東芝が〝原発ババ抜き〟の罠に嵌まった2006年、偶然にも?第一次安倍内閣が発足、
そして、第三次安倍内閣のいま 東芝に続き日立までも・・
※ 原発ババ抜き しゃぶり尽くされた東芝、しゃぶられ途上の三菱・日立

2000年台初頭、「海外の原発市場を取りに行く」という方針が打ち出された。東芝はWH、日立がGE、アレバは三菱が応援する。基礎技術は米国でもタービンや原子炉などモノづくりは日本が引き受ける、という「捕らぬタヌキの皮算用」で官僚と業界は盛り上がった。
※ 東芝が米原発産業の「ババを引いた」理由

幻の「原発ルネッサンス」に踊らされた「原子力御三家」
生き残りたければ、泥舟・原発を捨てるしかないのは明白、しかし国策には逆らえない。
※ 日立、東芝、三菱重工「原子力御三家」は原発を捨てられるか

〝原発のババ〟は国内にも・・
大事故を起こした福島原発を含め、いずれ廃炉になる不良債権・原発。
安倍総理ら原子力ムラは、当然?のように国民に押し付けるだろうが・・
※ 原発は筋の通らぬことばかり・・賠償も廃炉費用もライバル新電力に転嫁

関連記事 政府、無謀な日立・英原発運営事業に1兆円支援
原子力ムラ 進退窮まれり? 連携も検討=不採算で継続困難-日立社長
原発と電力自由化は両立しない。【原発支援策】なくば旧電力は経営破たん!

 産経ニュースより
日立、原発新技術から撤退 損失700億円計上へ
【日立製作所は1日、原発の燃料として使うウランを濃縮する新技術を米国で開発している事業から撤退し、平成29年3月期の連結決算で約700億円の損失を計上する方針を明らかにした。将来の需要増加を見込んでいたが、原発をめぐる事業環境は厳しく、想定通りの収益を見込めないと判断した。

 事業は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と合弁で設立した現地法人のGE日立ニュークリア・エナジーの子会社が手掛けており、売却することも選択肢という。3月末までに決定する見込みだ。】一部抜粋

 東洋経済オンラインより
日立はなぜ原発合弁事業を減損するのか? 原発ルネッサンスに踊ったのは日立も同じ
1

【日立がGEと合弁事業を設立する前年の2006年に、東芝が米ウエスチングハウス(WH)を6000億円超で買収している。原油価格の高騰や地球温暖化防止への期待などから原子力ルネッサンスが謳われた時期だ。東芝への対抗もあり、日立は原発の師匠にあたるGEとの関係を強化、日米で合弁会社を設立した。東芝のWHほどではないにしろ「高値づかみ」(買収ではないので“つかみ”ではないが)だったわけだ。

原子力関連では東芝が数千億円の損失リスクを公表したため、700億円は小さく見る。しかし、日立の営業利益の10%を優に超える損失はやはり巨額である。

今回の件からわかるのは、原発ルネッサンスに踊ったという意味では日立も同じだったということだ。

日立は英国で原発プロジェクト計画を進めている。西山CFOは同プロジェクトについて「今まで日本でのプラント経験はあるが、英国では初めてなので実績があるベクテルや日揮などとコンソーシアムを組んだり、いろいろな方の知見を活用してリスク管理は徹底したい」とだけ述べた。

幸い英国プロジェクトのスタートはまだのこと。東芝の失敗、自社の損失から日立が何を学ぶのか。】一部抜粋