いかに勉強しないで受かるか――10年で資格230個取得・All About 「資格」ガイド鈴木秀明の試験攻略法ブログ

いかに勉強しないで受かるか――10年で資格230個取得・All About 「資格」ガイド鈴木秀明の試験攻略法ブログ

行政書士・中小企業診断士をはじめ10年間で230個の資格をすべて独学で取得し(ついでに東大理科I類も独学で現役合格)、現在All About 「資格」ガイドを務める鈴木秀明による試験攻略法ブログです。勉強法や試験攻略について日々考えていることを適当に書くよーっギャアアア

ご来ブロありがとうございます。
まずはとりあえずプロフィールでも見ていってくださいな。
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彼女は「図書館が一番勉強できる」と言う。

周りに勉強してる人がいっぱいいると「自分も頑張ろう」と思えるからだと言う。


僕が一番勉強のモチベーションが上がる環境は、深夜の誰もいないファミレス。

みんな寝てる時間に自分だけ勉強してると思うと、「周りに差をつけてる」感がテンションを上げてくれる。


まあこんなの結局人それぞれっていうか、考え方・感じ方の違いってだけの話ですけどね。
新選組検定というのを受けたときのこと。

資格・検定試験では、問題文に誤植とかがあって試験問題に訂正が入ることがままあります。
まあ人間が作るもんやからね。国家試験とかでも出題ミスというのはよくある話です。


で、試験問題に訂正が入るときっていうのはだいたい

1. 試験開始前にあらかじめ試験教室の黒板に訂正文が書いてある。

2. 試験開始直後に試験官が試験教室の黒板に訂正文を記載する。

3. 訂正文が印刷された紙が試験問題と一緒に全受験者に配られる。

っていうような対応がされるのですが、新選組検定の場合は1のケースでした。

試験開始時刻よりちょっと早めに試験教室に入ってみると、黒板にこんなことが書いてある。


問93
誤)~の家紋はどれしょうか。
正)~の家紋はどれでしょうか。


これを見てぴんときた。

新選組の誰かの家紋を選ばせる問題が出る!!!

試験開始までまだしばらく時間があったので、ソッコーiPhoneで「新選組 家紋」って検索して適当に調べてから試験に臨んだのですが、はたして4つの家紋から土方歳三の家紋を選ばせるという問題が出ました。

非常に「してやったり」って感じだったわけですけど、実際この試験は合格点ギリギリの70点で受かってしまったので、もしこの家紋の件がなかったら1点足りなくて落ちてた可能性高いわけです(汗)

いや、本当にiPhone持っててよかったよね!!!
まあ別にAndroidやガラケーでも調べられないこたぁないでしょうけど。


というかさすがにここまでラッキーに事が運ぶような機会ってのはそうそうないかとは思いますが、一応ご参考までに。
ふと思ったンすけども、てか人によってまちまちかなとも思うンすけども、勉強してて集中力が乱されるのって、騒音よりもにおいのほうが影響大きいっていうか鋭敏に感じ取っちゃうんじゃないかなって。

周りががやがやしてるとそりゃまあ無音のとこよりは効率落ちると思うけど、しばらくすると慣れてくると思うんですよ。

むしろ、ファミレスとかで勉強してて隣のテーブルにいかにもいいにおいの料理とか少々においのきつい料理とかが運ばれてくると、それだけで一瞬で集中力が乱される。
あと、分煙がしっかりしてないカフェでたばこのにおいが漂ってきたら一瞬でわかりますよねというか、ムッ!?って思いますよねというか、集中力乱されますよね。僕だけかな。

なので、僕は外で勉強するときには極力図書館かカフェ(分煙がしっかりしてるか完全禁煙のとこ)にしてて、ファミレスやマックはできるだけ避けるようにしてるんですけどね。
けど深夜に勉強したい場合は他に選択肢もないし、24時間やってるファミレスやマックに行くことはありますけど。深夜だから他に客いないし。

周りがうるさいのはヘッドホンで音楽でも聴いてりゃごまかせるしむしろ好きな曲聴いてテンション上げることもできますけど、周りから漂ってくるにおいはちょっと防ぎようがないからな。

そういう意味では花粉症の時期のほうが周りのにおいが気にならなくて勉強がはかどったりして?なんつってな
僕はもはやサラリーマンではないので、ぶっちゃけ平日もかなり不規則な生活を送ってます。

で、時期によってすごい遅寝遅起きな生活パターン(6時就寝14時起床とか)になる時期があったり、逆にちょっとリズムが狂うとすごい早寝早起きなループ(21時就寝5時起きとか)に入る時期があったりするんですが、最近は早寝早起きのパターンに入ってしまってます。


で、昨日は14時から試験だったんですけども、朝起きたのが6時で、ちょっと早めに試験会場の近くまで出かけて4~5時間くらい現地のカフェとかで勉強してたんですが…正直すごいダレるね(笑)

