都知事選に浅野史郎氏出馬の模様 | 権力とマイノリティ

都知事選に浅野史郎氏出馬の模様

■民主党は勝手連として浅野氏支援
浅野史郎
↑正式に出馬する浅野史郎氏の記者会見 3月6日

 市民グループが浅野史郎前宮城県知事が、都知事選に出馬するようにとの、ラブコールを送っていたが、それに応える形での事実上の出馬表明だ。民主党の公認や推薦も受けず、無所属での出馬になりそうだ。民主党は勝手連的に応援することになるが、果たしてどこまで、石原都知事を追いつめることが出来るのだろうか。
 民主党を地方自治の現場でウォッチしていると、実に貧困な人材しかいないというのが、わたしの実感だ。国会では最大野党だが、地方議会では多くは少数野党だし、実際に政策的には首長の与党だとしか思えない場面に多々遭遇する。
 浅野氏は厚労省の官僚を経て、宮城県知事を3期12年の経験はあるが、東京都民にとっての知名度は極めて低い。今年は統一地方選の年、東京という首都の知事選の影響は、夏の参議院選に及ぼす影響は大きい。実際の選挙は政党色を薄めながらも、実質的な選挙体制(人・金・物など)をどこまで、どのように民主党が担うことが出来るかが、民主党の役割になるのではないだろうか。

▼市民団体の動きは、ブログ「浅野史郎さんの心に火をつけよう!」http://asano46.exblog.jp/
 
●テレビ朝日ニュース 02/28 18:16
【都知事候補発表は・・・民主党都連パーティー始まる】
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/poli_news.html?now=20070228181755
民主党が都知事候補を発表する場としていた東京都連のパーティーが、まもなく始まります。28日に初めて出馬に前向きな発言をした浅野前知事は、現れるのでしょうか。
 会場には、続々と人が集まり始めていますが、浅野氏が姿を見せることはありません。浅野氏は、民主党の公認は受けず、無所属で出馬することで、政党色を薄めたいという思いがあるようです。このパーティーに先立って、東京都連の幹部がすぐ隣の部屋に集まっています。ここでは、あくまでも党内から独自候補を出したいとする円都連会長らと浅野氏を支持する幹部らが協議をし、党内外から最善の候補者を選ぶということで一致しました。その結果、民主党としては、浅野氏に一本化する方向です。意中の候補者からことごとく振られ続けた民主党ですが、ここにきて、浅野氏への期待をさらに膨らませています。
 民主党・蓮舫議員:「都民のために、良い政治をして下さる、有力な方だと思っている」
 民主党・松原仁議員:「我々が勝手連的に応援しても、十分に我々と同じ方向に向く。大変にいい候補者だ」
 迷走を続けた民主党ですが、結局、独自候補の擁立をあきらめ、浅野氏を支援することになりそうです。