道頓堀界隈って、実に久しぶりな感じがする。
といっても、以前、このあたりで仕事していたときは、プロジェクトルームに缶詰になっており、ろくに町を歩くことも無かった。
だから、感慨深いとか、懐かしいとか、そんな感じがしない。
川の上は、客引きが多く、酔客も多い。
水面近くでは、そんなことはない。いろんなものを川が流していくようだ。
ちなみに、僕が見たときは、割り箸が流れていた。
そんな川からあがる階段のところに、あっちち本舗がある。たこ焼きのお店。
列に並ぶ、といっても前に一組だけだったけれど、列のガイドになるプラスチックのチェーンがあったから、ピーク時には行列ができるのだろうと推測した。
いろいろなフレーバーがある。
一番人気は、しょうゆマヨネーズだったかな。
たこ焼きといえば、ソース味、だからソース味を注文する。でも、大阪の人は、ソース味よりも出汁の味を重視するみたい。
マヨネーズをかけますか?と質問、断る理由は無かった。
見れば、マヨネーズの有無も、フレーバーとしてカウントされている。
持ち帰りの包みをあけて、たこ焼きと対面する。
ふわふわとしたたこ焼き、大きめである。
そのふわふわをわると、とろりとした中身が現れる。
ふわとろのきわみだ。
そんなとろとろだと、途中で飽きてしまいがちだが、タコが食感を楽しませるサイズであり、コリコリ感がある。強い味のソースよりもだしが感じられるしょうゆの方がオススメであり、人気な理由が分かったような気がした。