町田~山中湖~河口湖~精進湖~甲府 | 旬を楽しむ!

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チョビテレ=愛犬チョビ+テレマークスキー からつけました。

先週2年ぶりにロードバイクに乗ったら、急に自転車欲が高まってしまったので、今週末もロードバイクを転がすことにしました。

こういう気持ちになっているうちに、以前から挑戦したいと思っていた山中湖を攻めようと考えました。ルートを検討するうちに、山中湖往復よりも、戻る分、先に進んで輪行で帰って来るのが楽しそうと思い、甲府まで走ってみることにしました。


実走GPSログはこちら↓


高低差グラフはこちら↓



朝5時出発予定でしたが、少し寝坊したのと、チョビに邪魔をされてスタートが遅れます。テーブルの上に置いておいたサングラスをチョビに取られてしまったのです。こうなると、自分の所有物だと主張し、近くに座り込んでウーウー唸って動きません。安易に取り上げようとしようものならガブリと噛みつくのです。仕方なく、ドッグフードを床に何粒かまいて誘導し、サングラスを回収。早朝から疲れます。この騒動で出発は、5時半となりました。


5:39 境川沿いを少し上流にさかのぼってから国道16号線に入ります。オシロイバナがきれいに咲いていました。


5:56 国道16号線。矢部~相模原間には、一部自転車道が整備されています。歩道・自転車道・車道と完全分離すると安全です。残念なのは、短いのと、自転車道が歩道ベースで作られていること。そのため、小さな交差点ごとに段差があり、走りづらいです。結局、車道を走りました。段差のない自転車道にしてほしいところです。


6:25津久井湖着。普段はトビがよく飛んでいますが、まだ上昇気流が少ないのか、トビの姿は見えません。ミサゴも時折現れるとか。こんな近場でミサゴが見られたら幸せなのですが、まだここで見たことはありません。


6:29 県立津久井湖城山公園の山の斜面でキツネノカミソリを見つけました。ヒガンバナの仲間です。夏の里山を代表する花です。



6:47 間もなく、道志みちに入ります。


6:50 いよいよ山中湖への登り道が始まります。山中湖まで46キロ。胸が高まります。




6:56 マタタビの葉。花が咲いているうちは葉の一部が白化して目立つようにして虫をおびき寄せるとか。花期も過ぎ、確かに葉が白から緑に変化しつつあります。おもしろい植物です。この辺りまでは、植物の写真を撮る余裕もありましたが、ここまででした…(^^;


7:17 登り中心で時折下り道もあります。それほどきつくない勾配なので、ゆっくり登っていきます。山伏峠直前がきついとのことですので、余力を残すよう、ペース配分に気をつかいます。



7:34 もう最高地点!?標高451メートルで?よく見たら、神奈川県内部分でのことでした。ここから県境に向けて一気に下ります。


7:44 いよいよ山梨県道志村に入りました。橋から下をのぞくと、きれいな水の道志川が流れています。キャンプをしている人もたくさんいました。



8:09 全長71メートル 高さ34メートルの久保のつり橋。大室山(1588m:山梨百名山)の登山口にもなっています。大室山は、関東で大雪が降ると、物好きな山スキーヤーやテレマークスキーヤーが滑りに来ているようです。私も気になっている山の一つです。滑りに来る時のことを想定し、近くの駐車スペースをチェックしておきました。でも、雪が積もったつり橋をスキーで歩くのはちょっと怖いかも(^-^;


8:31 紅椿の湯。自転車の方割引有って言われても、この後まだまだ大汗をかくんですけど…。往復ピストンをする人向けの事前PRなのかな。


8:53 水田に混じり、ぽつぽつとクレソン畑がありました。道志村は、クレソンの出荷が日本一!らしいです。その割に、国道沿いにはクレソン畑は多くありません。もっと山の方で主に栽培しているのでしょうか。


9:04 やまゆりセンター前の獅子頭共用栓。横浜市水道局が明治20年に創設された頃、イギリスから購入したもの。なんでそんなものが道志村にあるのかというと、横浜市の水源が道志なのです。そのため、横浜市から寄贈されたようです。この共用栓には、センサーが埋め込まれていて、前に立つと水が出てくるしくみになっています。



9:14 道の駅道志に到着。ここで、村の特産クレソンを混ぜ込んだつけ麺をいただきました。うまい。デザートは酒まんじゅう。まだ出来たてで温かかったです。




10:48 山伏峠着。

道の駅からここまでの坂がけっこうきつかったです。少し雨も降り始めてきたので、「雨が強くなったら、それを理由に下山しちゃおう」と弱気になるときもありましたぁ。登りが続くと腰痛が出始め、きつさに負けて途中で一度休んでしまいました。ちなみに、私の鈍足では、他の自転車に抜かれることは何度もありましたが、抜くことは一度もありませんでした。ま、毎度のことですが。

