24 Twenty Four リブ・アナザー・デイ

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2015/03/04

監督　ジョン・カサー
脚本　ハワード・ゴードン、エヴァン・カッツ、マニー・コト、
デヴィッド・フューリー、ロバート・コクラン
音楽　シーン・カラリー

出演　
ジャック・バウアー/キーファー・サザーランド
クロエ・オブライエン/メアリー＝リン・ライスカブ
ベルチェック/ブランコ・トモヴィッチ

ジェームズ・ヘラー/ウィリアム・ディヴェイン
オードリー・ブードロー/キム・レイヴァー
マーク・ブードロー/テイト・ドノヴァン

スティーブ・ナバロ/ベンジャミン・ブラット
ケイト・モーガン/イヴォンヌ・ストラホフスキー
ジョーダン・リード/ジャイルズ・マッシー
エリック・リッカー/ベンガ・アキナベ

マーゴット・アルハラジー/ミシェル・フェアリー
シモーヌ・アルハラジー/エミリー・バーリントン
イアン・アルハラジー/リアム・ギャリガン
ナヴィード・シャーバズ/サッシャ・ダーワン

エイドリアン・クロス/マイケル・ウィンコット
チェン・ジー/ツィ・マー
アナトル・ストルナヴィッチ/スタンリー・タウンセンド

タナー/ジョン・ボイエガ
イエーツ/ジョセフ・ミルソン

（あらすじ）

訪英中のヘラー米大統領。
今、米国は無人爆撃機作戦を巡って
世界から反論を受けている。
実は彼にはアルツハイマーの兆候があった。
娘・オードリーの夫でもある
秘書のマークは不安を抱いていた。

そのイギリスにジャックが入国した、ということで
ＣＩＡはナバロの指揮の下、捜索を開始。
ジャックはあっさり確保される。

そんな彼の行動を不審に思うナバロの部下・ケイト。
彼女の夫はＣＩＡでの不正行為がバレて自殺をしており、
彼女もジョーダンはじめ周囲からを冷ややかに見られている。

が、彼女の思惑通り、
ジャックはＣＩＡに捕らえられていたクロエと共に逃走した。
実はジャックはヘラーを狙ったテロ計画を耳にしていたのだ。

そんな中、タナー中尉が操縦する無人爆撃機が勝手に攻撃を始めた。

クロエは夫と息子を亡くしており、自責の念に駆られていた。
彼女はハッカー集団「オープンセル」のメンバーになっており、
リーダーのクロスとは恋仲だった。
攻撃にはそのメンバーの一人・イエーツが所持する
遠隔操作装置が使われていた。
クロスは反対するが、クロエはジャックに協力することにする。
イエーツの行方を追うジャック。

その装置を手に入れるために彼に近づいていたのがシモーヌ。
彼女の母・マーゴットこそが今回のテロ事件の主犯だった。
彼女は夫を米国に殺されたことを恨んでおり、
娘のシモーヌ、息子のイアン、娘婿のナヴィートを巻き込んで
家族に対してさえ非情に計画を遂行しようとしていた。

一方、マークは書類を捏造してしまい、
それをロシアの外務副大臣・ストルナヴィッチに見透かされて
脅迫されていた。
副大臣の狙いはジャックだった。
マークにとってもジャックは妻の元恋人で目障りな存在だったため、
彼は新情報を副大臣に提供することにする。

（感想）

続きは観なよ、
面白いから。

この作品もシーズン１から１５年が経ち、
その間に
日本でもテロに対する捉え方が大きく変わったように思う。
最近の事件等を通して、もっと身近な出来事として
その卑劣な行為に戦慄を覚えるようになったのではないだろうか。
なのでこれまで以上に興味深く見てしまった。

テロ騒動だけで終わらず、その続きがあって・・・
ああ、さようなら、オードリー。

久々にダレないてんこ盛り感が味わえたし、
この作品のコアである
ジャックの哀しみ－　　
正義を遂行しようとしている人間が
自分も、周囲も
幸福に出来るわけじゃない悲哀な皮肉・・・－
が溢れていて切なかった。

悪役のイメージが強かったキーファーの、
正義だが正義とだけとも言えないような破天荒な行動をし、
時には悪にすら見えてしまうような狭間に生きる役は
まさに彼こその当たり役で、
アップになった時に見せる深い哀愁の表情が味わい深く、
この作品を印象的にしているのだと思う。

今作ではヘラー大統領を演じた
ウィリアム・ディヴェインも特筆すべきものだった。
その佇まいに「悲しき男の一生」を感じさせた。

２４の魅力を堪能・
再認識出来た。