前回の記事を読む


さて、前回でお話したお腹だけは筋力強化によって

皮下脂肪が減少するということの理由をご説明しましょう。




4足歩行の動物にとって、お腹と言う部分は外敵に曝される事が少ない場所です。

そのため、動き易いように、お腹付近には骨がありません。

皆さんも、お腹にはあばら骨が無いはずです。




ところが、2足歩行をする事によって人間は、その急所とも言えるお腹を、

外敵にさらけ出す生活をする事になったのです。

しかしそれでも、あばら骨をお腹にまで発達させる進化はしませんでした。

そのため、ある方法で人間はお腹と言う急所を、守る進化をしたのです。




ある方法とは、お腹を強い筋肉で守る事です。




また加齢や食料不足で筋力が保てない場合は、他のどの部分よりも優先して

皮下脂肪を蓄える事でお腹を守る進化をしたのです。




この進化こそが現在の社会で中年はお腹が出るとか、

痩せている女性がぽっこりお腹で悩むという原因をつくったのです。




つまり、どんなにカロリー制限しても有酸素運動で皮下脂肪を落としても、

腹筋力がある程度強くなければ、お腹にだけは皮下脂肪が残るように

人間の身体は出来ているのです。




ですから、筋力が弱くて痩せているけどお腹が出てる場合や、

加齢や運動不足で筋力が低下している人の場合は筋トレで腹筋を鍛えるだけで

お腹の皮下脂肪は減少します。




しかし、元々筋力が充分にあるけどオーバーカロリーで太っている場合は、

筋トレで腹筋を鍛えてもお腹の皮下脂肪は減少しません。




お腹が出る理由は皮下脂肪だけではなく、内臓脂肪増加や腹圧減少も考えられます。




内臓脂肪は脂肪の過剰摂取、砂糖製品などの摂りすぎ、

カロリーの過剰摂取や運動不足が原因で増加しますので、

皮下脂肪を減少させる努力をしていれば過度には内蔵脂肪も溜まらないでしょう。




腹圧の減少はお腹周りの筋力低下が主な原因です。




つまり腹筋の強化、腰周りの強化が必要なので

筋力トレーニングが必要になります。




結果として、太っていてお腹が出ている人は食事の内容を改善して、

筋力トレーニングを行い、適度な有酸素運動を行わなければいけません。


続きを読む


これからも有益な情報をあなたにお届けします!
応援クリック是非よろしくお願いします。

人気ブログランキングへ