7月の参議院選挙からネット選挙が解禁になり、色々なインターネットを活用し選挙戦ができるのに、ブログの更新を2ヶ月もできずにすみませんでした。

これからはできるだけ短い間隔での更新に努力します。
 「暑さ寒さも彼岸まで」との季節を語る諺もあるとおり、暑かった夏も朝夕は涼しくなりました。今年は日本各地で異常気象の連続でした。
 6月~7月は高気圧が日本列島を覆い、高知県ではこれまでの日本で一番高い気温の41.7度を観測するなど毎日35度を超える日々が続きました。
8月に入ると一転して局地的な豪雨災害が日本各地を襲いました。
 仙北市でも、局地的な豪雨が8月9日、最初西木町上桧木内地区から始まりました。8時ころから降り始めた雨は、1時間に80ミリを越える豪雨となり地区の家の裏山にある小さな沢から土砂が押し出しいたる所で氾濫し床上、床下浸水、そして、桧木内川も氾濫し多くの用水路や用水路頭首工が被災、市道や林道の法面崩落等の災害となりました。幸い市民の方には被害がありませんでしたが、この雨雲が田沢地区へと流れ先達地区供養仏集落の山の斜面が崩落し土石流となり集落を襲い6名の方々の命を奪いました。
 当日はバケツで水をまいたような雨が1時間以上続き、そして、崩れた山の斜面は霧に覆われてよく見えなかったそうです。被災した方々は一瞬の出来事で気が付いたときには土石流が集落を襲っていたとのことです。土石流発生の原因が色々と取りざたされていますが、その一つに先達発電所を作った時の掘削した水路の礫が多量に斜面に捨てられ、それが年月の経過とともに風化した土砂となり雨水を吸いこみ、最初の土石流となり他の斜面の土砂を巻き込み大規模な土石流となってなだれ落ちたのではないかと推測する学者もいます。まずは土砂崩れの原因を究明し、亡くなられた方々の無念に報いるためにも、今後の防災に生かさなければならない。
 仙北市は市の面積の約80%が山や森が占めており、多くの家屋が急傾斜地に面しています。いつでも、どこでも土石流や斜面の崩落は起こる可能性はあります。私たちは常に災害に備え地域で行われる各種訓練に参加するとともに家族や地域の方々を災害から守るにはどうすればいいかを考え行動に移さなければならない。それが地域社会の一員としての義務だと私は思います。又、市も地区毎に地震、大雨、豪雪等のきめ細やかな防災マップを作成するとともに集落毎の自主防災組織作りと集落毎の防災訓練を実施していただくよう集落にアプローチし災害に強い地域社会作りに努めなければならない。


「備えあれば憂いなしであります。」