「入院のご挨拶」
長々とすみません、最後までお付き合い頂ければ幸いでございます。
私、悪役俳優の徳丸新作はこの度、脛椎の治療に専念する為、神戸方面の病院に6月いっぱいの予定で、入院する事になりました。
撮影や収録の段取りを完璧してから、7月の手術を希望しておりましたが、日々激痛がひどくなり、もはや一睡も出来ない日が続いております。
今は、激痛のため布団で寝るのは不可能で、ソファーや車で仮眠程度の生活になりました。
(1ヶ月こんな睡眠で人間は生きていることが出来るのか正直、順応に驚いておりす)
最近では隙間を利用して立って寝て、痛み止めのきく時間もだんだん短くなり、量も増えて来た次第でございます。
食事のおり箸も落としたり、カバンも重く感じてもてず、痛さで財布すら素早くあけにくい状態(よく券売機で舌打ちされました)、咳をすると響く、同じ態勢でじっとしていれない、状態になりました。
役者は悲しいもので、人前にいると仕事をしているときは、アドレナリンが出て痛さが全く止まっているんです。
血圧が低い自分(上110下65)が、痛さで血圧が、(上198下121)高く雲の上をフラフラしている自覚を感じるに至り、初めて「ヤバイ」と実感し、手術の決意をした次第でございます。
「心から笑えない自分」がいて、ここに至り決意しました。
11日に入院、15日に手術をします。
皆様からのお心遣いの御言葉、御激励に感謝の思いでいっぱいで、有難い御言葉に涙が止まらぬ夜もございました。
殺陣をしているのに…
注射も怖く見れない気の小さい自分であり、今回、人生初の入院、手術で、不安もありますが、更なる芸能活動パワーアップを目指し、今年秋、来年と大切にしている映画やドラマの作品を前にして、完璧に身体のメンテナンスをして、生まれ変わった気持ちで、精進して参りたいとようやく前向きに、決心出来ました。
さて今回の入院での面会で、勝手なお願いではございますが。
先生を、ご紹介頂いた方へご迷惑をかけることを最大に恐れております。
お世話になります病院、今回手術に至る経緯を運んでくださった関係各位、ご紹介者様への配慮として、また、病院が遠方という事もあり、わざわざお越し頂くのは、心苦しい限りですので、出来る限り、ご辞退頂けたら幸いでございます。
身内の人間、両親や兄弟にも、来ないように申しております。
横たわる徳丸新作を見せたくないと言うのが一番であり、常に役者徳丸新作でいたいと言うカッコいいことは、申しませんが、笑って退院した顔の方を、見てもらいたいと言うのが、心よりの願いです。
手術後の身体の態勢もわからず、話をちゃんとできるか予測不可能ですし…
その辺りを、お汲み取り頂き、何卒、宜しくお願い申し上げます。
どうしてもと、おっしゃる方には、許可証発行した後の面会方法で、手続きもございますので、直接メールにてご連絡頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
時空脱獄NINJAジライヤの大木監督より「こけたことが不幸せではない、立ち上がれないのが不幸だ」との激励を、先日うけました。
涙しました。
東京行き断念させてくださいました。
だからその御気持ちに応えるためにも、病気を新たな心の追い風にしたいと決意出来ました。
いよいよ「宿命転換」に立ち向かいたいと思います。
実はこの首の痛みは、出たり消えたりで、33年間戦ってきました。
当時教育現場の加害者が、当時33才であり、自分が14才(数えで15才誕生日前でした)でしたから、何かの縁でしょう。
33年の痛みを持つ自分の今が「天下分け目の関ヶ原」の戦いとなりました。
信長のコウワカ敦盛の舞い「人生50年」本能寺で駆けた夢幻を一生懸命、1日1日丁寧に生き抜き明日入院します。
((笑)かなり大げさです歴史学学位を取得したので歴史的な表現をしてみました、馬鹿にして下さい)
色々と大変な状況をもっています。
実家の会社、両親の老い、雑貨の店、輸入インターネット会社の行方、映画やドラマの撮影、アクションショーのプラン、担当番組のことや、スポンサー対応、中には、毎日ご批判の声も頂きます。
facebookに書くな!
大げさだ!
嫌だから入院しているだろう!
本当は元気なのでは等々…
自分の責任を放棄して、謙虚そうに振る舞い美味しいところはとり、いやになると投げだそうとする同じ芸能事務所の人間もいます。
(皆さんが知らない人ですから、誰か?と聞かないで下さい、多分facebookしてないので)
今の入院は、はっきり言って自分も痛さ以上に気がかりです。
人生は、逃げたら負けだが、引くのは作戦のうちです。
攻めることをばかりをして引くことを知らぬは、将軍の器にあらず。
色々批判もありますが。
愚人に誉められたるは第一の恥ですから。
正直にまっすぐ、芸能の道を、泥の中から咲きでる蓮の様に、必ずや結果をだします。
最後に…
映画やドラマ撮影やオーディション、NHKの撮影、シアターセブンの映画館、担当番組の準備不足など、ロケーションサービスの理事会、スケジュールのことで多大なご迷惑をおかけした、関係者の方々に、深く深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありません。
伏してお詫び申し上げます。
その代わり、いい仕事で必ずや、何倍にもお返しする決心でございます。
それでは皆様、僕にとって年末年始、ゴールデンウィークも、盆休みもなく3年ぶりの少し休息を下さいませ。
更に己を磨き、大変な時を大きく変わるチャンスに変えて、「大悪起これば大善来る」「冬は必ず春となる」の如く、必ず病を楽しみます、そして悪役の役者の道・殺陣の道を精進して参りますので、しばし失礼を致します。
長々と思うところを、書いて申し訳ありません。
明日行ってきます。
6月10日
徳丸新作より