。

この時代の有名人の本に多い構成です。

ニッポン人の性格や暮らしを、彼がずばっと斬っていく・・・という内容ってなっていますが

うーん、力技で一本、って感じの内容でした。

もっとパワフルだった頃の本なので、より力技で技ありっていうか。

リアルタイムなら胸に響いたかもしれません。

これを買ったか貰ったかした時の感想が思い出せないのでなんとも。

読み直した感想は、今これを読んでもだれも「すっきり」はしないだろうなと。

ファンは分かりませんけど。

不景気な世の中、もっと日本人は貧乏になって身の程を知れ、って言われても

誰も「そうだそうだあああああ」とはもう言わないでしょう(゚ー゚;A

せめて本人が文章にしていたら、風化しづらいのかもしれません。

聞き取って書いた文、しかも明らかにこれインタビューでしょ?っていう

口語調、いや調レベルじゃなくてテープ起こしただけ?って文章なので

風化してしまった模様です、表紙の顔も若いしなぁ。


お水の純真 (講談社F文庫)/松岡 やよい
¥630
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変わった本に分類したものの、変わっているのかなぁ・・・
著者が現役お水の方なんですよね。
で、前編ホステスが主人公の短編集。
多分、ご自分の経験などをエッセイにしたほうが面白いかと。
小説としては、私個人的意見ですが「古本でよかったわ」と(゚ー゚;A
某古本やさんで買ったもので。
内容はいいといえばいいけど、駄作といっていいのか・・・微妙。
そう、なんだか全体が微妙。
文章力が微妙なのか?構成か?
分からないけど「微妙な本だなぁ」というのが正直な感想でした。
ストーリーとしては「直子」が一番好きかな。
でも「ないだろー、思いっきり想像も創造でなんだかな」ではあるのです。
細かいところはさすが現役!リアル。
ただストーリーとかが・・・微妙すぎ~。
最後の1編に関してはちぎってもいいかな・・・。
絶対この方、エッセイとか書かれたほうがいいと思うんだけどなぁ。
それかもっとリアルな内容で長編とか。
中途半端に非現実的で、細部がリアルで「ツクリモノ」っぽい匂い。
そう!それだ!
ツクリモノ感が滲んでいる感じなんだーーーー!
そこが残念、でも全部ちゃんと読みましたけれども。

こちらは更新が年中滞りますが・・・

本館「毎日旅暮らし。」 は日々更新中♪

良かったら遊びにきてくださいませ。

旅行関係の本・ガイドブックなどはこちら「旅本」 にて更新中です。


「東京」をテーマにした短編集。
これがやっぱりただの短編じゃない感じ。
個人的には「2人の部屋」「見栄」あたりが好きかなぁ。
これを読んでから、この本を手にする方もいると思うのでなんとなくだけ。
東京に憧れる女の子。
今のままだと高卒で地方の実家近く、親のコネで近所に就職させられそう。
自分は頭もいいし、ここらでいっちょ都会に出て大学へ・・・
と夢見ていたところ幼馴染の女の子から、東京に誘われる。
幼馴染はお金持ちで、高校から彼女は東京で兄と暮らしている。
兄が出て行くので、一緒に住もうよ、と誘われて・・・
これが「見栄」の最初のストーリー。
地方から出て、夜間の大学に通い昼間は幼馴染の父が経営する会社でバイト。
誘ってくれた優しい幼馴染は、何の苦労もなく大学へ通い華やかに遊んでいる。
幼馴染のその2人が一緒に暮らしていく、その中のなんていうのか
本当に「胸キュン物語」なんですよねぇ。
これ、結構古い本なので若干今とずれた女子大生の雰囲気とかになっているけど
そうそう心って変わらないもので、どの話も胸キュン物語、です。
「2人の部屋」は、憧れのお部屋を夢見る女の子の話。
東京でひとり頑張りながら、憧れの部屋を夢見ているわけです。
自分の部屋とのギャップに苦しみながら、自分でリフォームなんかして。
ある日、不動産やさんが見せてくれた「理想どおりの部屋」。
そしてその家賃と自分のギャップ・・・
この林真理子さんって方の短編、長編にもあるけれども上京した女の子の心情が
ものすごくぐぐぐぐっと伝わるものがいくつかあって、多分ご自分がベースなのでしょうね。
若くして親元を離れることって、ずっと親元にいて一人暮らし経験のない私には
長いこと憧れであり、やってみたいことのひとつだったのですが。
でもこの方の一連の描写を読むと、きっと楽しいことより大変なことのほうが多いのかもと
そう思ってしまう自分がいます。
門限がない楽しさとか、そういうのはあるのでしょうが。
この本だったかな、結婚式に白いワンピースを着ていってしまう女の子の話があって
その彼女は式場で上司に注意されるわけです。
一緒に来た友人に「白はいけないって知ってた?」と聞き、振袖の友人を憎らしく思う。
そして、振袖を着せてくれる親も、白はだめと止めてくれる親も、自分は遠くにあって
今常識を知らない子だと、きっと皆が心の中で笑ってる、と苦悩して終わるのですが。
なんだかもうキュンキュンきますね。
とにかく私はキュンキュンきました(゚ー゚;A

