月曜に久々に母に会ってきました。

お正月に行き、翌週自分が風邪気味だったので遠慮したら、

その翌週から世間のインフルエンザ蔓延でお見舞禁止になってしまったのよ。

月曜がその解禁日でした。

元気にしてました。

少し痩せたのか、顔が一回り小さくなっている気がしました。

私のことは勿論わかりませんでした。二カ月ぶりですからねー。

私はひな祭りに彼とちらし寿司を作った事、

子供時代に母と海老の料理をしてる時に背腸の取り方も

教わった記憶があるのに、勘違いして覚えていた話をしましたが、

母は何の事かわからない様子。

あんなに美味しかったゆで卵入りのエビチリソース、

姉弟四人の大好物だったこと。

大人になるまでゆで卵が入っているのが定番だと思い込んでいたこと。

それは、貧乏な我が家で育ち盛り四人を育てる母親の苦肉の策だったこと。

それも全部忘れてしまっているのね。

大人になって知った私たちの母へのありがたみなのだけれど。

私の感謝の気持ちは伝わったのでしょうか…

母は、「昨日富士山の絵の付いたどら焼きの様なものを食べたけれど

それが大き過ぎて食べきれなかった」と

何回も何回も繰り返し同じ事を話していました。

本当にあったかどうかはわかりませんが。

食意地の張った母がお菓子を残す

確かに口惜しい思いだったのでしょう。

母の心中を慮って笑ってしまいました。

私はやはり母の娘ですな。食意地の張り方がそっくり~。


 母に会うのは、私にとっても、良い事のようです。

例えこちらの事や言う事が分からなくても。

前日夜中に目覚めてから眠れなかったので、

勿論別に母の事を思い出した訳ではないのですが、

ここは一つ親思いの振りをして、

「会いたくて眠れなかった」と彼女には伝えておきました。

そんな冗句も解ったんだか解らなかったんだか。

ただ笑顔をみせてくれるだけでしたが、それでも楽しい面会でした。