『ザ・ウォーカー』

監督　アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ
脚本　ゲイリー・ウィッタ
音楽　アッティカス・ロス

出演　デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、
レイ・スティーヴンソン、ジェニファー・ビールズ、フランシス・デ・ラ・トゥーア、
マイケル・ガンボン、トム・ウェイツ、マルコム・マクダウェル

（あらすじ－ほぼネタバレ）

荒廃したアメリカ大陸を
３０年間も西に向かって進むイーライ（デンゼル）。
彼は一冊の本を携えていた。
誰かに襲われれば、容赦なく斬り捨てるイーライ。

彼が立ち寄った町の独裁者・カーネギー（ゲイリー）も
ある本を探していたが、イーライが所持している本こそが
自分の求めていたものだ、と知った彼は、
妻・クローディア（ジェニファー）の連れ子・ソラーラ（ミラ）を
使って手に入れようとするが、
ソラーラはイーライの人柄に惹かれ始め、上手く行かなかった。
母娘はカーネギーに精神的迫害を受ける生活を送っていた。

旅立とうとするイーライを襲うカーネギー一行だったが、
逆にやりこめられた。

クローディアの勧めもあり、ソラーラはイーライに着いて来る。
拒否するイーライだったが、盗賊に襲われたソラーラを助け、
道中を共にすることに。

マーサ（フランシス）が用心棒のジョージ（マイケル）と暮らす家で
接待を受ける２人だったが、
そこへカーネギー一行が現われ、本は奪われ、ソラーラは連れ戻された。

その途中、ソラーラは車中の人間を襲い、逃走。
ソラーラに思いを寄せていたレッドリッジ（レイ）も殺した。

カーネギーがついに手にした本は「聖書」だった。
彼は人々を統率するのに必要なのは信仰だ、と考えていたのだ。
だが、それは点字で書かれており、
盲目のクローディアも理解出来ないブライユ点字だった。

ふたたびイーライと共に進むソラーラ。
たどりついた西の島は文化的で安全な場所だった。

イーライはロンバーディ（マルコム）に
暗記した聖書を聞き書きさせ、聖書は復刻された。

イーライが亡くなり、ソラーラは
新たな決意を胸に町へ戻るのだった。

（感想）

キリスト教万歳映画。

それは悪いことだと思わないが、
日本人は
「信仰」ということをアメリカ人ほど密に感じて
生活しているわけではないので、
ピンとこないかも知れない。　

同じようなシチュエーションの

ザ・ロード　（←リンク）のほうがおすすめかな。

ただ、宗教が根源にあるのとないのとでは、
生活が全く変わるのは確かだと思うので、
この映画の主張は正しいと思う。

主演はアメリカの良心男優・デンゼルだし、
とても崇高な志のもとに製作されたのだと思うが、
メインはロード・アクション。
あんまり突っ込みたくないけど、
腑に落ちない部分がたくさんある。

フラッシュダンスの　ジェニファーの出演に驚き。
まだまだとても美しかった。

ゲイリー・オールドマン　

アンボーン（←リンク）
マイケル･ガンボン　

ハリー・ポッターと謎のプリンス（←リンク）
トム・ウェイツ　

Dr.パルナサスの鏡（←リンク）
マルコム・マクダウェル　

ココ・シャネル（←リンク）　

ドゥームズデイ（←リンク）　

など、個性的なベテランが出演している。

オフィシャル・サイト
http://www.thewalker.jp/