今朝出勤しようと玄関に出ると、ポーチの鉢植えの土は
表面が白くて乾いてしまっているように見えます。
昨日の午後にお水をやったばかりなので、(・・;)?状態。
冬場は、草花に毎日お水をやる必要はないはずでしょ。
確かに昨日はお天気も良く、風も強かったから乾燥したのかしら?
とにかくお水をあげた方が良いかと外の水場に向かうと、
なんと 雨水桶のお水がカッチカチのツルピカリンに
凍っていました。
 多分、今冬初氷でしょう。昨夜は寒かったものね。
鉢の土が乾いて見えたのは、この寒さのせいかしら。
白かったのは乾燥じゃなくて、氷?
でも霜ではなかったはずなんだけれど。
 この状態なら水道管も凍っているはずと見切りをつけ、
そのまま出勤してしまいました。
寒い時にお水を上げて、凍らせてしまうのも可哀想だものね。

 幼い頃冬になると、庭の池が凍るのを
毎年楽しみにしていました。
表面が凍ると、鉄の棒をドスンドスンと突き刺し、
その氷を割ります。
そこに手を挿し入れ、その割れた氷を掴み持ち上げます。
誰が一番大きな欠片を取ることができるか、
子供同士で競争するんです。
これが結構難しい。つるつる滑って落としたり、
大きすぎると自重に耐えられず、割れてしまいます。
この池の水と氷の冷たい事、それは極まりありません。
水の中に入れるから、手袋なんてできませんから、
一種の我慢大会です。
子供たちの手は真っ赤になって、指先はかじかみ
長い時間持ってはいられません。
 大きさ比べが終わると、今度はそれを氷上に投げ、
誰の氷が一番遠くまで滑ってゆくかの競争です。
叩きつけると割れてしまうので、衝撃が少ないように
水面で行う水切りの様な、入射角のコントロールが必要です。
勢いが強すぎて、池のふちのコンクリにぶつかったらアウトです。
お互いに投げた氷同士がぶつかり合ったり、
氷上と欠片のぶつかり合う音は、小さくても高く澄んでいて
とても気持ちのいい音でした。

 あれからウン十年、年々温暖化が進み、
池に氷が張る回数も減って行ったようです。
流石に今日の寒さなら実家の池も凍ったかな?
もう あんな風に氷で遊ぶこともないのでしょうねぇ。
仕事に向かう車の中で、楽しい冬の思い出が
懐かしくよみがえりました。