雨雲レーダーを見ると、山中湖は大丈夫ですが、その先、河口湖~甲府は一時雨雲が通過する予測です。とにかく山中湖まで入ってみることにします。



10:50 山伏峠を抜けたら、山中湖村!ここからいっきに山中湖へ下ります。ヒャッホー


11:02 ついに第一目的地、山中湖到着。自宅から66キロ。


11:09 山中湖沿いにサイクリングロードが整備されていました。富士山もかすかに見えますが、雲が多いようです。

弱い雨が降り続いていますが、走っていると風で乾くほどの弱さ。再び雨雲レーダを見ると、今度は、山中湖付近に雨雲が通過しています。雨雲が少しずれたようです。しかし、30分ほどすれば抜けるようです。様子を見ながら走り、雨が強くなったら昼食を食べて雨雲をやり過ごすことにします。


12:19 河口湖着

結局、雨はしばらくしたらやんだので、そのまま休むことなく河口湖まで走りました。山中湖~河口湖間は渋滞もあり、走りづらかったです。

河口湖は、東側はかなりにぎやかですが、河口湖大橋から西の方は、意外にも落ち着いてのんびりしていました。河口湖はちょっと苦手だったのですが、見直しました。

こういう思い込みとかイメージ先行いうのは、よくあるもので、スキー場で言うと、白馬になりますかね。以前は、白馬はチャラチャラしているイメージで絶対行きたくないエリアでしたが、行ってみたら、素晴らしい場所でした。今では、毎年メインで行く場所となっています。ま、今はどこのスキー場もチャラチャラしているところはありませんが。


12:44 奥河口湖から西湖へ向かう分岐。

山伏峠までの登りでもう十分!と思っていたのに、道の先は山に消え、登り道となっています。勘弁してほしいなあ。


13:05 西湖着。バックの富士山は、やはり雲をかぶっています。

富士五湖では、西湖・精進湖・本栖湖でカヌーを浮かべたことがありますが、この湖が大きさも適度で気持ちよく遊べると思います。本栖湖は、水は確かにきれいなのですが、強風が吹くことも多いんですよね。



13:18 西湖から精進湖に向かう道沿いの樹海。

富士山が爆発した時の噴出物の岩で凸凹しています。長年のうちに落ち葉が積もり、樹木も生えていますが、大穴があちこちにあります。以前、友人たちと青木ヶ原樹海探検をした時は、その大穴を何度も踏み抜き、大変でした。落ち葉と大穴の組み合わせが自然の落とし穴となっているためです。深いところでは、数メートルの穴になっているので、樹海探検には、ヘルメットとロープは必携です。


13:30 精進湖着。

今回のツアーで、もっともよかったのは奥河口湖から精進湖の区間でした。国道139号を避けて河口湖沿いから西湖北岸を通っての精進湖までのルートは車も大変少なく、静かなツーリングを楽しめました。村営野鳥の森公園もあり、今度はバードウォッチング目的で訪れてみたいと思いました。

精進湖からはお待たせ!の下り道です。ガンガン飛ばせます。残念ながら前方にトラックが走っていましたので、全開!!というわけにはいきませんでしたが、登りに苦しんだ分、下りは思い切り楽しみました。テレマークスキーツアーと同じ感覚ですが、自転車は登り道で腰が痛くなるので、自転車の登り道はできればパスしたいですねえ。スキーと違い、必ずしも登らなくてもよいわけですから。


14:03 甲府盆地の街並みが見えてきました。


14:16 笛吹川を越えます。間もなく甲府駅です。



14:44 武田信玄公像が建つJR甲府駅に到着!実走131キロ。よく走りました。

駅には、ヴァンフォーレ甲府の旗が並び、この日のホームゲームを観戦に行く人たちが列をなしていました。今回のツアーで、町田から自転車で甲府まで行けることがわかりましたから、いつかゼルビアとヴァンフォーレの試合がある時には、自転車で行きたいと思います(笑)




15:25発のかいじ116号で八王子着が16:30。輪行袋を置くため、車両の最後列の座席を指定しました。電車は思ったよりガラガラ。快適な車内で、ビールと酎ハイで一人乾杯。家人に淵野辺まで迎えに来てもらい、明るいうちに帰宅することができました。