日本の近年の食生活は腎臓に負担をかけすぎると私は思います。動物性食品、果物、精製塩をとりすぎると腎機能が低下し、カルシウムの代謝が弱くなります。そのため、指の関節がふくれて曲がり、痛くなったり、椎間板ヘルニアや骨粗鬆症になることがあります。


 とくに肉類を摂り過ぎると筋肉がかために肥満し、筋も切れやすくなります。最近相撲力士、野球選手などスポーツ選手にケガが多いのはこのためです。毎日肉や魚、高脂肪の食品を摂りすぎていると尿酸ができやすくなります。また、調味料に白砂糖や精製塩、化学調味料を多く使うと、腎臓で尿酸を処理しきれなくなって関節にたまり、痛風になる確率も高くなります。


 これらを治すには第一に食生活の改善が必要です。薬に頼っても、症状を抑えているだけで現状は変わらないのです。元の原因である食生活を改めない限り、改善・完治は難しいでしょう。玄米・雑穀ご飯、根菜の煮しめ、海藻の味噌汁、梅干、ぬか漬け。これらが健康を維持できる食事です。