式部夢山道 -那古寺 千葉県館山市那古-
皆さん、こんにちは。
今日も引き続き房総の那古寺境内の紹介をしていきたいと思います。
さ、こちらの道は境内から山の方へと続いています。
この先に何があるかと言いますと、那古山山頂と潮音台。
という事で今回はこの式部夢山道周回コースをご紹介です。
石段をてくてくと登っていきます。
あ!こんな山の中に何故カワハギ(ウマヅラハギ?)の死骸が!!?( ̄□ ̄;)
皆さんは何故だと思います?答え(予測)は記事の最後に。
更に進みます。登ります。
途中に開けた場所があります。
ここは元禄16年(1703年)の大地震まで那古寺の本堂があったと言われています。
その奥の方には紫式部の供養塚があります。
ここには紫式部の墓があるという伝説が残っている様です。
この木、何か神々しい様な感じ・・・。
さて、山道に戻り、更に上を目指し登っていきましょう。
潮音台まであと70m。
もう一息だ!
潮音台に出ました!!ヾ(@^▽^@)ノ
うわ~!気持ち良い~!!
汗をかいて登ってきた価値がある、良い景色が眼前に広がります。
テーブルには和泉式部の歌が・・・。
この潮音台には和泉式部の供養塚があります。
これは和泉式部の墓だと言われているそうですが、
そういった伝承が残るの地は全国にもあるみたいですね。
ちなみに和泉式部の娘である小式部内侍の供養塚も隣にあります。
こちらは富士講碑。
祠の台の部分には「山の下に三」の笠印があります。
これは地元の山三講が祀ったものだそうです。
さて、先程の潮音台の道標があった所まで戻って、次は反対側に進みます。
そちらにあるのは那古山山頂。
帰って来て調べたところ、これは飯縄権現だそうです。
飯縄権現とは白狐に乗った烏天狗の姿の神で、
時にその身体や狐に蛇が巻き付いている場合もあるそうです。
この馬と猪は3年前に訪れた際も祀ってありました。
飯縄権現と何の関係があるんだろうか?と不思議でしたが、
ネット上で見かけた5年前の画像ではこれらは祀られてなかったので
近隣の人が何となく置いていっただけなのかもしれません。
さて、特に山頂という表記は見当たりませんでしたが、
わざわざベンチがあるのでこの辺りが山頂でしょうか?
ここを更に進み下っていくと、那古寺の本坊の裏を回って駐車場へと続きます。
以前に行った時は真夏で死にそうに汗だくだったので、その嬉しさもひとしおでした。
今回はそれに比べるとだいぶ楽でしたが、それでもこの見晴らしは最高ですね!
是非、那古寺を訪れた方にはちょっと時間を割いて登って頂きたいです。
あ、そうそう。山中に魚の死骸がある謎。どうしてか分かりましたか?
これはあくまでも予想ではありますが、房総ではあちこちでトンビを見かけたので、
トンビが咥えていたものが落ちたのではないか?という説が有力かと思います。
さあ、次回はいよいよ那古寺そのものをご紹介しますね~。
そして本日は本館のなんでも食べ太郎では
支那ソバで有名な目黒の「かづ屋」さん をレポしています。
また別館の生き物写真館では
南房パラダイスで見たコブガモちゃん を紹介していますので、
是非とも併せてお楽しみ下さいませ~。