起きてから8時間もの間、「試験当日モードっていうか試験超直前期モードッ!!!」て感じのテンションになっちゃってたので、なんかもう試験が始まる頃にはとっくに集中力切れちゃってるっていうか(笑)


「試験当日は試験開始時刻の3時間前くらいに起きるのがちょうどいい」みたいなことはよく言われていて、朝9時とか10時開始の試験だったらそんなことわざわざ言われなくても普通そうなるだろと思うんですが、午後開始というか夕方開始の試験とかでもこれ普通に言えそうな気がしますね。

13時開始の試験だったら10時に起きるのがよくて、15時開始の試験だったら12時に起きるくらいでちょうどいいんでは?

というか逆に、15時開始の試験で7時とかに起きてたら、とてもじゃないけど試験時刻にちょうどテンションをピークにもっていくことなんてとてもできない気がするねぇ。
絶対13時くらいになんかもう集中力切れちゃってる気がする。


ってか、基本的に夕方ってあんま試験やるのに適してる時間帯とはいえないんじゃないかなあとも思いますけどね。


ま、今回の話は、勉強法っていうかかなり雑談に近い感じで。
大晦日から1/2にかけてはあまりにもフリーダムな状況だったり出かける選択肢がなさすぎたりするうえに、あからさまに昼夜逆転してしまっているため、3日連続で夜中にファミレスやマックに出かけて勉強してしまった鈴木です。
新年あけましておめでとうございます。

ってか僕、なんだかんだで毎年正月前後ってこういう過ごし方(ゆっくり勉強とか)してる気がしますけど、正月ってかなり勉強するシチュエーションとしては適してると思うんですよね。以下にその理由をまとめてみたよ。


1.
自由に使える時間の絶対量が多い。

2.
店が閉店しまっくたりしてて街が静まりかえってるので、他にやることがない。

3.
例外的にあいてるファミレスやカフェに入ってもあまり客がいない(特に夜)ので勉強に集中できる。

4.
みんなさすがに大晦日や正月は勉強とか仕事とか忘れて休んでるかなーと思うと逆に「俺はそんな中勉強するぜ!えらいぜ!」とモチベーションがわいてくる。

5.
全国的にお休みムードかつフリーダムな状況なので、仕事とかのことは忘れて勉強に没頭できる。


って感じすかね。

お盆とかだとここまではいかない(ファミレスやカフェが閉まったりまではしない)ので、ここまで恵まれた(?)状況ってやっぱ正月しかありえないんっすよねー。
これはぜひ活用せねば。
今月号のCIRCUSで脳の特集があったので立ち読みしてみたのですが、吉田たかよし先生がなんかいろいろ面白いこと書いてて勉強になりました。

中でも気になったのは「クリエイティヴな仕事は夜のほうがベター」っていう話。

えっ、勉強本とかビジネス本では「クリエイティヴ系の仕事=朝」がもはや定説みたいな感じになってなかったっけ!?と思いつつも詳しく読んでみると、なんか朝は集中力が高まるのはいいんだけどクリエイティヴな仕事には副交感神経の働きも重要とかいう話で、そういう意味ではむしろ夜のほうが向いてるとかどうとか。

クリエイターとか系のお仕事してる人に夜型が多いのは、夜のほうがそういう作業が向いてるから自然に夜型になるともおっしゃってて、まあ言われてみれば確かにそうかもなという気もする。

以上、勉強法とは直接そんなに関係ないかもしんないけど気になったのでメモ書き的に。


CIRCUS (サーカス) 2011年 12月号 [雑誌]/著者不明

¥620
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昨日江戸文化歴史検定2級の試験を受けてきたわけですが、過去問を勉強してたら去年の問題で「テクニックで解ける問題」のちょうど良い例があったのでご紹介します。


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第5回江戸文化歴史検定(平成22年度)
2級 第89問

明和・安永期(1764~81)は、錦絵の登場や黄表紙の誕生、そして『解体新書』の刊行をはじめとする蘭学の興隆など、文化・学術面の画期でした。この明和・安永期は、(い)から(に)のどの時期にあたるでしょう?

寛永―(い)―元禄―(ろ)―享保―(は)―寛政―(に)―天保

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という問題です。

答えから言うと正解は(は)なんすけど、この問題は知識が全くなくてもテクニック(というかなんというか…)だけで解ける問題なのでした。

なぜなら、この年の試験では、他に以下のような問題が出ていたからです。


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第79問

享保6年(1721)の人口調査では、全国の庶民の人口は約2630万人でした。その125年後の弘化3年(1846)の調査でも約2710万人とあまり変わっていませんが、国別にみると変動がありました。では、この125年間に大きく人口が増えた国は、次のうちどこでしょう?

