認知症で療養中の南田洋子さん。何度かテレビで拝見しました。昨日の夜のテレビ番組「キンスマ」でも紹介されていました。私が見る限り、今ならまだ食事療法でかなり改善されると思います。


 認知症は、血管が硬化して細くなったり、血管内にコレステロールが付着して血管自体が狭くなり、脳の末端まで血液が流れなくなり、脳細胞が死んでいくのが早まるために起こる病気です。


 原因としては、肉や卵、乳製品などの動物性食品、単糖類・二糖類等の摂りすぎによるものです。また、自然ではない、化学調味料や食品添加物の摂りすぎは体内で分解されることはなく、異物として血液と一緒に流れ込み、脳や他の臓器に悪影響を及ぼしています。そのために、人によっては脳細胞が破壊されるスピードが速まっているのです。また、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸(化学合成油脂)は、血管を詰まらせるともいわれております。


 食事療法としては、私がすすめる玄米菜食(玄米雑穀ご飯、根菜の煮しめ、海藻の味噌汁、ぬか漬け、梅干)を中心とした食事にします。歯が悪い人には、玄米粥に細かく刻んだ根菜の煮しめを混ぜ、梅干、海藻たっぷりの味噌汁、長いものぬか漬けがおすすめです。


 梅干のクエン酸は、体内から老廃物を流したり、カルシウムの吸収を高めるといわれていますので、毎食に取り入れるようにしましょう。時期が遅くなりましたが、フラボノイドが多く含まれるイチョウの若葉を煎じたお茶は動脈硬化を防止したり、血管を拡げる働きがありますので、脳への血行もよくなるといわれております。来年の春にはぜひ試してみてください。


 現代は、20~30代で認知症になる人もいるほどです。欧米型の食生活が続く限り、これからも認知症は増え続けていくことでしょう。


 もしも南田洋子さんや長門裕之さんのお知り合いの方がこのブログを読むことがありましたら、ぜひ本人に教えていただきたいと願っております。