ガンについては、まだ医学的にほとんど解明できていない。そんな素性が分からない相手を、勝手に薬や放射線でねじ伏せようとする考えはやめるべきだ。それよりは、元々人間の身体に備わっている自然治癒力を生かすのを最優先にすることだ。


 今日は、私が自身の病を治し、食事療法としてもすすめている献立の一部を紹介しようと思う。


自然食研究所のブログ

 玄米ご飯は、少量の雑穀(ひえ・あわ・きび)と紫黒米と一緒に、二枚蓋の土鍋で2時間以上炊いている。とろろ昆布適量と自然塩で漬けた梅干を1個。たくあんは砂糖を使わず、干した無農薬・有機栽培の大根を、20年ほど管理をしているぬか床に4日ほど漬けたものである。


 副菜は、大根と人参のそぼろ煮。となりの椎茸は、網焼きにして生醤油をかけたもの。季節にもよるが、これにふのりの味噌汁を添えたのが私の普段の食事。根菜の煮しめ、季節の野菜や山菜のおひたしを添えたり、おろした自然薯に生醤油を少々かけて、玄米ご飯と一緒に食べたりもする。


 これが三食続いても栄養が偏ることはない。逆に朝の目覚めが早くなり、身体が快適になるのが実感できる。


 献立には、蔗糖(二糖類)を含んだ野菜、例えば玉ねぎ、長ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、にんにく、にらなどを使わないようにしている。ダイエットにも効果がある食事である。この食事以外、市販されているペットボトル飲料や加工食品は口にしないことだ。また、病気の人は、たとえ手作りでも、血液を汚し身体を冷やす小麦やそばなどの粉を使った料理は食べないようにする。


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 この食事を続けていくと、身体から今まで溜まっていた汚れを出そうとして一時的にだるくなったり、眠くなったり、吹き出物が出たりする場合がある。これを「好転反応」という。詳しくは次回に。