い)薩摩
ろ)常陸
は)陸奥
に)山城

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第55問

右の絵は、歌川豊国の役者絵です。江戸の歌舞伎が華やぎだした天明から寛政期(1781~1801)にかけて大坂で修業し、「生写し」という芸風を追及して渋い役柄で人気を博した、この役者は誰でしょう?

い)2代目瀬川菊之丞
ろ)4代目市川団蔵
は)5代目松本幸四郎
に)7代目市川団十郎

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これ以上はもう言わんでもわかるね…
勉強法とか読んでると「スケジュールを立てろ」「計画を立てろ」とかよく出てきますよね。

まあ個人的には計画って頭の中でなんとなく適当に立てるもので、紙に書いたり具体的に落とし込んだりってことはあまりしないのですが、計画を立てましょうという提言自体は否定しない。


でもあれですよね、目標とか計画って、なぜか知らないけど結局達成できないことのほうが多くないですか?

目標の適正水準ってのも実際なかなか難しいところがあって、「目標は達成可能性7割くらいのものを立てるのがよい」みたいなことも本で読んだことありますけど、僕の経験則からいうと、実際のところ自分で立てた目標がちゃんと達成できる確率ってせいぜい2~3割くらいのような気がする。


で、あれば、だ。

最初っから“目標とか計画ってのは実際計画通りにはいかないものだ”という前提で立てる、ということにすればいいんじゃないかなと。

まあそれはそれでそう簡単なことではない気はしますが、たとえばわかりやすい例でいうと、「月間30時間勉強したい」という目標があるのであれば、1日あたりの勉強時間は1時間ではなく1時間半と設定する、とかね。

月30時間勉強するつもりで毎日1時間勉強することにしてたら、結局10分しか勉強できない日があったりして、終わってみたら月20時間くらいしか勉強時間とれなかった…というようなことってけっこうありがちだと思うんですが、最初から1日当たりの勉強時間を理論値の1.5倍(ここでは1時間半)くらいにしとけば、実際の達成度が7割くらいでもそもそもの目標である「月30時間」ってのは少なくとも達成できると思うのね。


人間って弱い生き物だからさぁ。

自分の力を信じるとか自分に自信を持つってのも大事だけど、一方で“自分の力や遂行力を過信しすぎない”ってのも重要だと思うのね。
All About ForM Daily Tipsに記事提供させていただいてるネタ、本日公開分がこちら↓


もっとも嫌なことを考える ~仕事よりやりたくないことをつくる~


要するに、仕事へのやる気がいまいちわかないのであれば、仕事よりやりたくないことをつくって「あれをやるくらいなら仕事でもするか…」というふうにうまいこと自分をもっていこうぜというある意味究極のモチベーション管理術で、これは「仕事」を「勉強」に置き換えてもそのまま使えるよね、というわけです。

ぜひおためしあれ
勉強法の本を何冊も読んでると、本によって一見全く正反対のことを言ってると思えるようなことが、けっこう少なからずあります。


ひとつ例を挙げると、「過去問は何度も繰り返して完璧に身につける」と言ってる本もあれば、「過去問を何度もやるくらいなら模試や模擬問題集を何種類も解いたほうがいい」と逆のことを言ってる本もある…というようなぐあい。

資格試験の試験勉強においては、「過去問をやる」というのが最も効率の良いやり方だというのはほぼどんな勉強本でも共通認識として書いてあることですが、ひとくちに「過去問をやる」といっても、具体的なやり方はまたいろいろポイントがあったりするので注意すべきです。


で、表題の「過去問繰り返す派」と「過去問繰り返さない派」の話ですが、これについて個人的な意見を述べると、これはどっちかが真理でどっちかが誤りだというわけではなくて、まぁミもフタもないですけどTPOに応じて使い分けるべきなのかなと。

大多数の資格試験ではだいたい過去問を過去5回~10回分もやっときゃ自然と十分合格ラインの知識が身に付くので、フラフラいろんな教材に手を出したりせずにひとつに決めてビシッとやり通せ、ってことを前者は言ってるんだろうなと思います。

しかし、それが通用しない試験があるのも事実。

宅建クラスまでなら過去問繰り返しだけで全然どうにかなりますが、公認会計士とか不動産鑑定士とかの難関資格(や、すごいマニアックなご当地検定とか(笑))になると試験範囲が広く深くなりすぎるので、過去問を最優先でやるべきなのは動かないとしても、過去10年~15年分くらいやったくらいじゃとてもじゃないけどカバーできない。試験受けてみると過去問範囲外のとこから大量に出題されて死亡。ということになります。

なので、過去問も大事だけどそればっかり何度も繰り返すのではなくて、模試や模擬問題集を解くなどして何パターンも問題を解くようにしたほうが良い、というのが後者の考え方。


ということで、どっちも正しいといえば正しいけど、絶対的な真理かといわれるととてもそんなことはいえない、という感じでしょうかね。


深いなあ過去問