日立、最終赤字7000億円 製造業で過去最大、7000人を配転・削減
 日立製作所は30日、2009年3月期の連結業績(米国会計基準)の見通しを下方修正し、最終損益が7000億円の赤字(前期は581億円の赤字)になると発表した。従来予想は150億円の黒字だった。世界的な景気悪化で薄型テレビなどすべての部門で売り上げが落ち込む。記者会見した古川一夫社長は「縮小する市場に対応する」と述べ、グループ全体で7000人を配置転換・削減することを明らかにした。1500億円の構造改革費用に加え会計上の税金費用なども膨らむ。

===================================================================================


日立が7000億円の赤字に転落するらしい。世の中は大変みたいだ。。。


一般的にはそう言われてるが、マジでそうなのか!??

"100年に1度の経済危機”に便乗してる感が満載にしか見えない。


普通、これだけの特損を出したら、経営責任を問われるけど、そんな話も聞いたことないし、もともと処理したかった不良資産や閉鎖したかった工場をこのタイミングで閉鎖してんじゃないの?


日立に限った話ではないけど、例えば、日立の下方修正の資料をチラっと見ると・・・


修正前

売上   10兆9000億円

営業利益   4,100億円

税引き前利益 3,100億円

当期純利益   150億円


修正後

売上   10兆200億円

営業利益   400億円

税引き前利益 ▲3,800億円

当期純利益   ▲7,000億円


となっている。


当期純利益は7150億円も下方修正しているけど、営業利益段階では予想比で3,700億円のマイナスで、その他は、これでもか、、、というくらいの特損を計上し、税金もたくさん払って・・・・最終7000億円の赤字にしている。


売上が9000億円減って、為替が10円程度円高になったからって、1Qでこれほどの赤字に転落するハズがないやん。サブプライムがどうのこうの、そこまの影響が急に出るわけないしパンチ!


歴史のあるオールドエコノミー企業はBSに積年の膿が溜まっているので、どこかの段階でカミングアウトをしなければならなかったんだろう。

歴代の社長は自分の代で処理するのは・・・・とためらってたんだろうけど、そういうのを全て"100年に1度の経済危機”に便乗して、処理してしまうって、、、、なかなか上手いなぁ~