こちらのワンス・ア・イヤーなんか、思いっきりその辺りもついてきた自伝的小説。

ってことで東京胸キュン物語が見当たらなかったので、こちらの画像をば。

ワンス・ア・イヤー―私はいかに傷つき、いかに戦ったか (角川文庫)/林 真理子
¥500
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ヴィヴィアン・リーから始まって、イングリッドにマレーネでしょ。
オードリーにカトリーヌ、ブリジッドにマリリン・モンロー。
はたまたココ・シャネルなどなどなどなど・・・
美女として一斉を風靡した方々の人生を簡潔にきれいにまとめた1冊。
見つからなかったので写真はちょいと違う本(゚ー゚;A
15人の美女が登場。
でも「美しい人が美しい人生を送るとは限らない」の森瑤子さんの言葉どおり・・・
結構壮絶な人生が大半。
写真も入っていて眺めるだけで、美女15人ですから嬉しいです♪
心に強く残ったのは、ヴィヴィアンとマレーネ。
マレーネ・ディートリッヒがナチスに反抗して亡命したのは初耳でした。
無知なだけ?
しかも亡命しただけではなく、家族をドイツに残しているってのに
大女優として声高に、ナチスとその政策に従ったドイツ国民を
アメリカから非難し続けたのだそうです。
なぜ反抗しないのか?
宗教によってその血筋によって、迫害される人々がいるのはおかしいじゃいか!と。
なわけで戦争世代のドイツ人には、今も人気がないそうです、マレーネ。
裏切り者感覚があるそうな。
それもまた初耳。
ヴィヴィアンが精神的に病を抱えていた、っていうのもこの本で知りました。
その発病までの苦しみや、乗り越えられない壁などなど・・・
この2人のお話がぎゅううっと胸にきましたです。
ココ・シャネルの人生が結構波乱万丈なのは、ココ・シャネルについての本を
読んだことがあったので、ほっほーって感じでしたが。
でも面白い本です。
かなり古いので見つかれば、お好きな方にはたまらない1冊かも。
あと、ジャクリーヌ・ケネディ・オナシス。
ファッション性の高さからか、結構雑誌などにその人生が出てくると
美化された描き方が多い気がしますが。
森瑤子さんの描き方はストレートで「やはりですかい」って感じで。
神話というほど美しくないことが多いけれども、やはり人生ってみんな
色々あるんだな、それは世界的な美女であろうとなんであろうとも。
でも美女だけに美しくなくても、やっぱりドラマティックだななーんて
そんな陳腐な感想も抱いたりしつつ。
森瑤子が遺した 愛の美学 (集英社文庫)/森 瑤子
¥520
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神の左手悪魔の右手 (1) (小学館文庫)/楳図 かずお
¥610
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この方の画って、やたらめったら細かいですよね。

それが顕著というかなんというか、の一冊。

いや1巻じゃ終わりませんが。

この本の怖いところは、内側の恐怖なんですよう。

近いのはエルム街の悪夢ですかね。

夢がキーワードになっていて、現実と交錯しちゃっていて。

それも怖いけど、この1巻で女の子が部屋いっぱいの泥を苦しそうに

吐き出すシーンがあるのですが、なんか私はそれが怖い。

追いかけてくる人とか殺される恐怖のシーンより。

苦しそうに延々と「何故か」泥を吐きだし続けるシーンがなんとも。

苦しそうなんだ、また。

つじつまとか意味合いとかは、ちょっと横に置いておいての本です。

ホラーなんかの大半はそうかも(゚ー゚;A

解説文で知ったのですが、著者の縞々なお方。

「この世で一番怖いものは人間です」と仰っていたそうな。

意外。

それとこの方、蜘蛛女だったかも描いているのだけど

蜘蛛が大嫌いなのだそうです。

1巻の解説文は荒俣宏さんが書かれていて、この方の本について

「描いている人間が怖がりながら描いているからこその恐怖」みたいな

なんだか膝をぽんっと打ちたくなるようなことを書かれていました。

リアルには起こらない「恐怖世界」なんだけど、緻密な画と

子供心に残りそうな恐怖感が独特なんですよね、本人がびびっているからか!

ありがとう、荒俣さん。

ところで・・・更新が3ヶ月近く開いてしまいました。

もしその間も見てくれている方がいらしたら、どうもありがとうございますm(*- -*)m

処分しつつある在庫の、表紙のみをストックしつつさぼっていました。

その間にも本を買い、更新したいよう、と思いつつさぼっていました。

そのうちにパソコンが壊れてしまい、アメブロが使えず・・・

が、買い換えたのでちゃんと更新したいもんです、はい。

ということで、今後ともよろしくお願いします。

本館「毎日旅暮らし。」 は基本毎日更新中です。

お暇なときにでも遊びにきてくださいませ♪