昨日は、静岡の「愛ちゃん&しんちゃん」ペアと「Jupiter」さんが給餌とTNRの捕獲に入っていた。「愛ちゃん&しんちゃん」は引き続き今日も給餌に入っている。6月は厳しいボランティア事情だったが、下旬になってからは毎月村に入っているメンバーが集中して、連日の訪問が出来ている。しかしそれでも訪問回数は約900回と推計できて最近のレベルからは低調、しかも7月も厳しい状況からのスタートと思われる(飯舘村給餌活動・・・6月の結果は後日アップ予定)。
飯舘村は、時折強い雨脚が混ざる雨の中だった。
山木屋から比曽坂への補給・給餌はいつも通り、31号線沿いの飯樋や小宮の餌場に寄りながら中2日の蕨平に行く。その後は芦原・草野12号線沿い餌場の補給・給餌、そして最後は松塚へ、しかし松塚の「さくらの丘」で帰宅中のお父さんと出会い、愛ちゃん&しんちゃんが来ていたことを教えられる。しばし時間をいただき、帰村のこと・家屋解体のこと・餌場(BOX設置)のこと等々計画をうかがうことができた。母屋も餌場も現状のままにして、空き地に新たな住まいを建て、独り住まいだが帰村すると。ここの餌場では、最近でも「黒猫」「サビ猫」「茶トラ」を確認している。先行きは安泰のようだ・・・
一昨日に続いて今日も雨のなかのふたりだった。
(「いっちゃん」はいつも軒下の高台で待機している。狭いが安全なのだろう。「うーちゃん」はお食事処の上で雨を避けていた)
(ご飯が来たと云った感じで寄ってくる)
(雨やまないかなぁ~ 天を仰ぐ「うーちゃん」)
(「まだかーッ」と催促に)
(雨のあたらぬ軒下で食事)
(食後は爪とぎの「いっちゃん」)
(こちらは「入れたら出さなくては」・・・雨で落ち着いて出来ん)
今日の蕨平
最近の動向と変わりなく全く姿は無し。4か所のBOXは順調な推移だった。除染のためBOXが移動させられた「イチローの家」、猫が利用するのに支障ないだろう 。「ラビの家」では電気工事中の方に尋ねると、「クロ猫がいた」との返事が。「ウルイ」だろう。6月には10回蕨平に入ったが、今月生存が確認できたのは、「チビの家」の「コゴミ」とその「ウルイ」のクロ猫2匹だけに減ってしまった、除染作業の広がりが一定影響しているが。今年になってから姿を確認できているのは、8匹と年々減ってきているが、そのうちの2匹を今月確認、さびしい結果だ。
(コゴミ)
(ウルイ)
2016年1月以後姿を確認できた蕨平のねこたち
(「イチローの家」で見たクロ猫:未手術)
(「イチローの家」で見た「ラビ」の子のうちの1匹)
(「ラビの家」で見た「ラビ」の子のうちの1匹)
(「栗の碑」で見た3匹:未手術も)
避難解除になったとしても、もはや一人も帰村しないだろう蕨平、その地区で今も生きている取り残された猫たち、ボランティアの運ぶご飯が命綱だがいつまでも続けられるものではない。みな人馴れしていないが、家猫への道を拓いてあげたい。
午後からは雨も上がった